朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月14日第93話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
トランペットを構えるジョー(オダギリジョー)。
どうしたのかと不思議そうにするひなた(川栄李奈)と桃太郎(青木柚)。
驚き、息を呑み見つめるるい(深津絵里)。
ジョーはトランペットに息を吹き込むが弱々しい音しか出ない。
トランペットを口から離し、意気消沈するがもう一度息を吹き込む。
やはりかすれた落としかしない。見つめる子どもたちとるい。
桃太郎「お父ちゃん?」
ひなた「何やってんの?」
思いつめたようなジョーが話し始める。
ジョー「ひなた。 桃太郎。 お父ちゃんな 昔 トランペッターやった。ジャズバンドでプレーして レコードデビュー寸前までいった。けど… 謎の病気になって挫折した。それからや。ひなたと桃太郎が知ってる通りのお父ちゃんになったんは。」
ひなた「アハハッ 何なん? 急に。 何の冗談? ハッハハ… あっ 私と桃がけんかしてんの止めよう思て びっくりするようなこと言うたろ思たん? アハッ いやいや そこまで突拍子もないこと言われたら びっくりするより笑てしまうわ お父ちゃん。フッフフフ…。」
笑いながら話すひなたの言葉に一緒に笑顔になり「もうちょっと信憑性のあること言うてえな」と言う桃太郎と、ずっと真剣な顔をして聞いているるい。
ジョー「作り話やない。ホンマのことや。」
長いこと「大月」の店内に貼ってあった「棗黍之丞 妖術七変化」のポスターを剥がするい。
ちゃぶ台に、ポスターの裏が見えるように載せると「大月錠一郎 1963.8.11」のサインと、手書きのトランペットの絵。
覗き込む子どもたち。「ホンマなん?」のひなたの言葉に頷きながら「ホンマや。」
いつもより少し低い声で話し始めるるい「関西一のトランペッターを選ぶコンテストで優勝した時のサイン。お父ちゃんは東京でデビューすることが決まってたんや。 けど…」
言葉に詰まるるい。
ジョー「急に トランペットが吹かれへんなったんや。日常生活は何の問題もなく送れるのにまともな音が出されへん。 訳わからんやろ。」
ジョーが東京でのトランペットで音が出なくて緊迫した表情のシーン。
ジョー「お父ちゃんも 訳分からんかった。 名医っていわれる人やら アメリカ帰りのお医者さんやら さんざん訪ね歩いたけど みんなわかれへん。治されへん言わはった。そのころ お父ちゃんとお母ちゃんは結婚の約束をしてたけど…。それも諦めた。トランペットとったら何にも残らへん。そんな自分の人生に…大事な人 つきあわすわけにはいかへん思た。」
るい「いっぺんは別れたんや。」
「えっ」驚くひなた。
ジョー「トランペット失って 大事な人 失って 夢失って もう死のうかなあと思った。そやけど…お母ちゃんが。るいが救ってくれた。2人で京都に来て 回転焼き屋さん始めて それからも お医者さんとか治療法とか探し続けてた。 けど 桃太郎が生まれた頃からかな それもだんだん しいひんようになった。諦めたっていうか 何か 吹っ切れたんかなぁ。」
ジョーの言葉に何か感じたのか、ジョーの方を向き直するい。
ジョー「もう一生トランペットは吹かれへん。この回転焼き屋で 仕事の役には立たへんけど(ジョーが物置でトランペットを構えて吹けるかしているシーン)ひなたと桃太郎のいいお父ちゃんとして生きられたらそれでええ。それで僕は幸せや。」
ジョーをじっと見る桃太郎と、泣きそうな顔で見ているひなた。るいもじっと見ている。
ジョー「…で。何が言いたいかっていうとやな。それでも人生は続いていく。そういうことや。」

トランペットを持ったまま立ち上がり、3人から離れていくジョー。
3人は何も言わずじっとしている。何か思いつめたようなるい。風鈴が綺麗な音を立てて揺れている。
空き地の土管に並んで座るひなたと桃太郎。2人とも神妙な顔をしている。
桃太郎「すごいな お父ちゃん。そんな過去があったなんてまったくわからんかった。」
ひなた「お母ちゃんかて ただの回転焼き屋のおばちゃんやなかったんや。けど良かった。お父ちゃんが死なへんかって。」
目を見合わすひなたと桃太郎。
桃太郎「その時 お母ちゃんが止めてくれへんかったら思たら…。」
肩をすくめ、腕をさするひなた「ああっ ゾッとするわぁ。」

おもむろに立ち上がる桃太郎、「あかにし」に謝ってくるといい、ひなたも一緒に行ったげると歩き始める。
「あかにし」で吉右衛門(堀部圭亮)を前にしたひなたと桃太郎。
2人で謝り魔が差したことだとこらえてやって欲しいと頼むひなた。
吉右衛門「いいや こらえん。」
腕を組み2人を見下ろし厳しい顔で許さない吉右衛門に必死に2人が頭を下げていると清子がやってきて「吉右衛門。もうそれくらいにしとき。おめでたい時なんやさかい。」
それでも首を縦に振らない吉右衛門に「昔 お父ちゃんは許してはったえ。」と清子。
そこに帰ってきた吉之丞(徳永ゆうき)「何や きょうだい揃て。」
「まぁちょっと」と口ごもるひなた。
桃太郎「吉之丞さん。」
突然吉之丞に声をかける桃太郎に驚くひなた。
桃太郎「結婚おめでとうございます。」
吉之丞「あっ な…何や もう小夜子から聞いたんか?」
照れくさそうに頭をかく吉之丞。清子も嬉しそうに見ている。
桃太郎が平然としている様子にホッとしているひなた。
物置でトランペットを磨くジョー。るいがそって見ていることに気づき振り向くジョー。
るい「ありがとう。けど… うそやんね? 諦めたやなんて。私は信じてる。またジョーさんがトランペット吹ける日が来るって。」
ジョー「時々試してた。今日みたいに。」
驚くるい。
ジョー「ある日突然治ってるかもしれへん思て。けど あかんかった。この30年 何べんも試したけど あかんかった。初めはしょっちゅう。そのうち月に1回。3ヶ月に1回。半年に1回。ここ10年は何年かに1回くらいになった。 トランペットを持つ。 口にマウスピースを当てる。息を吹き込む。夢みたいな音が出る。(空き瓶を手にトランペットを吹く真似をする幼いジョー)薄れていくんや。あの感覚が。トランペットが…僕にさよならを言うてる。そんな気がするんや。」
トランペットをケースに収め、蓋を締めるジョー。
じっと聞いていた るい。目に涙をためている。


あかね通り商店街。クリスマスのにぎやかな雰囲気。
「あかにし」の前で行われているガラガラ抽選会でサンタ・クロースの格好をしてベルを構えて抽選を見守るジョー。
ハズレの奥さんに「残念。でもこれ。メリー・クリスマス。」とガムを手渡すジョー。
次に並んでいた小さな男の子から渡された券を数え「10枚だから10回」とジョー。
後ろから見ていた酒屋の森岡(おいでやす小田)「ちゃうちゃうちゃう!!これ補助券や。」
1回、大事そうに回す男の子。出てきた球を見て「おー!大当たり1等!」と興奮してベルを鳴らすジョー。
森岡が見て「ちゃうて! 1等は赤玉や。」
ジョーは「五等」と書かれたおもちゃの入ったかごを男の子に出し「はい こっから好きなやつどうぞ。」
男の子は銀色に輝くおもちゃのラッパを手に取り「これ!」
ジョー「メリー・クリスマス」
男の子は嬉しそうにラッパを吹きながら歩いていく。にこやかに見ているジョー。
大きなレジ袋をぶら下げて駆けてきたるい。
るいはクリスマスに手羽を買ってきたよう。
ジョーが福引き券はと聞くと「もろたけど…明日にするわ。」と小走りに「大月」に戻る。
「大月」に戻ると店の前に男の人が立っている。
るい「おいでやす。すいません。すぐ焼きます。」
店に入り慌てて荷物を置き、男のところに戻るるい「すいませんねぇ お待たせしてしもて。何個しましょ?」
何も答えない男に「あの…?」と困ったように声を掛けるるい。
男は算太で「るい。るいじゃのう?」と呼び掛ける。

驚くるい。
[ TO BE CONTINUED ]
「カムカムエブリバディ」今日の感想
月曜の朝からもう… 涙腺大崩壊。
15分間泣きっぱなしでした。
ジョーさんの苦悩がずっと続いていたことがわかって。今もきっと苦しんでて。でも「人生は続いていく。 そういうことや。」って…
ほんとそう。ほんとそうなんだけど、ジョーさんが言うことによる言葉の重さったら…。
だけどその言葉をしっかりと受け止め、「あかにし」に堂々と謝りに行った桃太郎。吉之丞にもちゃんとおめでとうも言えて…良い男になるね!
そしてまた、クリスマスにやってきた算太!
るいにちゃんと声を掛けてくれて嬉しいよ…。
ていうか、濱田岳さんすごくない? 老人の役、うますぎる!
背中がちょっと曲がった感じ、声のトーンと話すスピード。ほんとにすごい!!
明日からきっと算太の過去が描かれると思うと更に楽しみです。
今日、他に目を引いたのが…ジョーが番をしてるガラガラを引いていた奥さん。
ガラガラを回す前、祈るようなものすごいオーバーアクションをしてるのが小さくですが写ってて…地味に面白かった笑。
ノリノリな奥さん、ハズレで残念!
それにしても今週は、毎日きっと泣いちゃう。15分間。
とにかく楽しみです!
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