朝ドラ「舞いあがれ!」10月28日 第20話 あらすじ・感想

朝ドラ「舞いあがれ!」10月28日 第20話 あらすじ・感想

「舞いあがれ!」今日のあらすじ

スワン号のテストフライト。
機体がふわりと浮かび上がったと思うとすぐに墜落してしまう。
部員たちが駆け寄ると、壊れた機体に挟まり痛がる由良。

部室に戻った部員たち。
どうして機体が落ちたのかと佐伯が刈谷に聞くが部員たちは止める。
それでも原因はすぐに突き止めなくてはと言いながらも離陸時の風のせいではないのか、由良の操縦ミスなのではと険悪な空気が流れる。
そんな中、刈谷は由良なら対応できると思って尾翼の幅を大きくしすぎたと自分のせいだと話す。
静まり返る部室。

病室。
怪我をした足を吊った状態でベッドから窓の外を見つめる由良。
鶴田が笑顔で入ってくる。
スワン号の心配をする由良に、スワン号よりも自分の体を心配せぇと鶴田。
由良は骨折で完治まで2ヶ月かかると話す。
鶴田は極めて明るく「大変やな」と由良の顔を覗き込み、謝る由良になにわバードマンで起こったことは全部自分の責任だと話す。
由良は突風に焦って操縦桿を強く握りすぎた自分のせいだと言う。
鶴田は怪我を治すことだけ考えろと由良が好きだと言うパンを渡す。
由良は退院したらトレーニングを再開するからなんとか記録飛行ができないかと懇願するが、それは無理やろと鶴田。
鶴田は由良の飛びたい気持ちはわかるけど来年もあるだろうと説得するが、由良は自分が飛びたいのではなくスワン号を飛ばしたい、先輩たちの最後の夏をこんな風に終わらせたくないと泣きながら訴える。

岩倉家の食卓。
浩太とめぐみが向かい合い夕飯を食べている。
そこに帰宅する舞。
遅くなると聞いていためぐみが驚いて舞に聞くと、舞は予定が変わったと話し、浩太にテストフライトについて聞かれ「うまいこといけへんかった。離陸した後、落ちてしまったん。」
浩太「パイロットは?」
舞「足ケガして いま病院。」
気の毒だ、心配だと浩太とめぐみ。

なにわバードマン部室。
鶴田から由良が全治2ヶ月、自分の考えではスワン号を直して予定通りテスト飛行をしたいと話すが、刈谷は即座に「あ?お前自分が何言うかわかっとうとや。」
刈谷の言葉にもめげず、今から機体を直したら間に合うかもしれへんという鶴田に、刈谷「急いで直した飛行機でまた事故起こしたらどうするとや!」
スワン号の構造に問題があるわけではないから元通りに直したらちゃんと飛べると鶴田「それはお前が一番よう知ってるはずやろ。」と刈谷に伝える。
2人のやり取りに、玉本「仮にスワン号を直せたとしてもパイロットどないすんねん。」
鶴田は陸上部や自転車部から探すと言うが、飛ばせれば良いものではない、由良だから徹夜もできたと部員たち。
藤谷が去年のパイロットの鶴田先輩が乗れば良いのではと提案するが、スワン号は由良の体に合わせて作っているから鶴田では大きすぎるし重すぎると刈谷。
日下部「では、岩倉は?」
舞ならいけるのではと佐伯は推すが、1回生には荷が重すぎる、トレーニングも間に合わないと鶴田。
刈谷「よし!なら これで終わりたい。今年のなにわバードマンは。」
鶴田「由良の願いやねん!俺もスワン号ちゃんと飛ばして終わりたいんや。」
刈谷「無理やっていいようのが分からんとや! 未練たらしくあがくんやったら勝手にすればよか。けど俺はごめんや。引退するけん。」
部室を出ていく刈谷に、日下部「僕もやめます。刈谷先輩がおらんようになるんやったら僕ももうここにおる意味ないです。」
一礼して出ていく日下部。藤谷も「俺も」と出ていく。
なすすべがなく残された部員たち。

岩倉家食卓。
浮かない表情でお茶を飲む舞。向かいでめぐみがパソコン仕事をしている。
思い切ったように口を開く「お母ちゃん。私な人力飛行機のパイロットやろかなて迷てるんや。」
危ないんじゃないのか、何で舞がやらなあかんのというめぐみに「私がやらへんかったらスワン号飛べへん。みんなが一生懸命作った飛行機やねん。」
めぐみ「みんなのために舞が無理すんの?」
その言葉に何も答えられない舞。

眠れずにベッドで寝返りをうつ舞。外が白じんでいる。

由良の病室を見舞う舞。
由良は思い詰めたように窓の外を見ている。
舞が声を掛けると笑顔になる由良「岩倉来てくれたん。遠いのに。」
フルーツの盛り合わせのお見舞いに「やっと見舞いっぽい見舞いもろたわ。」
サイドテーブルを見ると飛行機関係の雑誌が何冊か。部員からのお見舞いだと言う。
舞がベッドの横に座ると由良はスワン号壊してしもてごめんなと謝り始める。
謝ることないと言う舞に「飛ぶとこ、見せたかったんやけどな。」
舞は思い切ったように「私にパイロットできると思いますか?」
由良「どやろな。大変やで。」
舞「先輩見てたからトレーニングが大変なんは分かってます。」
由良は首を振りながら「トレーニングだけやない。ほんまに大変なんはみんなの期待を背負うプレッシャーや。楽しいだけではすまへん。苦しいことの方がずっと多い。それでもパイロットやりたい、ほんまにほんまに思うんやったら やったらええ。」

NHK朝ドラ 舞いあがれ!公式Twitterより

夜明けの自室。
自分でスケッチしたスワン号の絵を見て何かを決意している舞。

部室に向かう舞。
入ると空が1人で作業をしている。
舞「なんで?」
空「7つ。これまでに僕が触れた人力飛行機は7つ。6年前 1回生ん時に作った飛行機がナイトバード号。部員が26人もおってよ みんなのアイデアが詰まったおもしれえ飛行機になった。5年前に作ったんがターミガン号。安川先輩がプロペラの作り方を変えたかい えれぇ飛ぶようになったとよ。イカロスコンテストで3位。このスワン号のプロペラはターミガン号の魂を受け継いじょる。もうずっと前に卒業した安川先輩が3日寝ずに考えた構造やかいね。こんスワン号が僕が触る最後の人力飛行機。ここは僕の居場所やったっちゃけどもう卒業して地元の宮崎に帰らんといかん。きれいやとよ。飛行機が空を飛ぶ時 長い翼がしなって本当にきれいやと。僕はスワン号が飛ぶところを見たいとよ。」
リブの形を整え始める空。
舞は翼を見つめている。

授業後?部室にやってきた舞。
鶴田が1人で黙々とトレーニングをしている。
舞に気づいた鶴田は足を止め、作業はしばらく休みだと伝える。
舞「はい。先輩。私にパイロットやらせてください。」

NHK朝ドラ 舞いあがれ!公式Twitterより

 

[ つづく ]

 

 

「舞いあがれ!」今日の感想

なんでしょう。今週も毎日泣いてしまいました。

取り立ててものすごい山場があったり絶望的な出来事もない、想像の範囲内のただ気のいい若者たちの青春を見つめているだけなのに。

必要以上に盛り上がるでもないのにこちらの気持ちが勝手に上がってしまう。

スワン号のテスト飛行は失敗してしまい、部員たちもバラバラになってしまったけどみんなの気持ちわかるなぁ。

中途半端に続けるよりはと断ち切る子、あの人がいないならと去る子、それでもなんとかみんなの夢を叶えたいと模索する子、先輩たちの思いを引き継ぎスワン号に夢を描き黙々と作業を続ける子、自分に出来るのならとみんなの夢を背負おうとする子。

みんな素直でいい子。美しくて泣ける。

意を決してパイロットになることを決めた舞。

来週はトレーニングが始まる模様。由良先輩が言ってたようにみんなの期待を背負う重圧をどのように乗り越えていくのか?

楽しみに月曜を待ちます!

 

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