映画「マイ・ダディ」ムロツヨシ
映画「マイ・ダディ」
この映画のコピーは
「娘を救う唯一の方法は、本当の“父親”を探すことだった。」
この一文で、ムロさんの難儀がすぐにわかる。
ムロツヨシ演じる御堂一男は愛する娘と二人暮らしの教会の牧師さま。決して裕福ではないけれど、亡き妻を大切に想いながらつつましく暮らしている。
そんな親子にまさかの宣告。娘のひかりが白血病に。
もう、ここまではコピー読んだだけで簡単に想像できてしまう。じゃあこのあともきっと想像どおりだよね。ムロさんが実の父じゃなくて焦って血のつながったお父さん探してすったもんだするんでしょ?もう観なくても良いんじゃね?なんて風にも思っていた。
でも、観て良かった。
亡き妻を演じた奈緒さんの可愛さ。娘を優しく見つめる眼差し。「あなたの番です」でのあの不気味さは一切なく、愛にあふれている。やっぱり愛って素敵やん?あたたかさに癒やされるやん?
そして、ちょっと頼りなくも娘のためにただひたすら一生懸命な父・ムロツヨシ。彼の誠実な演技は、きっと演技ではなく彼本人が持っているものなのだろうと思える。嬉しかったり悲しかったりのなんとも言えない表情に、ついつい涙腺がゆるんでしまった。(注:基本的にみちよの涙腺はぶっこわれてるんですけどね)
そして一番感じたなるほどポイント!
それは一男とひかりの、血がつながらない秘密。
そっか、そんな理由もあるんだね!単純だけどそういうことってあるんだろうなー、って。新しいことを大発見した気持ちになりました。
あともう一個。
急に小栗旬が出てきてびっくりした!!
宣伝とか見てても全然気づかなかったから本当にびっくり。
サプライズでもなんでもなくわたしが見落としていただけで、改めてポスターとか見るとちゃんと写ってるんだけどね笑
それにしてもこういう役、旬くんぴったり!
裏切らない安定感をみせてくれました。
ちょっと肌寒くなり、暖かさが恋しくなる季節。
ほっこりする「マイ・ダディ」おすすめです。
みちよメーター
涙 度:5★★★★★
意外度:3★★★
映画:マイ・ダディ
監督:金井純一
脚本:及川真実 金井純一
音楽:岡出莉菜
公開日:2021年9月23日
マイ・ダディの公式ツイッターへどーぞ
-
前の記事
はじめまして。みちよ48歳です。 2021.10.06
-
次の記事
映画「マスカレード・ナイト」木村拓哉 2021.10.07