朝ドラ「舞いあがれ！」12月14日第53話あらすじ・感想

1. 「舞いあがれ！」今日のあらすじ
2. 「舞いあがれ！」今日の感想

「舞いあがれ！」今日のあらすじ

雨が降る航空学校
「最終審査まであと５日」

部屋で勉強する倫子と靴を磨く舞。
中澤が離婚届を出してしまうのかと話しているうちに、倫子の様子からなにかまだ中澤に言いたいことがあるのではと舞。
2人で中澤の部屋へ向かうと離婚届の入った封筒を持って出てきた中澤。
雨も降っているしもう少しあとにしませんかと、話そうと提案する舞と倫子。

中澤は最終審査の前に余計なことを考えたくないと離婚という決着をつけようとしている中澤に、倫子は出したところでまだもやもやするでしょと言い放つ。
中澤はパイロットになって家族を養うことの何が不満なんだと言う中澤に、倫子は中澤の妻・美幸さんの夢を聞いたことはあるのかと問いかける。
「あいつの夢は俺を支えること」と答える中澤に本気でそうだと思っているのかと、まず最初に理解しなきゃいけないことがあると、中澤が男だから、子供を持った女がパイロットを目指そうとしたら誰が応援してくれる？と、世の中の風潮を口にする。

そうしたことを中澤は全然わかってないと言う倫子に「別に俺がそうしたわけじゃない。男が稼いで女が家庭を守る。そう決めたのは世の中だろ。」と中澤。
その言葉に、手にしていた飲み物を中澤にぶちまける倫子「だから私は変えたいの！変えるためにここにきたの。自分の人生を世の中に決められたくない。男も女も関係ない。」
涙が出るのを見られないように顔を背け、顔をゴシゴシと拭く倫子「私がパイロットになりたいって思ったように、美幸さんにもやりたいことがあるかもしれない。中澤はこれまでそういう話を聞いてこなかったんじゃない？中澤だって気づいてるんでしょ。美幸さんの気持ちから目を背けてたってこと。逃げずに美幸さんと向き合うべきだと思う。中澤ならできるよ。」

疲れたように中澤の部屋から出てきた倫子と舞。
倫子は言いすぎちゃったかなと落ち込んでいるが、舞はかっこよかったと、倫子が強い思いでここにきたことを知り「私も見習わな。」

部屋でくしゃくしゃにしてしまった美幸への封筒を見ながら考えている中澤。
部屋を片付ける吉田に、こんな大事な時に迷惑をかけてすまないと謝る中澤だが、吉田はそんなことないしきっと倫子もそうだと答える。
吉田にレターセットを貸してくれないかと頼み、美幸に手紙を書いてみると中澤。
机に向かい、手紙を書く中澤。
＜数日後　美幸さんから返事が来て2人で話し合うことになったそうです。＞

机に向かい勉強をしている舞。携帯電話が鳴り出るとなにわバードマンの鶴田先輩。
笑顔になる舞。
鶴田はテレビでイカロスコンテストは観たかと、今年もなにわバードマンは大活躍だったと話が弾む。

鶴田はどうやらうめづで飲んでいるようで、「ちょっと待ってな」と向いにいる人に携帯電話を渡す。
電話を受け取る刈谷。久しぶりだと話し始め、テレビを観ていたら岩倉が飛んだスワン号思い出したと言う。
刈谷「俺は忘れんけん。岩倉があん時みんなを連れて飛んだこと。」

舞が大学時代、スワン号で記録飛行に挑戦した時の回想シーン。
必死にペダルを漕いで琵琶湖の上を飛んでいる様子。

刈谷は、あの時舞がスワン号を飛ばすんだってしつこく自分を連れ戻しに来たと、そのあとの設計やり直しや部員たちの徹夜、鶴田の号泣を思い出を話す。
刈谷「で　岩倉は今　飛んどうとや。」
はいと答える舞に、「それやったらスワン号の奇跡はまだ続いとるってことたい。今でも岩倉は俺たちのパイロットやけん。なにわバードマンの魂忘れちゃいかんよ！」

電話を切り、机に飾っているなにわバードマンの集合写真を見る舞。
大河内からの「なぜパイロットになりたいか。目指すべきものはそこにあるはずだ。」という言葉を思い出す。
写真立てを見たまま考えている舞に、倫子が何見てるのと話しかける。
舞「人力飛行機のパイロットした時のです。あの時　みんなの期待背負ってそれにちゃんと応えたくてとにかく必死でした。けど空飛んでみたらホンマにプレッシャーなんか忘れるぐらい楽しくって…。空ってこんな景色なんや。こんな楽しいんやって…。みんなで一緒に飛んでるからどこまでも行けるんやなって。ホンマに嬉しなったんです。」
今も、倫子や柏木、吉田と中澤、水島もいてみんなで一緒に飛んでるから強くなれてると思うと話す舞「倫子さん　最終審査　一緒に頑張りましょう！」
笑顔でうなづく倫子。
＜空への思いを新たに最終審査に臨みます。＞

[ つづく ]