朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月8日第89話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月8日第89話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

帰宅したひなた(川栄李奈)。

桃太郎の誕生日のお祝いを五十嵐(本郷奏多)も一緒にする予定が一人で帰ってきたので不思議そうにするるい(深津絵里)。

ジョー(オダギリジョー)と桃太郎(青木柚)も席について支度を手伝っている。

ひなたは五十嵐が先に来ているのかと帰ってきたけどいないので「プレゼント買いに行ったんかなぁ…」

蕎麦屋「うちいり」で仲睦まじく飲んでいるすみれ(安達祐実)と凛太朗(徳重聡)。ラジオから ♪涙のキッス が流れている。

別のテーブルで食事している吉右衛門(堀部圭亮)と初美(宮嶋麻衣)が二人に気づいて色紙を買ってこようか相談している。

他のテーブルのサラリーマンたちも凛太朗たちに気がついてソワソワしている。

すみれがおつまみの追加を店員にお願いするために席を立つと、他のテーブルにいる五十嵐に気がつく。

一人で飲んでいる五十嵐に、「何か悩んでることあるんだったら凛太朗に話してみたら?」と声を掛けるすみれ。

酔っぱらい、ふらついた足でおちょこを片手に凛太朗の元に行く五十嵐。

すみれは五十嵐を紹介し始めるが、五十嵐は凛太朗が演じる破天荒将軍の真似を始める。

その様子に、何か違和感を感じる凛太朗とすみれ。

五十嵐「あんたさ どういう気持で言ってんの。あれ。フッ。 いっつも武家屋敷の広間から庭におりてきてさ 代わり映えしない殺陣で悪党ども斬って。全員死んでんのに 誰に向かって言ってんの?あのせりふ。お空に向かって言ってんの? アハハハハ…。」

凛太朗は平静を装って五十嵐の言葉を聞いている。

吉右衛門「(小声で)言いよったで…。」

初美も肩をすくめている。

五十嵐「あ〜あ~ やっててばかばかしくなんない?」

五十嵐をすみれが制止しようとするが五十嵐は続ける。

五十嵐「いい商売だよなぁ。何にも新しいことやんなくてもそこに安住してりゃあ手に入る。金だって 女だって。まぁ女って言っても二流の女優だけど。ハハハッ。」

それまでじっと聞いていた凛太朗が苦笑いしながら静かに立ち上がり五十嵐と向かい合う。

大月家。美味しそうなすき焼きが煮えている。

まだ現れない五十嵐を気にして電話を掛けているひなた「どないしたんやろ…。」

お化け屋敷でお化け役の人たちに「まもなく開場です。」と声を掛けて回るひなた。見回すが五十嵐がいない。

「あかにし」に乾電池を買いに行くジョー。清子(松原智恵子)が店頭で店番をしている。

ジョーが店に入ると置いてあるCDラジカセに目をやる。

清子「買わはる? それ2年前の売れ残りなんえ。」

ジョー「2年前。それは長いですねぇ。」

清子「そういう大きいもんは 皆さん 町の大きい電器屋さんで買わはるさかいねぇ。」

ジョー「あぁそっか…。」

清子「安うしときますえ。」

奥から出てきた吉右衛門「お母ちゃん。勝手に値下げしたらあかんで。 大体 大月さんがCDみたいなもん買うて聴くわけあらへんやろ。」

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

笑って聞くジョー。

初美「大月さん…。ほら あの ひなたちゃんの彼氏…。」

ジョー「あぁ 五十嵐くん?」

初美「あっ そうそうその子。大丈夫なん?」

ジョー「えっ 大丈夫って?」

吉右衛門「おい。いらんこと言うな。」

初美「そやかて…。」

休憩所の中庭を見回すひなた。すみれがやってくる。

すみれ「もしかして 五十嵐 捜してる?」

ひなた「えっ。見はりましたか? どこで?」

すみれは頷きながら、答えづらそうな顔をしている。

会議室のようなところで轟たちを前に「申し訳ありませんでした。」と頭を下げる五十嵐。

轟「ああいう気分の夜もあるやろ。 って凛太朗さんは言うてくれてはる。『自分のことだけやったらこらえたんやけど』って。」

五十嵐「すみません。」

畑野「けど そこは将軍様や。寛大なお裁きを下してくれはった。」

轟「凜太朗さんもお前の殺陣を買うてくれてはるんや。 けどなわしらは条映として 『破天荒将軍』の演出として 全くの不問に付すというわけにはいかんのや。 この先一年『破天荒将軍』には出さん。よそのドラマも凛太朗さんに気ぃ遣てお前を外す監督がいてるかもしれん。」

神妙な面持ちで頭を深々と下げて部屋を出る五十嵐。深い溜め息を付きあるき出そうとすると廊下の向こうにいるひなたに気づく。

一子宅の茶室。一恵(三浦透子)がお茶を点て、榊原(平埜生成)が座って見ている。

榊原「ちょっとお茶飲みませんかって 喫茶店でも行くのか思ったら…。」

一恵「私 立派や思います。榊原さんのこと。 落ち目やったすみれさんに辛抱強う仕事作って。シリーズ持つとこまで復活させはって。 そやから…何か見ててつろうて。」

榊原「えっ…。そ それは…。バレてたいうこと?」

一恵「バレバレです。」

お茶を飲む榊原「はぁ… おいしい。」

一恵「ありがとうございます。」

榊原「野田さん。 僕は満足なんや。すみれさんが機嫌よう笑てくれてはったらそれで。」

一恵「榊原さん…。 あほですね。」

榊原「はっきり言うたなぁ。」

一恵「でも…みんなあほですよね。人を好きになるやなんて あほやからやと思います。傷ついたり 傷つけられたりしながら…それでも 人を好きになるんやから。」

休憩所に入る五十嵐とひなた。

五十嵐「俺… 役者やめるよ。 そんな大きくないけど 親父が会社経営してて。一番上の兄貴が副社長やってる。そこで働こうと思う。 だからひなた。一緒に東京に帰って欲しい。 ひなたと結婚しようと思ったら…それしかないんだ。」

ひなた「何で。何でそんなこと言うの? 私 言うたやんか。待ってるって。文ちゃんが納得できるまで待ってるって。」

五十嵐「来ないんだ。そんな日は来ない。ここにいる限り。 一番大事なものは何かって考えた。 ひなたなんだ。かなわない夢なんかじゃなくて。」

ひなたの方に近づく五十嵐「ひなたと一緒にいることが 俺にとっての…。」

五十嵐がひなたの手を取ろうとするが、振り払われる。

ひなた「うそ言わんといて。 私を言い訳に使わんといて。夢から逃げる言い訳に。」

五十嵐の手を取るひなた「文ちゃんの夢は私の夢や。文ちゃんはアラカンの五十倍。モモケンさんの百倍。すごい時代劇スターになれる。そうなる人や。そのためやったら私 何でもする。どんな苦労かて耐えてみせる。文ちゃんと一緒やったらどんなことかて乗り越えられる。私かて結婚資金ためてんねん。定期で積み立てしてんのやで。なっ? 一緒に頑張ろ。文ちゃん。」

五十嵐「ひなた。(ひなたを抱きしめる)どうしてお前はそんなばかなんだよ。(ふたりとも泣いている)ひなた…。ひなた。」

ひなた「どないしたん文ちゃん。」

五十嵐「俺…ばかで 明るいお前が大好きだ。」

ひなた「フフッ。私も文ちゃんが好き。」

五十嵐「だからもう…。」

ひなたと離れる五十嵐「お前とは一緒にいられない。」

ひなた「文ちゃん?」

五十嵐「もう傷つけたくない。傷つきたくない。ひなたの明るさが…ひなたの放つ光が…俺にはまぶしすぎるんだ。」

呆然とした表情のひなた。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

ボーッとしたままあかね通り商店街を歩くひなた。

「大月」の店頭からるいが「お帰り」と声を掛けるがひなたは返事をせずに家に入っていく。

店にいたジョーもひなたに声を掛けるがやはり返事をせずに部屋に行く。

ひなたのいつもと違う様子にどうしたのかとるいとジョー。

るい「どないしたんやろう。」

ジョーの表情を見たるい「何か知ってんの?」

部屋に入ったひなた、泣き始める。膝から崩れ落ち「文ちゃん… 文ちゃん…」

廊下で様子を気にしているるい。

[ TO BE CONTINUED ]

 

 

「カムカムエブリバディ」今日の感想

えーっ! ひなたが明るい良い子だからフラレちゃうの? えーっ!

だけど…。まぁ、しんどいよね。時代劇スターへの道がもう「無理」だと思ってしまったのに応援されたら。逃げたいのに逃げられないってそりゃあ辛い。確かに眩しすぎる。

予告編によるとジョーが五十嵐に、自分も夢があったことを語ってるシーンがあるけど…二人の関係はどうなっていくかな。

そしてそんなジョーが抱いていた夢に関連するお話が今日は出てきましたね〜。

CDなんて買って聴かないと言い切る吉右衛門さん笑。

予告編で、トミーのCDを持ってたけど…だからCDラジカセが気になったのかな?

まだちゃんと大阪の人たちとジョーとるいは繋がっているのかな?

気になります。

 

 

 

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