朝ドラ「舞いあがれ!」11月16日 第33話 あらすじ・感想

朝ドラ「舞いあがれ!」11月16日 第33話 あらすじ・感想

「舞いあがれ!」今日のあらすじ

いなくなってしまった貴司を探しに五島にやってきた舞と久留美。
2人は貴司が見たかった景色、大瀬崎灯台の夕焼けを目指す。
たどりついた灯台で貴司を見つけ、ホッとする2人。

NHK朝ドラ 舞いあがれ!公式Twitterより

貴司「わざわざ来てくれんでも良かったのに。僕は元気やで。」
この景色を見たら自分も変われるかと思ったと言う貴司「何か…しんどなってしもてん。」
入社して1年、営業成績が最下位のままで責められるようになり、それが突き刺さって痛くてしゃあない、そんな中でも八木のおっちゃんに話して凍った心を溶かしてもえてた。
それがおっちゃんがおらんようになり、そしたら会社に行く足がすくみ行けなくなってしまった。
どうしようか焦っているうちに何でか昔舞からもらった絵葉書のことを思い出したという。
周りに溶け込んでうまいことやろうとして空っぽになってしまった僕には何にもないという貴司に、舞と久留美は優しすぎるだけだと話すが、貴司は「人とぶつかんのが怖いだけや。せやから人に合わせて自分のホンマの気持ち心の奥に仕舞い込んで自分が何やりたいんか何好きなんかわからんようになってしもた。」と返す。
舞「しんどかったんやな」
久留美にここに来て何してたんと聞かれた貴司「三日間 ここにおってん。最初は白い波ばっか見ててな。ほんなら海の色がきれいやなって気ぃついて…。近くから遠くへどんどん青色が濃くなってくん見てた。海の果てまで見てたらそっから空が始まってた。無限の青やで。空が暗なったら浮き上がるように星が見えてきてん。ただの闇やと思てた空にこんなぎょうさん星あったんやなって。今まで狭い世界しか見えてなかったんやな…。来てよかったわ。」

祥子の船から降りる貴司、舞、久留美。
貴司は舞が暮らしていた島にいっぺん来てみたかったと話す。
久留美におばあちゃんかっこええなと言われ「やろ?」と喜ぶ舞。

祥子の家。
雪乃に、電話で貴司がいまお風呂に入っていると報告する舞。雪乃はホンマおおきにと感謝している。
どれくらいで帰ってくると言ってるのか聞く雪乃に、「気持ちの整理がついたらって言うてた。」と舞。
雪乃が話すそばに、勝もいて電話の様子を伺っている。
電話が終わったところに玄関を開け、入ってくる一太。
久々の再会に喜ぶ2人。
祥子から、急な客だから持ってけと魚を持ってきた一太。
風呂から出てきた貴司に挨拶され、動揺して祥子から一緒に夕飯食べていくよう言われても早々に帰ってしまう。

食事をしながら貴司の話を聞く祥子「それで逃げてきたのか」
祥子の言葉に「そんな言い方」と咎める舞だが、「逃げてきたとは事実やろうが。ちゃんと認めた方がよかぞ。」と言う祥子。淡々と「はい」と答える貴司。
そして「認めたら楽なりました。やっと凍った心が解けてきた気ぃします。」五島で初めて笑顔になる貴司。


貴司は五島にきて空や海を見て、こんな色だったきれいだったと思い出して、違う自分になりたくて五島に来たのに今のままでええんやって思えたと話す。
貴司「空にこんだけ星があることも知らんかったくせに世の中のことはもう全部わかった。もうええって思ってました。」
貴司の言葉に笑い始める祥子「舞 面白か幼馴染たいね。難しいことはわからんばってんここに来てよかったごたっね。」
貴司は文学青年なんだと話す舞に、祥子は変わりもんだといい、また舞に言い過ぎだと怒られる。
祥子は、そんなに腫れもんのように扱わないで良いと返しながら、貴司にも「周りに合わせんでよか。自分のことば知っちょる人間が一番強かけん。変わりもんや変わりもんで堂々と生きたらよか。」
その言葉に、ほっとしたような笑顔になり「はい」と答える貴司。
久留美と舞も2人のやりとりを笑顔で見ている。

並んで見ている3人。
これからどうするのか舞に聞かれ、ホンマの自分のままいきて行ける場所がこの広い世界にあるかもしれない。その場所を探したい、もしかしたらないかもしれないけどいろんな場所に行って見たい、そして歌を詠むと答える貴司。
貴司は手帳を取り出し2人に見せる。
昨日の晩、星を見てたら自然と出てきたと言う。

「星たちの 光あつめて 見えてきた この道をいく 明日の僕は」

貴司の短歌にカッコいいと言う2人。
しかし貴司は真剣な表情をし、「まずはおかんとおとん 説得せな。」
その言葉に、久留美も表情を強ばらせる。
久留美「私もお母ちゃんに会うてくる。福岡におんねんて。」
舞「私も頑張るわ。お母ちゃんにはあかん言われたけど。パイロット諦めへん。」

舞の部屋で子供の頃に作った模型飛行機を見ながら考えているめぐみ。
浩太がやってきて、舞から五島に残るとメールが来たと伝える。
めぐみ「舞のことどないしたらええねやろ。ようわからへんねん。」
浩太「なぁめぐみ 舞ともっぺん話しおうてみたらどうや。迎えに行こうか。五島に。」
驚くめぐみ。

 

[ つづく ]

 

 

「舞いあがれ!」今日の感想

祥子ばんば、やっぱり良いなぁ。

変に腫れ物を扱うような態度をしないの。

だから貴司もすごく素直に気持ちを出せたんじゃないかな。「(逃げたことを)認めたらスッキリした」って聞いた時わたしもほっとしました。

貴司の短歌も素敵だったなぁ。「星たちの 光あつめて 見えてきた この道をいく 明日の僕は」

真っ暗闇に、とんでもなく光り輝く明るい道が見えてくるよう。脚本家の桑原亮子さんの詩がとてもよんでみたくなりました。

そして久留美と舞もクリアしなくてはいけない、親との会話。

みんな、ちゃんと気持ちが出せますように。。。

 

 

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