朝ドラ「カムカムエヴリバディ」4月6日第110話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
2022年。条映映画村を浮かない表情で歩くひなた(川栄李奈)。
NHK小川からの、ラジオ英語講座の講師になって欲しいというセリフの回想。
虚無蔵(松重豊)「おひなではないか。」
ご無沙汰していますと挨拶するひなたに「うむ。堅固で何より。」
今日は撮影だがその前に後進の指導が控えているという虚無蔵。
虚無蔵「なんぞあったか? ここへやって来たるは何かに思いを巡らすためであろう。」
ひなた「かなわへんなぁ虚無蔵さんには。『ラジオで英語教えてみませんか』て言われたんです。けどそんなんやったことあらへんし…。」
虚無蔵「おひな。そなたが鍛錬し培い身につけたものはそなたのもの。一生の宝となるもの。されどその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。御免。」
去っていく虚無蔵を見送るひなた。
偕行社のコンサート会場のテーブルでおはぎを食べる健一(世良公則)、勇(目黒祐樹)、木暮(近藤芳正)、和子(濱田マリ)。
みんな口々に美味しいと言っていて嬉しそうな健一。
健一「横須賀におったときからの気に入りの店じゃ。今日のスポンサーになってくれとる。」
勇「えっ。そねん遠くの店が。」
健一「いやいや。岡山の百貨店にも入っとるんですよ。」
会場が暗くなり、ピアノの演奏が始まる。和子がソワソワし始めライブが始まる。
ジャズが鳴り響く。控室で神妙な面持ちのるい(深津絵里)。落ち着かないようにタクシーに乗っているひなた。空港のエスカレーターに乗るアニー(森山良子)。
控室にいる桃太郎(青木柚)の携帯電話が鳴り、出るとひなた。
ひなたはいま新幹線でもうすぐ新神戸に着くところ。間に合うか分からないが、ゲートをくぐってしまったらおしまいだからと慌てている。
空港を歩くアニーとジョージ(ハリー杉山)。
空港に着いたひなた。「アニーさん? ジョージさん? いてますか!?」とひと目もはばからず、大きな声で周りに呼びかけている。
曲が終わり、喜び拍手している客席の和子たち。
じっとソファに座っているるい。ジョーは部屋を歩いている。携帯電話を持ち、じっと見ている桃太郎。部屋の時計を見上げると13:50。
桃太郎の携帯が鳴り、急いで出るとひなた。
ひなた「あかんかった…。おばあちゃん行ってしもた。ごめん。」
桃太郎「分かった。お疲れ様。」
答えたあとも、そのまま動けない桃太郎。るいが気づいて歩み寄り、携帯を受け取る。
るい「もしもし?ひなた。ご苦労さんやったね。ありがとう。」
ひなた「ごめんお母ちゃん。堪忍や。けど居場所は分かったんやさかい こっちから連絡したり 会いに行くことはできるえ。」
るい「もうええんや。お母さんのことや。アメリカへ帰ったらキャリアもなにかも捨てて… そのまま姿消す思う。そういう人やさかい。私のお母さんは。」
るいの言葉を聞いて肩を落としているジョー(オダギリジョー)。
るいとの電話を切り、空港のベンチに座ったままうなだれるひなた。
コンサート会場。慎一がマイクで「さぁ 皆さんお待ちかね いよいよ本日のメインイベントです。トミー北沢&大月錠一郎です!」
会場の健一たちのテーブルに、桃太郎も一緒にすわっている。会場は大きな拍手と歓声でトミー(早乙女太一)たちを迎える。
トミーとジョーたちの演奏が始まる。
テーブルについた面々が音楽を楽しんで体でリズムを取っているが、木暮は今にも号泣しそうな顔でステージを見ている。和子も少し目が潤んでいる。
笑顔でピアノを演奏するジョー。
控室で、出番を待ちながら鏡の前に座るるい。少し物思いにしている。
とぼとぼと偕行社に向かって歩くひなた。
偕行社の入り口にあるクリスマスジャズフェスティバルの看板の前で、偕行社を見上げているアニー。
アニーを見つけたひなた「おばあちゃん!」
ひなたに気づき、慌てて走り出すアニー。ひなたが追い、待ってと言うが聞かずに走りつづける。
鏡の自分を見つめるるい。幼い頃の「二度と会いとうねぇ。」「I hate you.」と安子に言った時の安子の絶望の表情を思い出している。
商店街を走るアニー。追いかけるひなた。
脇腹を押さえて走るひなた「おばあちゃん… 鍛え方が違う…。」
控室でパールのイヤリングをつけるるい。
ドアが開き一子が「サッチモ。」と声をかけ入ってくる。嬉しそうに立ち上がり「遠いところわざわざ」と頭を下げるるい。
一子「ううん 構へん。 いまさっき客席で木暮さんに会うたわ。懐かしいて泣いてしもうた。」
るい「客席に行かはったんやったら何でここに?」
一子「桃ちゃんが 『お母ちゃんとこ行ったって』て。」
その言葉に微笑みながら、頷くるい。
一子「何かあったんか?」
街の中を走るアニーとひなた。
ステージではトミーとジョーのステージが続いている。2曲めの演奏が始まる。客席も盛り上がっている。
走るアニー。追うひなた。
演奏の様子。客席の様子。控室で一子がお茶を点てる様子が音楽に合わせて次々に切り替わっていく。
控室のるいと一子。
るい「今日は… お母さんに届けるために歌うつもりやった。けど… お母さん自身が もう私に会わへんて決めてるんやったら…。歌う意味あるんやろか…。」
岡山城の前を走るアニー。
一子「私も分からんわ。そのお茶に 意味があんのかどうか。」
一子が点て、るいの前に出したお茶を見る一子。
ひなたが商店街を走る様子。
一子「けどな 意味があんのかないんか分からんことをやる。 誰かのことを思てやる。それだけでええんとちゃう?」
茶碗を持ち、一礼し飲み始めるるい。ほっと一息付き、笑顔になる。
走り続けて稔(松村北斗)との想い出の神社にやってきたアニー。足がもつれ、倒れ込んでしまう。
生まれたばかりのるいが安子の隣に寝かせられている様子。稔が残していった「命名 るい」の半紙を広げる回想シーン。
膝をついたアニー。震えて泣きながら「るい…。」
そして地面に倒れてしまう。
[ TO BE CONTINUED ]
「カムカムエブリバディ」今日の感想
アニーさん逃げないで〜!!!
78歳安子のまさかの激走!!
グーグルマップで調べたところ、岡山の偕行社(総合グラウンドクラブ)から岡山城までは2.7Km。歩いて34分の距離。更にそこから護国神社まで2.2Km。
ひなたが「鍛え方が違うわ」と言ってたけど…スーパーおばあちゃんすぎる笑
最後、あの想い出の神社で倒れちゃったけど…明日無事に回復し、るいの出番に間に合うのだろうか?
ていうか、ジョージどこ行った? ジョージが一緒にいてくれてたら、こんなに長距離を走らないでも説得してくれただろうに。
それにしても。るいの「そういう人やさかい。わたしのお母さんは。」って言葉。
長い間離れていたけどちゃんとわかってるんだな…。そしてそれを受け入れるるいは、やっぱり安子の娘なんだな。
いよいよ始まったトミーとジョーの演奏。久々のステージシーン、やっぱりカッコいい。
そして木暮さんの感慨深げな涙。ジーンとくる。本当に心の底から心配し、ジョーの復帰に喜んでいるのが伝わってくる。
ベリーさんもるいに正直な言葉で寄り添い…。良い話。
しかし気になるおはぎの「㈱たちばな」の件。
え? 横須賀? そんで岡山の百貨店にも卸してるって? それだけかいな。 たまたま「たちばな」さんなだけ?
まだまだ残っている疑問とるいと安子の再会。あと2回。バッチリ収まるのか?そして虚無さんは今日で出番が終了か?
楽しみに待ちます。
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