朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月28日第103話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月28日第103話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

道場でアクション監督を待つひなた(川栄李奈)の元にやってきたのはかつての恋人、五十嵐(本郷奏多)だった。

五十嵐はアクション監督のアシスタントを務めていると聞き、更に驚くひなた。


Ten years have passed since Hinata broke up with Igarashi.
ひなたが五十嵐と別れてから10年近くが経っていました。

ひなた「なんでなん? 東京でお父さんの会社手伝うんやなかったん?」

五十嵐「親父の会社はもともと上手く行ってて。覚えることはたくさんあったけどそんなに大変じゃなかった。 でも…つまらなかった。朝は虚無蔵さんにもらった木刀で素振りしてた。そして夜は…トミー北沢のCDを聴いてた。」

ひなた「えっ? 文ちゃんがジャズを?」

五十嵐「ひなたのお父さんがくれたんだよ。(ジョーが五十嵐にCDを渡している回想)俺は音楽には疎いのに…トミー北沢のトランペットに夢中になった。アメリカで録音したっていうそのCDを聴いてるうちに親父の会社で 兄貴の下で働いてる自分が何か馬鹿に思えた。もっと広い世界があるのに何やってんだろって。それで 2年で会社辞めてアメリカに行った。」

ひなた「よう ご家族が許さはったなぁ。」

五十嵐「許してくれなかったよ。何度同じ失敗を繰り返すんだって。ほとんど勘当だった。もちろんハリウッドは太秦よりずっと厳しい。言葉の壁も想像以上に大きいしね。それでもアジア人で殺陣ができることは武器になると思った。まぁ…そんな簡単じゃなかったけど。でも、ここでやってきたことが役に立ったよ。死体役とか 斬られ役とか。寒空の下の土左衛門とか。どんなことでもいとわないでやってたらニックが…あっミラー監督が気に入ってくれた。あのころ見た夢は叶わなかったけど…ようやく自分の道を見つけられたよ。あ〜そろそろ行くな。ニックと打ち合わせがあるんだ。ひなたもオーディション会場にはいるんだろ? じゃあ二日間よろしく。」

道場から去っていく五十嵐。

道場に一人残ったひなた。大きく息を吐き心の声「ていうか… っていうか… っていうか… っていうか文ちゃん…」付き合っていた頃の、泣いて別れる姿、お化け屋敷での落ち武者の姿を思い出している。

ひなた「めちゃくちゃかっこようなってへん!?」

廊下を通りがかった榊原(平埜生成)が驚いて抱えていた大荷物をぶちまけてしまい、慌てて一緒に片付けるひなた。

道場で話す榊原とひなた。

オーディションのチラシに書かれている「アシスタントアクションコーディネーター Bun Igarashi」の文字を見て「ホンマや。」と榊原。

目は通してたけど、あの五十嵐だとは気づかなかったと。

榊原はひなたを気遣い、やりづらかったらオーディションの現場から離れて良いと提案するが、「大丈夫です。仕事やし。それに…もう10年も前のことやさかい。」

休憩所の中庭を通るひなた。昔、殺陣の練習をしている五十嵐とのやり取りを思い出している。

朝。ラジオの英会話を聴いて英語を勉強するるいとひなた。

るいはてきぱきと家事を進めながらラジオに合わせて口ずさんでいる。

ひなたもテキストを読みながら合わせて口を動かしているが、「It’s fate, isn’t it?」のフレーズに引っかかり何度も「It’s fate, isn’t it? (これは運命だよね)」を繰り返す。

おかしな様子に気づいたるいがひなたに声をかけ、ひなたは言おうとするがやめてしまう。

条映の廊下でアニー・ヒラカワ(森山良子)と再会し、喜ぶひなた。「とうとうこの日が来たのね」と言うアニーに「わくわくしています」とひなた。

アニーは一緒に連れているジョージ(ハリー杉山)を甥だと紹介する。

ジョージはアニーのアシスタントのようなもので、子供の頃からサムライ映画と野球に夢中だったという。だからこの企画に僕よりふさわしい人間はいないと胸を張る。

オーディション会場の準備は整っているからどうぞ入ってくださいと進め、別れるひなた。

英語を流暢に話す様子にジョージは通訳なのかとアニーに聞くが違うし、普通の日本人はあんなに英語は話せないだろうとも言う。

アニー「She reminds me of myself when I was youger… (彼女を見てると若い頃の自分を思い出すの…。)」

映画村の中を大きなリュックを背負い、木刀が入っているであろう長いケースを担いで歩く五十嵐。日本橋で虚無蔵(松重豊)と落ち合う。

虚無蔵は五十嵐のハリウッドでの活躍を知っているようで「鍛錬を怠らなかった証だ。」と五十嵐の頭に手を載せ褒めている。嬉しそうな五十嵐。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

そして立ち去る虚無蔵。

五十嵐は慌てて「オーディション会場 道場ですよ?」と虚無蔵が向かうのと反対を指差すが「拙者は受けぬ。」

うそでしょと動揺する五十嵐に「拙者は時代劇が栄えてくれればそれで良いのだ。」

道場の外で、次々と若者たちがオーディションの受付をしている。

ひなたはオーディションの会場の中で監督たちの世話をしている。

いよいよオーディションが始まる。

五十嵐はオーディション参加者に殺陣をつけるのでそのとおりに動くよう指示し緊張している参加者に「大丈夫 そんな緊張しないで。いつもどおりに。」と笑顔で話しかける。

教えた通りの殺陣が終わったところで監督から「歩いてもらって。」

参加者に向こうから歩くように言い、不意打ちで斬る真似をする。

突然の振りに、上手く出来ない参加者。監督は首をかしげている。

夜。部屋で日記をつけているひなた。「3月29日(Thu) I’m okay. It was almost 10years.」

アニーの部屋にやってきたジョージ。新選組風のハッピを着ている。アニーは誰かに電話を掛けている。

アニー「Oh. He isn’t answering. He’s unbelievably stubborn.(出ない。相当な頑固者のようね。)」

ジョージ「What? Are you calling him directly? (え?彼に直接電話してるの?)」

アニー「 Yes.(そうよ) I don’t want to leave Japan without meeting him.(彼に会えないまま日本を経ちたくないのよ。)」

ジョージ「Hmm… Take it easy. We still have one more day. (まあまあ。あと一日あるんだから。)」

アニー「Right. I won’t give it up. (そうね。あきらめないわよ。)」

ジョージ「Do you really want to leave Japan without visiting Okayama? (ほんとに岡山へ行かずに帰っていいの?) You didn’t last time either right? (前回も行かなかったんだろ) Are you sure you won’t regret it?(後悔しないと言える?)」

アニー「It’s my life.(私の人生よ) And that’s the way life is.(そしてそれが人生っていうものなの。)」

[ TO BE CONTINUED ]

 

 

「カムカムエブリバディ」今日の感想

ひなたの五十嵐を見る目が…。

そりゃあ戸惑うよね。別れてからの10年、ここまで恋もせずいたところにバリッとした三つ揃いで素敵な雰囲気で再登場、そしてキビキビと殺陣の段取りをつけてたらさ。

でも五十嵐から見ても、英語を上手に使いこなして仕事をしているひなたは素敵に映ったろうなぁ。

元サヤおさまるの? どうなるんかな。

そしてもう一方、気になるアニー・ヒラカワ氏。誰に電話してんの?「彼」って誰?そしてご本人も、ジョージに言われても「私の人生よ」とつっぱねて行かない岡山…。

岡山ってことは…え? え? でもなにげに電話に出ない頑固者の「彼」が気になる。ロバートさんはそんな頑固じゃないよね? 頑固なの? 気になるー!

気にしながら明日を待ちます!

 

 

 

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