朝ドラ「舞いあがれ!」11月18日 第35話 あらすじ・感想
「舞いあがれ!」今日のあらすじ
自分の気持ちをしっかりとめぐみと浩太に伝え、航空学校へ行くことを許された舞。
<舞ちゃんの思いがめぐみさんと浩太さんに届いたちょうどその頃…>
喫茶店のテーブルに向かい合い座る、久留美とその母。
久留美は母から毎年届いていたバースデーカードの束を見せると「大事に持っててくれたんやね。」と母。
幼い久留美。
寝転がる父親にくっついていると母親は出ていってしまう。それに気づき涙目の久留美。
喫茶店で母に、なぜ自分と父親を置いてったのかと聞く久留美。
母は置いていくつもりはなかったが、佳晴がラグビーができなくなった時に、仕事ができるようになるまでしっかり支えようと看護師の仕事に復帰して頑張って働くようになったが、引き換えに佳晴はどんどん無気力になっていってしまった。
その姿に、自分がいたらどんどんあかんようになると思ってしばらく実家に帰ると伝えると「せいせいするわ。お前と一緒になれへんかったら俺もっとマシな人間やった」と言われたという。
母は久留美と家を出ようとしたが、その時久留美に「行けへん。私はお父ちゃんとおる。」と言われ、そのまま出ていったと言う。
久留美は、本当はその時、お父ちゃんといるといえばお母ちゃんは出て行かないのではと思いそうしたのだと言う。
母も何べんも帰ろうと思ったが1人で生きる道を選んでしまったと謝るが、久留美はその気持ちはわかる気がする、お父ちゃんは全然変わってない、仕事も長く続かないし文句ばっかり言い自分で頑張ろうとしない。あの時お父ちゃんとおると言ってしまったから頑張っていると泣く久留美。その隣に移り、久留美の背中をさすりながら話を聞く母。
幸せになれるのかなと言う久留美によう頑張ってると肩を抱く母。久留美は自分もお母ちゃんと同じ看護師になるために看護学校に通っているという言葉に、驚く母。
<そして、大阪でも…。>
閉店しているうめづの戸を開け帰ってきた貴司。
雪乃はすぐに貴司の元に駆け寄りぽこぽこと頭や肩をどつき始める。
雪乃「心配したんやで!」
勝は雪乃をなだめつつ、貴司も座りと席につかせる。
向かい合って座る3人。
勝「まだしんどいか?」
首を小さく横に振る貴司「しばらく考えたいねん。どないして生きていくか。」
雪乃「お母ちゃんは、あんたに普通に幸せなってもらえたらええねん。」
貴司「その普通が僕には難しいんよ。」
そんなこと今まで言わなかったと言う雪乃に、「我慢してた。けどもうそれやめたいねん。旅しながらその土地で働いて、自分の居場所を探したいねん。」
何言うてんの、わからへん、わかる?取り乱す雪乃。勝は「わからんけどな。お前がそう言うんやったらやったらええ。で、答え見つかったら教えて。お父ちゃんもお母ちゃんもお前のことわかりたいねん。」それでええか?と雪乃に聞くと雪乃もうなづく。
ありがとうと言う貴司に「こっからおらんようなってもな、お前とバッファローズはいつまでも俺の希望の星!」
冗談半分のように言う勝にくだらないことをと突っ込む雪乃。そんなやり取りを困ったような笑顔で見る貴司。
さくらのみじょカフェ。
席でお茶をする舞と浦。
さくらはもう帰ってしまうのかと、どうしてみんないっちゃうんやろとむっちゃんの話を始める。
さくらの彼氏、むっちゃんが新しい仕事でしばらく海外に行ってしまったと不満を言っていると、浦も若者たちは出ていってしまうと役場職員としても頭を悩ませているよう。
舞が一太のことを聞くと、一太は木戸の造船所で働きたいようだと話す。
船の修理をしている木戸。一太も横にいて手伝っている。
貴司のことを舞のフィアンセだと思って一太が落ち込んでいたと木戸はからかう。
舞が一太に船の仕事したいのかと聞くと、一太は木戸のようにみんなの船を修理できるようになりたいと話す。
一太も舞に何になりたいのか聞くと、舞はジェット機のパイロットになりたいと答える。
木戸・一太「ばえ〜!」
仏壇に手を合わせる浩太。
その様子を見ていた祥子に気づき、浩太は勝手にすみませんと謝る。
そして改めて2人で向き合って座り、「めぐみさんを大阪に連れていったことを許してください。」と頭を下げる浩太。
浩太はめぐみのおかげで子供たちや工場のこと、ここまでやってこられたと、自分がめぐみを幸せにするつもりが幸せにしてもらいました。でもその分お母さんには寂しい思いをさせてしまって申しわけありませんとまた頭を下げる。
祥子は、めぐみはすぐに帰ってくるとおもっていたけど帰ってこなかった。「それが寂しくて、嬉しかった。あん子も頑張ったやろ。浩太さん、めぐみを幸せにしてくれて、あっがとね。」
頭を下げ合う2人。
そんな2人を影から見ているめぐみ。めぐみも涙を流している。
祥子の船に乗り、帰っていく3人。
祥子が舞に声を掛け、空の飛行機を教える。
飛行機を見上げ、笑顔の舞「きっと、飛んだるで。」
涙を流している。
[ つづく ]
「舞いあがれ!」今日の感想
人の気持ちって、改めて聞いてみないとわからない。
久留美がお父ちゃんといるって言うから置いていってしまった。だけど久留美は本当はお母さんに一緒にいてほしかった。
貴司は普通でいることが辛かった。でも口にしていなかったから、雪乃は気づいていなかった。
めぐみのことを反対を押し切って大阪へ連れていってしまった。でも祥子は寂しいけど嬉しかった。
聞いてないからわからないこと、でも渦中だと言えないこと、時間が経ったから言えること、理解できること。そういうこと、いっぱいあるよなぁ、一言で何かが変わっていたのかもしれないのに、ってこと。だけどそう思えるのは時間が経ったからなんだよね…。なんてね、朝から色々考えてしまいました。
だけど若者たちの未来は明るい!
来週はいよいよ舞が航空学校での訓練が始まりますね。
華大さんも言ってたけどしばらくはキャラクターを覚えるのにも忙しそう。
でもなにわバードマンのように、すーっと馴染んでいけるかな。その辺の塩梅も楽しみです!
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