朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月16日第95話　あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

布団で横になっている算太（濱田岳）の横に座るるい（深津絵里）、ひなた（川栄李奈）、桃太郎（青木柚）。

息苦しそうな声で「すまなんだなぁ。わしが悪ぃんじゃ。すべてわしが。安子 な～んも悪うねぇ。」と算太。

その言葉に「安子？」とるいが考えているところにジョー（オダギリジョー）が「あかにし」の清子（松原智恵子）と吉右衛門（堀部圭亮）を連れてくる。

清子「やっぱり。算太ちゃんやね？」

生まれたばかりの吉右衛門のところにやってきて、「可愛らしい〜！」と喜ぶ金太（甲本雅裕）と算太の回想シーン。

算太も清子を思い出し「清子さんじゃぁ。ケチベエの奥さんの。吉右衛門か？」

吉右衛門「そうじゃ。あんたがラジオを盗んだ朝に生まれた吉右衛門じゃ。」

窓の外を見た算太「雪か…。」

るいに紙袋を渡し「メリー・クリスマス。」

苦しそうに息をする算太。

喪服を着て何かを見ているるい。るいの背面には骨壷らしきものがある祭壇がある。

＜算太の弔いはモモケンこと桃山剣之介が静かに執り行ってくれました。＞

そこにやってきたジョーが「何やった？算太おじさんのクリスマスプレゼント」

るいは、古いのと新しい、通帳だと答える。

古い方は算太が戦争から帰ってきた頃から貯めていて昭和26年の算太が失踪し、安子が出ていった年には結構溜まっていたと言う。

新しい方は昭和56年に開設していて、ひなたが算太を「大月」に連れてきた頃の秋からいままでの10年間、頻繁に入金されているという。

るいは、なんであの時おじさんがいなくなったのか、お母さんが慌てていったのか算太に聞いたがそんな昔のことは忘れたと答えてもらえなかったことをジョーに言う。

ジョー「るい。来年 岡山に行こか。ひなたも桃太郎も それから算太おじさんも連れて。里帰りや。」

昔、るいが勇（村上虹郎）とキャッチボールしながら家を出て、岡山も出ることを伝えているシーン。

夏。岡山を歩く大月家の４人。

大きなお屋敷の前で「ここや」とるいが言うと「この家？すごいお屋敷やん」と驚くひなた。

桃太郎は表札を見て「雉真？雉真繊維の？あの実業団野球で有名な？えっそれがお母ちゃんの父方の家なん？それはよ言ってぇや！」

るいは質問にそうやと答えながら「聞かへんさかい。」

雉真の家から飛び出してきた男を見てるいは緊張した面持ちで「勇叔父さん…。」

勇（目黒祐樹）はうんうんと頷き嬉しそうに「よう帰ってきたのう。」と喜ぶ。

るいは一緒に連れてきたジョーやひなたたちを紹介しようとするが、勇は「ええから。まぁ入れ。早う。いまええとこなんじゃ。」と急いで家の中に招き入れる。

部屋に入るとテレビに高校野球が映し出されている。勇は食い入るように画面を見て「チャンスじゃ。岡山関西！」

それを見たるいは「相変わらずやね。」と微笑んでいる。

桃太郎もテレビ画面の前に行き、「ここはスクイーズやな。」と言うと「わかっとるのぉ。」と勇。

そして「さすがるいの子じゃあ。るいは野球の塁から取った名前じゃからの。」

るいは少し困ったような顔をして「…と、おじさんは信じてはる。」とジョーとひなたに小声で伝える。

野球に熱中しながらもみんなに座るように促す勇。

そこに雪衣（多岐川裕美）がやってくる。「るいちゃん。お帰り。」少し泣きそうな顔をしている。

「ただいま帰りました。」と笑顔で答えるるい。

雪衣に部屋へ案内されるるい。

るいは棚の上に大事そうに算太の遺骨を置き「算太おじさん。岡山へ帰ってきたよ。久しぶりでしょ。ゆっくりくつろいで。」

そして雪衣に、ずっと橘家のお墓を勇と世話してくれていることの礼を言い、算太のお骨も明日お墓に納めると言う。

雪衣は算太のお骨の前に行き、手を合わせ苦しそうに泣き始める。「私のせいなんじゃ… あの時 算太さんがおらんようになってしもうたんは 多分 私のせいなんじゃ。」

どういうことなのか聞くるい。

雪衣「算太さんは優しい人じゃった。私しゃあ女中の立場もわきまえんと ずっと勇さんを思いよった。一度は諦めたんじゃ。そねな時 算太さんが…。」

算太が雪衣に花を渡す回想シーン。

るい「算太おじさんらしい。」

雪衣「算太さんは 安子さんと一緒に『たちばな』を立て直すつもりでお金を貯めよったんじゃ。」

店を立て直したらわしと一緒に暮らして欲しいと算太が雪衣にプロポーズするシーン。

雪衣「わたし… そねんしてもええかもしれんと思よった。じゃけど…私 結局算太さんを傷つけてしまった…。 算太さんが黙って家を出ていったんは 私のせいじゃ思う。たちばな再建のための通帳 持ったまま。」

安子（上白石萌音）が算太に通帳を「よろしくお願いします」と渡すシーン。

思いつめたような表情になるるい「お母さんは…お母さんはホンマに叔父さんを探すために それだけのために大阪へ行ったんですか。」

安子が急いで荷物をまとめているのを幼いるいが見つめているシーン。

雪衣「もちろんじゃ。」

雪衣の答えに驚くるい。

大阪の家で「I love you」とロバート（村雨辰剛）が安子を抱きしめるのを、雨の中みつめ、踵を返するいのシーン。

るい「ロバートさん。ロバートさんと会うためにということは？」

雪衣「ロバートさんとのこたあよう知らんのじゃ。私も勇さんも。じゃけど 算太さんと一緒にたちばなを立て直す。あの頃の安子さんはその一心じゃった。

思い詰める表情のるい。

[ TO BE CONTINUED ]

「カムカムエブリバディ」今日の感想

算太さんが逝ってしまった…。

クリスマス前に帰ってきて、クリスマスに逝ってしまった…。

モモケンさんが葬儀を執り行ったって、モモケンさんがどれだけ算太に感謝しているのかなんだか伝わってくる。男前だわ…。

そしてジョーさん、本当に温かい男だわ。おじさんも一緒に岡山へって本当に優しい。

雪衣から明かされていく算太失踪と安子渡米の真実。

ほんとに、ほんのちょっとのボタンの掛け違いで不幸が生まれちゃったんだよね。

だけど、だからこそるいはジョーと出会い2人の子にも恵まれたわけで…。

ジョーさんが言った「それでも人生は続いていく」ってこういうことだよね。

深いわ…。

さて明日、また新たな事実は明かされるのか、大きく展開していくのか？ 楽しみです！

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