朝ドラ「カムカムエヴリバディ」4月4日第108話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」4月4日第108話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

ピアノを弾く老人の手。

美味しそうなトーストと、添えられたあんことバター。

コーヒーをいれながら「おいしゅうなれ おいしゅうなれ」とるい(深津絵里)の声。

[Dippermouth Blues]のカウンターの中でコーヒーをいれている年を取ったるい。ジョー(オダギリジョー)はピアノを弾く手を止め、譜面に音符を書き入れている。

電話が鳴り、るいが取ると空港を歩くひなた(川栄李奈)で、関空にいると言う。

るいが京都と東京、どちらに帰るのか聞くと京都に帰ると。

ジョーもひなたからの電話を喜び、電話をするるいのいるカウンターにやってきて腰を下ろす。

ジョー「またこっちに寄りや」

声を掛けられ「はーい」と答えるひなた。るいが電話を置く。

ジョーに用意したトーストを渡しながら「『朝ドラ』の時間やで。」とるい。

テレビをつけるジョー。「カムカムエヴリバディ」のオープニング「アルデバラン」が始まる。

テレビ画面に映る「サムライ・ベースボール」の映画のCM。2004年1月公開とテロップが出ている。

<映画「サムライ・ベースボール」の公開が近づいていました。>

モモケンのサイン会の景品の準備をしているひなた。マット・ロリンズのサインも準備してあると榊原(平埜生成)に伝えている。

ひなたは明日から有給を取るため、榊原に「こないな忙しい時に。」と謝っているが、榊原はずっと休み無しでこっちこそ申し訳ないと思っていたと言う。

条映の廊下を歩くジョージ(ハリー杉山)を見つけるひなた。

ジョージによると、アニー(森山良子)はいま東京にいて今夜は京都に戻るが明日大阪入り、そして今回を最後に日本にはもう来ないんじゃないかと言う。

もう一度会えると思っていたと残念そうなひなた。そして、ふたりとも忙しいことは分かっていると承知しながら岡山の「クリスマスジャズフェスティバル」のチケットを渡す。

クリスマスで賑わう岡山の商店街。

[Dippermouth Blues]にやってきたジョー、るい、トミー(早乙女太一)の三人。

早く着いてホテルのチェックインが出来ないから待たせて欲しいというが、ようこそと気持ちよく迎える健一(世良公則)と慎一(前野朋哉)。

店内に貼ってあるポスターを見て、聞いてたよりずっと大きいイベントみたいだなと言うトミーに「そりゃあ あんたらが出る言うたからじゃろ。ジャズやりょうる者あ みんな おんなじステージに立ちたがらぁ。」と健一。

慎一によると、出演希望が殺到したから昼前から開演して終演までの間、お客さんが自由に出入り出来るようにしたのだと言う。しかもスポンサーも継いたそうで「クリスマスの偕行社は日本のニューオーリンズですよ!」と興奮している。

その話しを聞いて急に緊張し始めたるい。荷物を持ったまま、ジョーにボイトレしたいから早くピアノを弾いてと急かす。

ホテルの部屋に入るアニー。先にジョージが待っていた。

今日ひなたに会ったが、おばさんに会えなくて残念がっていたと、そしてこれをくれたとチケットを渡し「岡山だなんて奇縁だね」とジョージ。浮かない表情のアニー。

アニー「Why jazz? (どうしてジャズなのかしら。)」

ジョージ「She said her father is a musician. (お父さんがミュージシャンなんだって。) Aunt Annie. I think this is a great opportunity. Why don’t we go to Okayama…?(アニー伯母さん。いい機会だよ、行ってみても…。)」

アニー「No! I’m going to leave Japan tomorrow and never coming back.(明日日本を出て二度と戻らないわ。)」

偕行社のジャズフェスティバルに集まってくる人々。

ひなたが楽屋に入ると桃太郎(青木柚)が迎え心配そうな表情で、るいが緊張してずっとあの調子だと伝える。

一点を見て、固まっているるい。

ジョーとトミーはどこかに行ってしまったとどうしたら良いのかわからないようで困っている桃太郎。

ひなた笑いながら「フッ さすがいっちゃんのおばちゃん。分かってるわぁ。」

るいに声をかけるひなた。一子(市川実日子)から持たされたお茶の道具を出し、お茶をいれようかと聞くが「今はええわ。どっちかいうたらお酒でも飲みたいわ。」とるい。

桃太郎「酒の力借りて歌おうしんとき。」

そこにジョーがやってきて、楽屋に和子(濱田マリ)を招き入れる。

久しぶりの再会に泣いて喜ぶるいと和子。

ジョーが「アメリカのお母さんのために歌うときに 大阪のお母さんがいてたら心強いかなぁ思うて。」と招待したという。

和子は新幹線から何からありがとうとジョーにお礼を伝えている。

ジョーはひなたと桃太郎を和子に紹介するが、ひなたが3歳くらいまで和子たちのところと行き来してたのだが、平助(村田雄浩)がからだを悪くしてしまい、店をたたんで故郷へ帰ってしまったため、行き来ができなくなったという。

平助は遠出は難しくて来れなかったが、今日のコンサートのことを話したらそらもう喜んでいたという。

また泣き始めるるいを見た和子「うん。そないなるやろ言うてな これ。」

アイロンのかかった綺麗なハンカチを和子が出すと、もっと泣いてしまうるい。

ジョー「泣くとは思ってたけどそない泣かんでも。」

そこにトミーが入って来てジョーに声をかける。

車椅子を押すトミー。車椅子には大阪の木暮(近藤芳正)が乗っている。

それを見て驚くジョー。

すぐに木暮の元に歩み寄り、手を取り泣き始めるジョー。

トミー「お前の方が泣いてるやないか。」

桃太郎「この人はお父ちゃんの懐かしい人?」

トミー「そうや。大阪で俺もジョーも世話になった。ジョーの復帰を誰よりも喜んでくれてたけど何せあの年や。今までステージにはよう来んかった。」

木暮の前に座り、大泣きしているジョー。るいにハンカチを渡されている。

ひなた「ほな何でこないな遠い会場のライブに来てくれはったん?」

トミー「付き人に手伝わせて連れてきた。今日の演奏は特別になるから。」

何かを思っている様子のトミー。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

どこかの建物に入っていくアニーとジョージ。

コンサート会場の丸テーブルに隣り合って座る勇(目黒祐樹)と健一。

勇は稔(松村北斗)が[Dippermouth Blues]に中学時代から通っていたことなどを2人で話している。

健一「稔さんはよう言ようられました。家じゃあ弟が邪魔ばあするけえ勉強ができんて。」

肩を落とししょんぼりする勇。

健一「あぁじゃけど野球がでえれぇつええんじゃいうてそりゃあもう得意がっとった。(喜ぶ勇)稔さんはジャズう好みょったけど勇さんは?」

勇「からっきしじゃ。」

健一「じゃろうな。ハッハッハッハッハ。」

勇「じゃけど近頃 錠一郎君らのCDは聴きょおるで。それでわしゃあ発見したんじゃ。ジャズは野球じゃ。野球選手は試合の半分は動かずにベンチにおろう。」

健一「あぁ言われてみりゃあそうじゃ。珍しいスポーツじゃのう。」

勇「じゃけどな。ありゃあ休みょんじゃねぇ。バッターボックスに立つ仲間を見守って相手の出方を 試合の展開を先読みしょうるんじゃ。ジャズの楽器と楽器の駆け引き そこからの想像を超える展開。ありゃあ野球の間じゃ 息じゃ。」

健一「そりゃあまた 初めて聞く理論じゃのう。」

健一と勇が笑い合っていると、車椅子の木暮と和子もやってきて、連れてきた桃太郎が紹介する。

楽屋。ひなたがラジオを付ける。

桃太郎が戻ってきたのでみんな一緒の席で大丈夫だったかとひなたが聞くと「何やみんな好き勝手にジャズと野球とコーヒーと洗濯の話してはったけど なぜか盛り上がってたわ。」

そして、「サムライ・ベースボール」の前売り券が欲しいと桃太郎。

一枚だけで良いという桃太郎に「えぇ~。彼女と行ったらええやん。」とひなた。

磯村吟(浜村淳)の番組。ゲストに「サムライ・ベースボール」でキャスティング・ディレクターを務めたとアニーが紹介されている。

「サムライ・ベースボール」の紹介に興味津々で聞いていたひなた、アニーの登場に驚く。

ラジオを聴くひなたの後ろで、トミーと打ち合わせしている様子のるい。緊張して落ち着かない様子。

磯村「アニーさんは1925年 シアトルで生まれた日系アメリカ人…。」

[ TO BE CONTINUED ]

 

 

「カムカムエブリバディ」今日の感想

えっと…なに?

冒頭のまるでタイムスリップしたような未来図は。

なんでしょうね、絶妙に度肝を抜かれました。

ひなたが外国と日本を行き来してて京都と東京を拠点にしているること、るいとジョーが[Dippermouth Blues]を継いだことがわかりました。

ちなみに、冒頭のこのシーンは公式Twitterによると2022年ということなので、2人が観ていた朝ドラは「カムカム」かもしれませんね!

そしてBack to the future! 2003年のクリスマスフェスチバルに懐かしい面々が集っている様子が描かれ…泣かせに来てるやん。そりゃ泣きますよ。

みーんな集まって欲しかったけど、平助さんも体調が悪いとは言えご存命で本当に良かった!年寄り達のテーブルに、来れない人がいるってのは妙にリアルにも感じます。

桃太郎の、みんな好き勝手に話してるけど何故か盛り上がってるって、年寄あるあるもウケました笑。

そしてカムカムの物語の最大の焦点。アニーは安子なのか否か。

磯村吟さんのラジオのインタビューで「1925年にシアトルで生まれた日系アメリカ人」って…。やっぱり安子ちゃんじゃないでしょ?

多分、アメリカで知り合った平川唯一さんの娘さんで、同い年だし「ラジオ英語会話講座」の縁できっと安子と懇意にしてるのよ。

それで仲良くなるにつれて、実は日本に生き別れになった娘がいたことや和菓子屋の娘でって話しをして、手作りのあんこを食べさせてたからそれで「安子さんと同じ味!」って驚いてたんじゃないかな?

明日にはちゃんと正体がわかるかな?

そしてもう一つ、気になる雰囲気を醸し出していたトミーさん。

「今日の演奏は特別になるから」って、その表情!何か企んでいるでしょ?

もしや、ジョーさんにトランペットを吹かせちゃうのか?

最終週、やっぱり落ち着かない一週間となりそうです。

 

 

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