朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月21日第98話　あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

安子（上白石萌音）とるい（深津絵里）の部屋を通りがかったるい。

聞こえてくるひなた（川栄李奈）の「Come Come Everybody」の歌声。

ひなたはるいたちの昔の荷物から「英語会話」のテキストを見つけ、歌っていた。

ひなたはるいにテキストを見せ、表紙に書かれている名前「Yasuko」について尋ねると「ひなたのおばあちゃんや。」

るいは幼い頃、安子と一緒にラジオの「英語会話」を聞いて勉強していたが、講師の平川先生が去年なくなったそうだと話すと「えっ？」と驚くひなた。

テキストに書かれている歌詞を見て、「Come Come Everybody」を歌い始めるるいと、それに合わせて歌うひなた。

夜、居間でビールを飲む勇（目黒祐樹）に話しかけるるい。

るい「お母さんの居場所に 心当たりある？ あれから 手紙のやり取りとかしてたん？」

首を横に振る勇「義姉さんは それまでの人生… すべて断ち切る覚悟でアメリカ行ったんじゃ思う。るいが岡山出たときと一緒じゃのう。ハハ…。 義姉さんが親しゅうしよったんは水田屋とうふのきぬじゃけど いつじゃったかのぉ きぬの旦那さんの里へ一家で帰ることになった言うて…」

何も情報がなくて落ち込むるい。

勇「るい。すまなんだなぁ。わしら大人が寄ってたかって小さかったるいを苦しめてしもうた。」

るい「違う。私が…決めたことなんや。けど…やっと…あの時 閉ざした戸を開けよういう気んなった。やっと…。」

勇「わしの方でもできるだけのこと すらあよ。きぬの消息も調べとく。」

お礼を言うるいに「世話ぁねぇ。義姉さんも そりょお望んどるはずじゃ。」

るいが久しぶりに会えてよかったと礼を伝えると笑顔の勇。明日帰るとるいから聞き「えぇっ。何でなら。もっとゆっくりしていきゃあええがぁ。」

ひなたの仕事や、店をこんなに長く閉めたのは初めてだと話するいに「それじゃったら桃太郎だけでも残ってくれんかのう。雉真の野球部 見せてやりたいんじゃ。」と勇。

朝。食卓で朝ドラ談義をするジョー（オダギリジョー）と雪衣（多岐川裕美）。

ジョーが色んな朝ドラに詳しい雪衣に感心していると「私ゃあなぁ 第一作の『娘と私』から欠かさず見ゅうるんじゃ。」

第一作目から一本も欠かさずずっと見ているという雪衣に「すごいなぁ」とジョー。

雪衣「好きなんじゃ。１日15分だけのこの時間が。たった15分。半年であれだけ喜びも悲しみもあるんじゃから 何十年も生きとりゃあいろいろあってあたりめえじゃが。」

そこに慌ただしく通り掛かるひなた。帰る支度をしているようで、のんびりしているジョーに「まだそないしてんの？」

ジョー「うん。いや お父ちゃんももう一日いることにしたんや。」

雪衣「あっいけん。始まる！」

慌ててテレビの前に行くジョーと雪衣。

テレビを付けると「ぴあの」が始まる。

部屋で片付けをしているるい。桃太郎（青木柚）にあんまり迷惑をかけないようにと話すと「わかってる。ここで進路のこととかゆっくり考えるわ。」

[Dippermouth Blues]

カウンターに座るジョーに健一（世良公則）がホットドックを出す。

ジョーが驚くと「錠一郎くんはホットドックが好きじゃあいうて 父さんがよう言いよったから。」

喜んで食べ始めるジョー。

ドアのベルが鳴り、客が入ってくる。

慎一（前野朋哉）が「いらっしゃいませ」と入ってきた客を見ると驚いて動きが止まる。

その客はジョーの方に行くと「お前。ふざけんなよ。」

ジョー「トミー。久しぶり。」

掛けていたサングラスを外し、ジャケットにしまうトミー（早乙女太一）。

ホットドッグを食べるジョーを見て「お前 こぼすなよ！」

慌てて胸元についたケチャップを拭くジョー。

トミー「変わってへんなぁお前は。」

トミー「なぁジョー。お前 俺がどこに住んでるか知ってるよな？」

ジョー「東京やろ？」

トミー「そうや東京や。そしてここは岡山や。いきなり電話してきて 茶ぁ飲まへんかいうて 呼び出す場所ちゃうやろ。」

ジョー「ありがとう。来てくれて。」

店内に流れていた音楽が変わる。かつてトミーが吹いた「Red Hot」のレコードジャケットを持つ慎一「あの… トミー北沢さんですよね？」

「あぁいかにも。」トミーのその返事を聞いて「やっぱり！」と大興奮の慎一。

ジョー「サインしてあげたら？」

慌ててマジックペンとレコードジャケットを差し出す慎一。サインをもらい喜んで店に飾る。

ジョー「やっぱりええなぁ。トミーのトランペット。久しぶりに聴いたけどやっぱ最高や。」

その言葉に、お前聴いてへんかったんかいと少し怒るトミー。

「うん」とケロリと答えるジョーに「おい」と呆れるトミー。

ジョー「でも全部買ってるよ。これから聴く。全部聴く。」

少し言いづらそうに話し始めるジョー。「トミー。…。あのねトミー。」

トミー「なんやなんや。怖い。ハハッ。怖いで。」

ジョー「すぐにやなくてええんやけど…。トミーのバンドに入れてもらわれへんかな。」

トミー「え？ お前…吹けるようになったんか？トランペット。」

首を横に振るジョー「鍵盤を…やってみようかなと思ってる。ずっとトランペットが全てやと思ってたけど…演奏することが楽しい。（クリスマスに算太が踊っているのに合わせておもちゃのピアノを弾くジョー。楽しそうに見ているひなたや客たちのシーン）演奏で人が踊ったり笑ったりしてるのが嬉しい。そう思えるようになったんや。」

トミー「何や…ようわからんけど… サッチモちゃんのためなんやろ？ うん。」

神社でるいが「お母さんを探しにアメリカに行きたい」と言うシーン。

ジョー「アメリカに連れてってあげたい。僕が音楽で連れてってあげたい。」

トミー「鍵盤か…。」

ジョー「若いときに基礎はならったよ。」

トミー「まぁトランペットやってたんやから当然やな。」

ジョー「死ぬ気で練習する。トミーに認めてもらえるまで。」

ジェケットのポケットから携帯電話を取り出したトミー「嫁に探させる。一流のピアノ講師を。」

呼び出し音が止む「もしもし 奈々？」

奈々（佐々木希）「富夫！どこにいるの！？」

トミー「えっ メモ残しといたやろ。ジョーに会いに岡山に…。」

奈々「すぐにバレるうそ つくんじゃないわよ！何なのいい年して。まだグルーピーと遊び回ってるのね！あなたはだいたいいつもそう…」

話の途中で電話を切るトミー「忙しそうやから帰ってから話すわ。」

トミー「いつかまた お前とトランペットでセッションするのが俺の夢やった。けど修正するわ。お前と一緒にステージに立つ。それが俺の夢や。」

ジョー「ありがとうトミー。」

トミー「礼は実現してから言え。」

トミー「どうでもええけどな。お前その話するために岡山まで呼んだんか？」

ジョー「フフフ…ホンマにごめん。」

定一の写真立てが映し出されてる。

[ TO BE CONTINUED ]

「カムカムエブリバディ」今日の感想

トミー、久しぶり！！

奈々さんと結婚し、いまだにグルーピーと遊び回ってると思われてるトミー笑

なんでわざわざ岡山まで東京のトミーを呼び出したの？って気になって仕方なかったけど、最後のシーンの定一さんの写真を見て鳥肌が立ちそうでした。

ジョーさん、呑気にしてそうだけど人を大事にしてるのがすごく伝わってきた！

早乙女太一さんは、なんでしょう、特に老け顔メイクをしているわけじゃないのに、ちゃんと50代半ばぐらいの貫禄が感じられましたね。

先週は、まさかの村上虹郎さんからの目黒祐樹さんに、正直気持ちがついていかなかったけど、今日はしっかりと歳を重ねた「勇ちゃん」として見れました。　

俳優さんてすごいなぁ。

そして雪衣さんとジョーさんの朝ドラ談義！楽しそう！わたしも入りたい！

雪衣さんの言う通り、喜びも悲しみも、たった15分で半年の間にあれだけあるんだから長く生きてりゃあそりゃあ色々あるって言葉。この前のジョーさんの「それでも続いていくのが人生だ」って言葉と通じて、本当にそうだよね、ってしみじみしちゃいます。

桃太郎くんも、高校野球のその先が見える雉真の家で将来のこと、人生をじっくり考え始めるのかな。まぁ、このまま雉真繊維の野球部に入っちゃうのが堅いかなとも思うけど、きっとそうわかりやすいストーリーにはしないよね。どうなるかな？

ひなたも平川さんと出会い、きっと英語への気持ちがまた高まったし、そして何よりるいはお母さんを探すって意欲が出たし！！なんとも気持ちの良い月曜日です。

明日も楽しみに待ちます。

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」