映画「燃えよ剣」岡田准一

　映画「燃えよ剣」

歴史の知識、まったくのゼロ。
もちろん司馬遼太郎先生の原作も未読のわたくしみちよ、無謀にも観てきました「燃えよ剣」

幕末の志士・新選組。その鬼の副長とも言われた土方歳三にスポットをあてたこの作品。とにかくオールスターキャスト。

主役の土方歳三には岡田准一さん、新選組局長・近藤勇に鈴木亮平さん。沖田総司には山田涼平さん。芹沢鴨に伊藤英明さん、斎藤一に松下洸平さん、徳川慶喜に山田裕貴さん、そして土方の想い人に柴咲コウさんととにかく豪華な座組！

物語はフランス軍事顧問のジュール・ブリュネからの質問に答える晩年の土方の語りから回想するという形で進んでいきます。なので全体的にドキュメンタリーのようでした。

イベントごとに土方がそのときの心境を語りながらその当時を見せてくれるので、流れはとてもわかりやすいのですが、歴史にうといどころかまったくわかってないみちよにはちんぷんかんぷんの部分もあり。いや結構わからなかった(ˉ ˘ ˉ; )　

なのでその場その場を楽しむことに徹しました。

そういう意味では薄ぼんやりとした浅い知識のみちよ的にはキャストの皆さんものすごいナイスキャスティングだったのではないのかなと思いました。

新選組局長でげんこつが口に入ると言われていた近藤勇の鈴木亮平さん、慕っていた相手でも隊の規約に反するものは冷酷に首を落とし、だけど子どもたちと楽しく遊んだり冗談も言ってたという沖田総司に山田涼介さん、酒好き女好き、傲慢な芹沢鴨を伊藤英明さん、などなどキャラクターが生き生きしているのでその点でとても楽しめました！

もちろん岡田准一さんの鬼の局長と言われるほどの新選組の取りまとめ方、ブランディング力、そして戦うことで前に進んでいく姿は本当に素敵でした。

実際の土方は背が高くスラリとしていたという一説もあるので、その点ではちょっと岡田くんとは違うかなと言う気もしますけど、まー、キレキレのアクションとあの土方の眼差しをみたら…全然気にならない！と思いました。（そこまで深く新選組のことを知らないからかもしれませんが）

とは言え、実は気になったキャラクターも。

それは山田裕貴さん演じる徳川慶喜。

こちらの映画「燃えよ剣」では、ちょっと優柔不断で「どうしよ、どうしよ」って感じで、それでいて超勝手な感じで物事を進めていく。

現在NHKで放送中の大河ドラマ「青天を衝け」での徳川慶喜は草なぎ剛さんが演じ、賢くカリスマ性のある落ち着いた人物なので、歴史にうといみちよはもう大混乱。

え、名前が一緒なだけで違う人なの？（そんなことはない）

改めて歴史の勉強をちゃんとしなくてはと思いました。

でもわからないなりに、池田屋事件あたりのバタバタした展開とか、幕末の混乱した時代ってきっと実際もこうだったんだろうな、なんて思えてリアルな感じがして良かったです。

今回この「燃えよ剣」を観てとても幕末に興味が湧いたので原作本を読みたいと思ったのですが、まずはみなもと太郎先生の漫画「風雲児たち」から勉強を始めたいと思いました( ◜ᴗ◝)