映画「ルパン三世 カリオストロの城 4K/ルパンは今も燃えているか？」

　映画「ルパン三世 カリオストロの城/ルパンは今も燃えているか？」

「ルパン三世」のアニメ化５０周年記念のリバイバル上映で、ルパン三世の映画化第二弾である名作「カリオストロの城」を観てきました。「カリオストロの城」は、実は家族みんな大好きなのに、ちゃんと観たことがないのは私ひとり。家では何度もビデオやテレビ放送を流してるんですが、わたしはなんだか集中して観ることができないんですよね〜

１０月１日の公開日から２週間限定での公開なので、２週間もあれば余裕で行けると思ってたのに…時が経つのって本当に早いですよね。

ということで、この機会を逃してはならぬと公開終了日ギリギリに行ってまいりました！

同時上映は、OVAの「ルパンは今も燃えているか？」

ルパン三世モノをほとんど観たことがないみちよには、「〜燃えているか？」はちょっとわからないネタが多くて「往年のファンはきっととても楽しんでいるのだろうな」という感想にとどまるのですがお待ちかねの「カリオストロの城」はなるほど、公開からなんと４２年経ったいまもファンが絶賛するのがよくわかる！！わたしもすっかり魅了されてしまいました。（ちなみに平日の午前中だったこともあり、客席に若者は皆無。ほぼ５０代オーバーのおじさま・おばさまが訪れている印象でした）

細かいストーリーについてはわたしのようなにわかファンが語るまでもないので割愛しますが、やはりさすが宮崎駿監督！細部にまでわたるこだわりぶりに本当にわくわくさせられました。この作品があったからこその「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」なんですね！

さてさて。それにしても今回改めてじっくりと観て感じたのは、登場人物がみんなとても上品だなと。
主人公ルパンはもちろん、その仲間である次元大介・石川五エ門・峰不二子、そして銭形警部も。
なんでしょーね。泥棒という闇の世界で生きる者たちだけど、なんでも盗めば良いってわけじゃなくちゃんと見極めている。銭形警部も追い続けているルパンを目の前に、手錠をかけたい気持ちをおさえてまた別の不正を暴こうとする。

そしてなんと言ってもヒロイン・クラリスの上品さ！
暗闇の中、クラリスのもとにやってきたルパン。その気配に気づいたクラリスの一言。

「どなた？」

あんまりにも上品で素敵でびっくりしてしまいました。

だって自分の部屋の暗闇に、誰かいる！？ってちょっとビビっている状況で「どなた？」なんて落ち着いて言えるのだろうか？さすがお姫様だなとただただ関心。

また往年のレジェンド声優陣にも歓喜！

ルパン一味の皆さんがメンバーチェンジしてもとても違和感ない移行で、言われなければ気づかないぐらいの感じだったけど、それでもオリジナルメンバーの皆さんの声に妙にうれしくなりました。

そして！ジョドー役の永井一郎さんと、庭師役の宮内幸平さんの声には更に歓喜。

あれ？悪い顔してるけど波平さん！？　あれ、こっちにはアルムおんじがいる！？？？

ふとしたところでこの声優さんてあの人？って気づいたときって、旅行先で知り合いに会えたような妙なテンションになっちゃいますよね。

そういった意味でも、とっても楽しい映画鑑賞でした！

みちよメーター
ワクワク度：５★★★★★
お上品度　：５★★★★★

映画：ルパン三世 カリオストロの城　4K
監督：宮崎駿
脚本：宮崎駿、山崎晴哉
音楽：大野雄二
原作：モンキー・パンチ
公開日：2021年10月1日から２週間の限定公開

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カリオストロ城を見に行きたいな