朝ドラ「舞いあがれ!」10月27日 第19話 あらすじ・感想
「舞いあがれ!」今日のあらすじ
居酒屋でお酒を部員たちに出す空。
その様子に驚く舞に、刈谷たちが空さんは1回生ぐらいの時からずっとこの店でバイトをしていると説明する。
配られたビールやジュースを掲げ「飛ばすで!」と乾杯する部員たち。
各テーブルで飲んだり食べたりと部員たちが楽しんでいる。
由良と鶴田が2人で話しているテーブルを見つめる舞。
そんな舞に玉本「どっちが気になる? 鶴田か、由良か。」
舞は由良が食べていないことを気にしていると、刈谷は「未来の由良」、今よりもっと軽くてもっと体力のある由良に合わせてスワン号は設計していると説明する。
だから由良はそのためにトレーニングと減量を頑張っているという説明に、目を輝かせながら由良を見つめる舞。
由良の席から鶴田が立つのをみて由良の元へ行く舞。
由良は自分は食べていないのに舞を気遣いテーブルの食べ物を食べるよう促す。そして「リブ作んのうまなったな。」
舞の横にやってきた玉本「岩倉。かわいそやけど由良にはもう鶴田っちゅう恋人…」
玉本の言葉を遮るように由良「いてません。」
玉本はだけど鶴田は由良のことが好きだから必死で走り回って記録飛行の段取りをつけていると話す。
そんな玉本を横のテーブルから佐伯がなんですぐくっつけようとばかりするんですかと突っ込むと「プロペラばっかり作る青春に潤いが欲しいんや」と玉本。
佐伯は彼女いるでしょと突っ込むが、西浦「玉本先輩は振られたばっかりや。」
渥美「それはそやな。飛行機ばっかり作ってたらデートする暇もない。」
しまったという顔の佐伯「すんませんでした。」
舞も含め、無言の玉本に気まずそうな後輩たち。
いびきをかく玉本に西浦「寝てんのかい!」
少しホッとしたような一同。
一回生・日下部「人力飛行機作るのこない大変やて思いませんでした。」
そんな言葉をきっかけに、一回生たちのバードマン、浪速大学に入った動機が語られる。
それぞれ刈谷や鶴田をイカロスコンテストのテレビ放映で見て憧れたと言う話のあと、舞にもなんで入ったのか聞く。
舞ははっきりした理由はないけど小さい頃から飛行機が好きだと話し、特に好きな飛行機をずっと描き溜めてきたとスケッチブックを見せる。
次々とページをめくり、古い小型飛行機から新しいジャンボジェットまでさまざまなスケッチに盛り上がる部員たち。
最後のページに描かれたスワン号の完成予想図に、「この白鳥にはよ会いたいな」「明日から気合い入れて作るか。」「俺たちなにわ、バードマン!!」声を合わせ拳を上げる部員たち。
<テストフライトに向けて急ピッチで準備が進められていました。>
部室で黙々と作業する部員たち。
コックピットを削り出す部員、力が余って穴を開けてしまう「あーーー!!」
刈谷「やっちゃったか〜。しゃあない また最初からたい。」
一からのやり直しにショックを受けながら周りの仲間に「ごめんな」と謝るも、温かい空気。
舞も「だいぶ慣れたから次はもっとはよ削れるで。」
そんな様子を笑顔で見守る先輩部員たち。
1人で黙々とバイクを漕ぐ由良。
タイマーの音に足を止め、休憩しようとするところに舞がやってきてペットボトルを差し出す。
横に座った舞「あの…先輩はなんでパイロットになろうと思ったんですか?」
由良は小2から小6までピッチャーで四番だったと子供の頃に野球をやっていたことを話す。
けど中1の時に打順が下がり始め、渾身の力を込めた球も簡単にうたれてしまうようになったと、まわりの男子たちの体が大きくなり、それまで負けたことがなかったのに差が出て悔しかったと話す。
中2で野球をやめてぼんやりしていた時に図書館で見つけたアメリア・イヤハートの伝記。
<アメリヤ・イヤハートは、女性で初めて大西洋横断飛行に成功したパイロットです。>
<数々の輝かしい記録を打ち立てましたが1937年 世界一周飛行に挑戦中消息を絶ちました。>
由良はイヤハートの言葉を読んでたら、女でも男に負けへんことができると元気が出て、自分もパイロットになって誰よりもでっかい飛行機飛ばしたろそう思った、スワン号のパイロットは夢の第一歩だと語る。
その言葉にまた目を輝かせる舞。
そんな舞に由良「岩倉はなんでここにおるん?」
舞は飛行機が好きだけど周りに飛行機の話ができる友達がいなかった、だから今、ここでみんなと飛行機の話しながら作業すんの楽しいんです。」
その言葉に笑う由良に「志 低いですかね?」
由良「そんなことない。イヤハートが『なんで飛ぶん?』って聞かれた時、いつもなんて答えてたか知ってる? 『ただ楽しいから』 そやから岩倉もそれでええんちゃう。」
暗い部室。カレンダーに「テストフライト!」の文字。
<テストフライトの日がやってきました。>
<舞ちゃんたちは夜が明ける前に集合して>
<飛行機のパーツを大きなトラックで滑走路まで運びます。>
部室からコックピットらしき大きなパーツを運び出す舞たち。
暗い滑走路。機材を車が取り囲み、ヘッドライトて照らしている。
<なにわバードマンOBたちも応援に駆けつけ>
<みんなで組み立てて夜明けの風が止む時を待つのです。>
夜が明け、組み上がった飛行機を見つめる舞。
由良も来て「美しい飛行機やな。」
感慨深げな舞。
飛行機に乗り込む由良。舞がサポートしている。
席につき、外にいる舞に目をやり微笑みうなづく由良。
舞も笑顔でうなづく。
コックピットから右翼、左翼、胴体、指示出しを大声で一つ一つ確認していく由良。
由良「ペラ回します!フライト1本目いきます!」
漕ぎ始め、プロペラが回っていく。
由良「3、2、1、ゴー!」
機体を支える部員たちが走り人力飛行機が滑走路を進んでいく。
飛行機がふわりを浮き、走りながら笑顔の舞「飛んだ!」
滑走路を大勢の人が走り飛行機を追いかける。
しかし飛行機の機体は少しずつ左に下がっていく。
鶴田「由良! おい 由良!」
衝撃音がして、舞の走るスピードが上がる。
飛行機は滑走路から左に逸れたところに墜落し、部員たちが駆け寄っていく。
[ つづく ]
「舞いあがれ!」今日の感想
いやー、いい子たち。
部員みんないい子だなぁ。
失敗しても穏やかに「もう一回」と伝える先輩、次はもっと早くできると励ます仲間。
高い志なんてなくても、「楽しいから」って気持ちがあれば良いと認める先輩。
美しすぎる、尊い世界。泣ける。
良い年になってきたからなのか、我が子と同年代の話しだからなのか、こういう良い子たちにとんと弱くなっている私です。
しかし…由良先輩、大丈夫?
まさか怪我とかしてないよね?
それで舞にパイロットがバトンタッチって…実は前々から予想していたことだけど、由良先輩の人となり、頑張りが見えちゃった今は、絶対に由良先輩に飛んで欲しいという気持ちしかない!
どうかどうか、無事で本番を迎えられますように!!
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