朝ドラ「舞いあがれ!」11月8日 第27話 あらすじ・感想

朝ドラ「舞いあがれ!」11月8日 第27話 あらすじ・感想

「舞いあがれ!」今日のあらすじ

<記録飛行まであと3日となりました。>
ベッドからむくりと起き上がり、体重計を用意する舞。
ドラムロールが鳴り、体重計に乗る。
メモリが止まり、44kg。ドラムの音もジャン!と鳴り響く。
笑顔の舞「やった…。やったー!」

笑顔で一番乗りに部室に入る舞。とても嬉しそうな笑顔。
由良もすぐにやってきて「おはよう」と声をかけられ「ええご報告が…」
言いかけたところで由良が松葉杖をついていないことに気づく。
舞は自分のことのように「よかったですね!」と喜ぶ。
由良も嬉しそうにありがとうと言いながら舞の良い報告を聞く。
44kgを切ったと言う舞に、よう頑張ったなと心から一緒に喜ぶ。
食事制限もあと3日の我慢だと言う舞に、由良は記録飛行の前日には炭水化物をしっかりとって体にエネルギーを蓄えるためにあと2日だと由良。
「はい」と返事をしながらニコニコしている舞に「いま何食べようか考えてるやろ。」と由良。
「なんでわかったんですか。」とハッとしながら、由良に「まだ気ぃ抜いたらあかんで」と言われ「はい」と答える。
早速、今日の練習は本番と同じ180Wで1時間漕いでみようと由良。

59分47秒。ストップウォッチの表示を見ながら「いける、あとちょっとや」と舞を励ます由良。
舞は必死にバイクを漕いでいる。
周りには部員たちが全員集まり舞を見守っている。
ストップウォッチに1時間の表示がされ、「よし!終わり!」と由良。
鶴田「1時間や!」
部員たちが笑顔で拍手する。
舞も嬉しそうに「ありがとうございます」と答える。

ノーサイドでバイト中。
扇風機で風に吹かれながら「おにぎり、サンドイッチ、スパゲティ…」
次々に食べ物をつぶやきながらニヤニヤしている舞。
そんな舞を見て「何やってんの?」という津田に、久留美が「明日が本番前日やから炭水化物解禁らしいです。」と説明すると、納得する津田。
そんな会話が聞こえ、「トレーニングもお休みなんです!」と笑顔の舞。
津田「えらい元気ええなぁ」
舞「お昼前にミーティング行ったらあとは炭水化物が待ってます!」

のんびりとした足取りで部室に向かう舞。
部員たちが集まり何かやっている様子に、慌てて部室に入り「私 遅刻しました?」
鶴田「してへん。俺らがはよ来ただけ。準備があるからな。」
玉本「たこ焼きパーティーの準備や。」
みんなでせっせとたこ焼きの準備をしている。
焼けたたこ焼きを皿に載せる鶴田。玉本が受け取りサッとソースを塗る。
刈谷が受け取り鰹節をかける。
日下部「華麗なる連携プレーやな。」
先輩たちの様子に驚いている1回生たちに、2回生たちがなにわバードマンは毎年学園祭でたこ焼きの屋台をすると説明する。
西浦「そやから見てみ」
華麗にたこ焼きを返していく空山の手元。
できたたこ焼きを「岩倉 久しぶりやろ 食べ。」と差し出す由良。
舞は嬉しそうに受け取り「お先に頂きます」と口にする。
あっつ!と言いながらも「おいしいです!」と嬉しそうな舞。

たこ焼きを食べる手も少し落ち着いた頃。
たこ焼き器で野菜を焼いて食べる刈谷。
渥美「先生!たこ焼き器で野菜焼いた人がいます!」
刈谷は炭水化物は頭の回転鈍くすると、「別によかろうが」と答えるが、玉本がそんなことない、と反論すると、刈谷「そらもともと鈍かったらわからんやろ。」
玉本と刈谷が言いあいするのをにこにこと見ている部員たち。
鶴田「もうええから。ここでな こんなんできんのもこれが最後かもしれへんで。」
その言葉に鎮まりかえる部員たち。
しまった!という感じでしどろもどろに「って思うんもう10回目ぐらいやねんけど。」とフォローを始める鶴田。
イカロスコンテストに出られないとわかった時、由良が怪我した時、壊れたスワン号見た時、刈谷が出て行った時、俺はここで引退やぁと何べんも何べんも諦めかけた。それがこうしてみんなそろって明日と迎えれるなんてな、と感慨深く話す鶴田。
玉本「ホンマは俺もいっぺんだけやめよか迷った。元カノに、飛行機か私か選んでって言われてん。」
一同間髪入れずに「そら飛行機や!」
玉本「けど やめへんかってホンマよかった。スワン号が飛ぶん見られへんとこやった。」
スワン号を見ている由良。その様子に気づいた舞が声をかける「由良先輩?」
由良「奇跡やわ。壊してしもたのにまた会えた。」
鶴田「奇跡の復活やな。」
西浦「そもそも人間の力だけで飛ぶっちゅうんが奇跡ですよ。」
渥美「ダ・ヴィンチも叶えられへんかった夢やで。」
日下部「僕らは明日奇跡を起こすんですよね。」
盛り上がる部員たちに、刈谷は冷静に「バカやないとやお前ら。簡単に奇跡って言い過ぎったい。めったに起きんけん奇跡って言うっちゃろ。人力飛行機が飛ぶんは奇跡でも何でもなか。物理法則で説明できる。」
静まりかえる部室。
刈谷「この俺が設計したけん。玉本がよかプロペラ作ったけん。鶴田がチームをまとめたけん。スワン号は記録を狙えると。ここにおる全員がそうたい。1人でも欠けとったらスワン号はこんなにも高性能じゃなかった。明日全員が集合してスワン号を飛ばす。ただそれだけのことたい。けど それを…奇跡って言うんじゃなかとか。」
全員静かに聞いていたが、鶴田が刈谷に駆け寄り後ろから脇の下にちょっかいをだす。玉本も「ロマンチスト刈谷ぁ!」と顔を両手で包みぶるぶるとする。
やめろや!と言う刈谷。3回生の姿を笑顔で見る見ている部員たち。
舞も笑顔で見ながら目には涙がたまっている。
男子部員たちは「飛べ!スワン号!」と盛り上がっている。舞はしみじみと見ている。

電気を消した舞の部屋。
机の上には部員からの手書きメッセージが入ったウェアが用意してある。
布団の中の舞。寝付けずに鶴田や由良、刈谷の言葉を思い出している。
寝返りを打ち、目に入るばんばのばらもん凧。

電話が鳴り、すぐにでる祥子ばんば。
舞からの電話に驚く。
祥子「まだ起きちょっとか。明日は大事な日やろ。はよ寝らんば。」
寝られないと言う舞に、だったら布団の中でじっとしてたら良いと言うが、それでも寝られないと舞。
舞「サークルのみんながどんだけ頑張ってきて、どんだけ時間かけて、どんだけ心込めて飛行機作ってきたかって考えたら…。その大事な飛行機を私が飛ばすんやで。 怖い。」
祥子「舞なら大丈夫っち みんな信じとるとね。じゃけん舞も自分ば信じて飛べばよか。」
祥子の言葉に小さくうなづきながら舞「わかった。」
祥子「明日 ぎばっとぞ。」
その言葉に笑顔になり「うん」と答える舞。

琵琶湖に朝焼けが射す。
<とうとう記録飛行の日がやってきました。>
スワン号が準備をしている部員たちのもとに、バイクを漕いでやってきた舞「おはようございます!」
組み上げられたスワン号。その上を飛ぶとんび。
舞が静かに見ているとやってきた由良「どっち? あんなふうに空飛びたいなぁか、簡単に飛びすぎてなんか腹立つか。」
舞「どっちもです。」
刈谷も「調子良さそうやね」と声をかけ近づいてくる。
由良「ボートで追っかけるからね。」
刈谷「何も心配せんでよか。」

スワン号の準備が整い、各自が持ち場につきながらも落ち着かない様子の部員たち。
舞はスワン号に乗り込み、目を瞑り深呼吸をしている。
鶴田がやってきて、優しく声をかける「岩倉 大丈夫か?」
舞の大丈夫と言う言葉を聞き、トランシーバーで「みんな いくで。」と鶴田。
鶴田「岩倉 今や いけ!」
舞「はい」
じっと前をみながら深呼吸をひとつして各部のオッケーを聞き、気合の入った声で「ペラ、回します!」
ペダルを漕ぎ始めた舞「3、2、1、ゴー!」
舞の声に合わせて部員たちがスワン号と一緒に走りだす。
鶴田の指示で、玉本と西浦がそれぞれ掴んでいたひもを「せーの!」で手を離す。
ふわりと浮かぶスワン号。
スワン号が琵琶湖の上を飛び始める。
漕ぎ続ける舞。

NHK朝ドラ 舞いあがれ!公式Twitterより

 

[ つづく ]

 

 

「舞いあがれ!」今日の感想

舞の心の支え、祥子ばんば!

難しいことを言わずに、シンプルに背中を押してくれる感じはさすがです。

そして、最初に言ってた布団の中でじっとしてたら良いってのも昭和感あって懐かしかった…。

わたしもそう言って育てられましたわ笑。

さて。苦しい減量とトレーニングの日々を乗り越え、ようやく記録飛行。

ふわっと飛びましたねー。

テスト飛行でも一度飛んでるのは見てるんだけど、さらに浮上感を感じたなー。

きっと撮り方のちょっとした工夫がされてるんでしょうね。

それと、そっか、紐から手を離すと浮かぶのね、ってのもわかりました。

人力飛行機の世界、奥が深い。

毎年なんとなーく見て、それでも泣けていた鳥人間コンテストですが、来年からはずっと号泣してしまいそうです。

というか、なにわバードマンの皆さん出てくれないかな?

明日から琵琶湖の上で頑張る舞ちゃん。

やっぱり涙無くしては見れなさそうです。

 

 

朝ドラ「舞いあがれ!」