朝ドラ「舞いあがれ!」11月2日 第23話 あらすじ・感想

朝ドラ「舞いあがれ!」11月2日 第23話 あらすじ・感想

「舞いあがれ!」今日のあらすじ

<岩倉舞の朝は早い。>
目覚ましを止め、起き上がり朝の支度を始める。
<朝食の前に体重を測り、>
<食事は低カロリー、高タンパクにこだわる。>
公園をバイクで突っ切る舞。
<片道20kmの通学は貴重なトレーニングの時間。>
<大学についてからもトレーニングは続く。>
<彼女がこれほどまでにストイックに頑張るのには理由があった。>

スワン号の設計をし直し、記録飛行までに目標体重の44kgまで5kg体重を減らすこと、190wで50分バイクを漕げるようになることと舞に告げる刈谷。
驚いて目を見開く舞。

部室のパソコンに向かう刈谷をカメラが映す。
イヤそうにカメラを見る刈谷
<なぜあんな過酷な目標を?>
刈谷「190wで50分飛べる、体重44kgのパイロットが2ヶ月後に必要やけん」
<なぜ2ヶ月後?>
質問にめんどくさそうな刈谷。
鶴田が部室に飛び込んできて、代わりに笑顔で答える。
鶴田「記録飛行の日です!」
鶴田は部室を歩きながら説明を始め、一人ひとりの部員が映され役割と氏名、年齢がテロップで紹介される。
鶴田「その日までに目標をクリアできるよう岩倉はトレーニングを重ねます。飛行機は2ヶ月後のパイロットに合わせて作るんで…。岩倉が目標に到達でけへんかった場合、彼らの努力は水の泡となります。」

舞のアップ。妄想から現実に戻るようにハッとして頭をブルブル振って、改めて部室のバイクを漕ぎ始める。
<岩倉舞 18歳。パイロットへの道のりはまだ長い。>

お弁当の最後の一口を名残惜しそうに食べる舞「お昼ご飯 一瞬で終わった…」
悲しそうな顔から一転、笑顔に変わり携帯電話を取り出してどこかにかける。
五島の祥子ばんば「人力飛行機のパイロット!舞が飛ぶのかね。ばえー!すごかねぇ。」
おたがいに近況を話し、祥子からさくらのカフェがオープンしたと聞き「がんばったね」と舞。
祥子はこれからさくらのところに手作りジャムを届けに行く、舞にも送るねと話すが、舞は困ったように「けど」と言いつつも「なんもない。」と電話を切る。

さくらのカフェ「みじょかふぇ」にジャムを陳列する祥子。
ちょうど木戸もやってくる。
祥子は木戸に腰の調子は大丈夫かと聞くと「まあなんとか。ゆっくり休んでられんけんね。」
さくらも木戸がいないと漁師たちも困ると言うと、木戸は跡継ぎでもおればゆっくりできると話す。
息子の健一は会社を辞める気なく、島に帰って来ないと言う木戸に、長崎の高専を来年卒業する一太ならどうかとさくら。機械いじり好きだし中学の時にずっと木戸のところに入り浸っていたしというさくらに、まんざらでもなさそうな顔をしつつも若者は都会に出たがるだろうと木戸。
木戸は話しを替え、祥子に舞はどうしてるか聞く。
祥子は嬉しそうに、舞が人力飛行機のパイロットになり琵琶湖の上を飛ぶと話すと驚く木戸とさくら。

「祥子ばんばのジャム」のパッケージを見る浩太。
手に持つ食パンにはたっぷりとブルーベリージャムが塗られている。
そこに帰ってきた舞。浩太は日曜日もトレーニングかと感心している。
浩太はテーブルの上の祥子のジャムにももやあんずもあるのかと見ている。
めぐみも向かいの席に座りながら「これはあんず」と美味しそうに食べている。
まだ瓶を見ている浩太「五島のめぐみやて。」笑うめぐみ。
ジャムに気づいた舞に、めぐみは食べないかと言うが首を振る。
舞「たべへん。パンにジャムってカロリー高いし。」
うま!と笑顔の浩太。めぐみもあっさりしてて美味しいで、ちょっとやったら大丈夫や、食べ、食べとパンにジャムを塗って舞に差し出す。
ほな…ちょっとだけと席に着く舞。
いただきますと笑顔の舞。大事そうにかぶりつき、たまらない顔になり「美味しい〜」

岩倉螺子の事務所。
貴司がパソコンに向かっている。
忙しいのにきてもらってごめんなと言うめぐみに、貴司は営業よりもホームページを作る方がずっと楽しいからありがたいと話す。
「小さいネジの、大きな夢」
ホームページに書かれた言葉を見て、良いスローガンだと貴司。
浩太はもっと長くしたかったのだとめぐみが話すと「けどこの方がええと思います。短歌とか俳句もそやけどぎょうさん言葉使うより短い方がかえって気持ち伝わるし。」
貴司の言葉に「説得力あるわ」とめぐみ。
貴司は目頭を押さえながらあくびをし、少し疲れているよう。

大学の授業中。
居眠りをして船を漕ぎ始そうな舞。
後ろの席にいる日下部は舞を心配して後ろからつつくが舞は目を覚さない。
教師も問題を出し、誰かわかる人と教室を見回すうちに居眠りする舞に気づき、歩いて近づいてくる。
日下部は教師が舞を指すのを阻止するようにサッと手を上げて問題に答える。
チャイムが鳴り、舞を指すのを諦めた教師「よし今日はここまで。」
目を覚ます舞、頬を軽く叩きながら「寝てしもた。」

部室でバイクを漕ぐ舞に、ストップウォッチを持った鶴田が「よし、ここまで。」と声を掛け、漕ぐのを辞める舞。
鶴田はデータを見ながら「うん、ようなってる。この調子や。体重はどない?」
舞「まだまだです。」

ノーサイドでアルバイトをする舞。
<トレーニングのかたわら週に2日はアルバイト。>
お客さんにショートケーキを出すとお腹が鳴ってしまい、お客さんの小さい子に「食べる?」と差し出されてしまう。
貴司がやってきて、何か書き留めている。
その様子を見ている舞と久留美。
なんだか貴司の元気がないと心配し、ご飯に誘おうと2人。
舞はおかわりがいるかと聞きながら、もう会社に戻らなくてはという貴司に今日一緒に夕飯食べようと誘う。
席を立ち出ていく貴司。舞がテーブルを片付けていると、貴司が紙ナプキンに書き留めたメモを見つける。

お好み焼き・うめづ。
向かい合って座る舞と久留美。
メニューを睨みながら、なかなか選べない舞。
雪乃が決まったかとやってくると舞「おばちゃん、油と炭水化物抜きのネギ焼きできる?」
雪乃「舞ちゃん、それならネギ齧った方が早いで。」
貴司が帰ってくる。

鉄板で焼かれたネギ焼き。
勝は舞のリクエスト通りに味はしらんけどプロテインは入れたで、と話す。
喜んで食べ始める舞。美味しそうに笑顔になる。
そんな様子に笑う久留美と貴司。
舞はノーサイドで詩を書いてたやろと、紙ナプキンを渡す。
紙ナプキンには「干からびた犬」
その文字を見て、久留美「こわ!貴司くん大丈夫なん?」
貴司「大丈夫や。ただの詩ぃの一つや。」
心配そうにする久留美と舞に、貴司「干からびた犬いうんは僕のことや。いま僕な営業成績最低やねん。会社にはノルマがあってな 僕だけクリアでけへんくっていつもめっちゃおこられんねん。けど八木のおっちゃんにいわれてん。それでええって。」
八木「息がでけへんぐらいしんどい時に生まれるのが詩ぃや。もがいてたらええんや。」
貴司「せやから、もがきながら詩ぃ書いてみよか思てんねん。」


<貴司くんを励ますつもりが逆に励まされた気がした舞ちゃん。>
<ダイエットのつらさも少し軽くなったようで…>

体重計に乗る舞。
ノートに46.3kgと書き込み「あと2.3」
<岩倉舞のパイロットへの道のりはまだまだ続きます。>
電気を消し、布団に入る舞「おやすみなさい。」

 

[ つづく ]

 

 

「舞いあがれ!」今日の感想

日下部、ありがとう!

居眠り舞ちゃん、救われました。

舞ちゃんがどれだけ頑張っているかわかっている仲間のフォロー、本当にありがたいよね。

そして一足早く社会に出て、苦い思いをしている貴司くん。

そんな貴司の近くで、その思いから詩ぃが生まれると教えてくれる八木さん。

あの頃から、ずっと良い関係が続いているのがわかって嬉しいなぁ。

そしてそして!五島の皆さん、元気そうで嬉しい!!

木戸さんは腰を痛め、跡継ぎ問題をうっすら感じていそうだけど…。貴司くんじゃない?

漁師になるのは難しそうだけど、機械いじりが得意な貴司くん、いまから木戸さんに弟子入りしたら船の調整もできるようになるんじゃないかなー。

何よりも、街にいるよりも五島の穏やかな空気が似合いそうだなって思えます。

若者たちの未来の姿、とっても楽しみです。

 

 

朝ドラ「舞いあがれ!」