映画「リスペクト」ジェニファー・ハドソン

映画「リスペクト」ジェニファー・ハドソン

映画「リスペクト Respect」

 

映画は結構観ている方だと自分では思っているのだけど、今回の「リスペクト」はちょーーーー久々の洋画でした。

映画を観る度にタイトルと誰と行ったのかをつけているノートをさかのぼってみると、前に観た洋画は「ラ・ラ・ランド」なんと4年ちょい前!あらびっくり。

これから観たい洋画もいくつかあるので、「リスペクト」でリハビリ開始!

…と言うにはちょっと重い作品でしたね〜

わたしの年代だとあまり馴染みのないシンガー「アレサ・フランクリン」の人生を題材にした伝記ドラマ映画で、このアレサ・フランクリンの波乱に満ちた半生が描かれています。

アレサ・フランクリンを知らなくても、きっとこの曲なら聞いたことのある方は沢山いるのではないのでしょうか?

サビまで聞いたらきっと知ってる!って思うはず。

 

アレサ・フランクリンとは?

1942年3月25日生まれ、2018年8月16日没(76歳)
出身地はアメリカ合衆国メンフィス。デトロイトで育つ。

父は牧師、母はゴスペル歌手であったが、両親はアレサが幼い頃から別居していた。
アレサは父に育てられ、父の教会でゴスペルを歌う。
1961年ポピュラーシンガーとしてデビューするが大きなヒットには恵まれなかった。
1966年、別レコード会社に移籍。ゴスペル・フィーリングを押し出した方針でシングル曲「I Never Loved A Man(The Way I Love You)」とアルバム「I Never Loved A Man The Way I Love You」がヒットする。
その翌年、オーティス・レディングの「Respect」をカヴァーし全米No.1に輝く。

1987年 女性アーティストとして初めて「ロックの殿堂」入り
1999年 「ローリング・ストーン誌の選ぶ史上最も偉大な100人のシンガー」第1位

その圧倒的な歌唱力で“クイーン・オブ・ソウル” “レディ・ソウル”の異名を持つ

 

 

感想(注・ネタバレ含みます)

アレサ・フランクリン役を演じたジェニファー・ハドソンの歌声が、それはそれは素晴らしかったです。

正直、アレサの曲で知っているのは「Think」ぐらいだったのだけど、初めて聞く曲たちもとても良い曲で、それもジェニファーの歌声で更に心に響いたのかと思います。

物語はアレサが12歳の頃から始まるのだけど、この子供時代のアレサを演じたスカイ・ダコタ・ターナーの歌声もすごかった!

というか、この物語の中で歌う人はみんな素晴らしい。ただ上手ってだけでなく、なんというか心に響く感じ。とても良かった。

って、「歌が良い」ばかりだとちょっとご機嫌な映画に聞こえてしまうかもしれないが。内容としてはかなり重い。

父親と旦那からの束縛、別れて暮らしていた大好きな母の突然死、10代そこそこでの望まない妊娠・出産。

父親の売り込みでレコード・デビューが決まるも売れない苦悩の日々。

ようやくヒットに恵まれ、トップスターになるも自分の心の中にいる「虫」がコントロールできずにもがき苦しみ酒に溺れ、自暴自棄の日々。それらのベースには、黒人差別もあり。

そんな苦悩の日々を救っていた「歌」の存在。

アレサの父の教会に集まる黒人の人々と、自由を求めて歌に思いを乗せる教会中の熱い歌声は圧巻でした。

こうしてみんな、音楽に救いを求めて踏ん張っていたのだろうなというのがとても伝わってきました。

そして最後。エンドロールではアレサ本人がケネディ・センター名誉賞を受賞したときの実際の記録が流れます。

晩年のアレサの歌声は深みがありソウルフルで、なんとも言えないカッコよさがありました。

なんでしょうね。すべてを背負っているような貫禄、大きさ。このシーンを大きなスクリーンで観れたのは本当に良かったなと思い、とても良い気分で映画を観終えることができました。

帰りの車内では、もちろんアレサの曲を聴きながら帰宅しました。

 

みちよメーター
ソウルフル度:5★★★★★
差別絶対反対度:★★★★★

 

映画:リスペクト Respect
監督:リースル・トミー
脚本:トレーシー・スコット・ウィルソン
日本公開日:2021年11月5日

 

映画「リスペクト Respect」公式ツイッター

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