朝ドラ「カムカムエヴリバディ」3月2日第85話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
一子宅の茶室。
一子(市川実日子)と一恵(三浦透子)親子の前にすみれ(安達祐実)、榊原(平埜生成)、ひなた(川栄李奈)が並んで座っている。
挨拶をするすみれ。
一子はテレビで見たことがある人だと盛り上がるのを見て気をよくしたすみれ、「サインしましょか?」と言うが「いや それはいりません。」
いきなり空気が悪くなりそうな雰囲気に構える一恵とひなた。
そんな周りの雰囲気に構わず話す一子。
去年やった「破天荒将軍」でゲストに出た時のお茶の点て方が「ぎこちなかったわぁ〜」っとしれっと言う一子。
慌てて空気を変えようと榊原が茶室を借りれることの礼を言うが、一子は自分は一恵の後見だから「あんたが責任持って指導しよし。」と伝える。一子が指導すると思っていた一恵たちは驚くが、気にせず部屋から出ていく一子。
その言葉に血相を変えたすみれ「何よ!お師匠さんが教えてくれるんじゃないの?」
<ひなたは自分がますます忙しくなることを覚悟しました。>
道場で虚無蔵(松重豊)に稽古してもらう五十嵐(本郷奏多)。
稽古が終わり、道場から出ていく虚無蔵を見送る五十嵐。
道場から顔を出し、廊下をキョロキョロ見回している。
ひなたが五十嵐に、仕事が終わったら読み合わせの手伝いをすると言った回想シーン。
口をとんがらせる五十嵐。
お茶のお稽古をするすみれ。一恵が作法を教えているが、細かい注意にふてくされている。
蕎麦屋「うちいり」で飲んだくれるすみれ。ひなたは向かいで蕎麦を食べている。
すみれ「何なのよ一恵!百恵の100分の1が偉そうに! 何で私が映画村のバイトにしごかれなくちゃならないの!?」
店のラジオから ♪もしも明日が…。 が流れている。
すみれ「大体 何なの?この役。榊原の嫌がらせ? タイトルが『京都茶道家殺人事件』で茶道家の役をお願いしますって言われたらそりゃあ…主役だと思うじゃないのよ!」
ひなた「普段はお上品な茶道家が 殺人事件が起きると刑事顔負けの推理をしそうです。」
すみれ「それが 出てきて早々 お茶会の最中に殺される茶道家の役だっていうじゃない!」
ひなた「(無感情で蕎麦をすすりながら)すいません。」
すみれ「っていうか あんた 全然飲んでないわね。」
ひなた「未成年です。」
すみれ「さっさと成長しなさいよ!気が利かないわね。」
ひなた「すいません。」
道場で稽古する五十嵐と虚無蔵。
五十嵐が木刀を落としてしまうのを見た虚無蔵「集中しておらんな。今日はここまで。」と稽古を終わらせる。
五十嵐は虚無蔵が出ていくと廊下をキョロキョロと見回すが苦い顔をして木刀を起きに行こうとする。そこで聞こえてきた足音に振り返ると映画村の女性職員。「はぁ…」とため息をつく。
蕎麦屋「うちいり」の公衆電話から榊原に電話を入れるひなた。
榊原にお茶の稽古に行ったっきり戻ってこないしどうしたのかと聞かれ、すみれさんに「うちいり」に連れてこられたことを伝える。
「堪忍な」と謝る榊原にそれはいいんですけどと、まだ終わってない会報の仕事は明日で良いか確認をするひなた。そして言いにくそうに「まだ道場に誰かいはります?」と聞くが、榊原がさっき通ったときには電気が消えてたと聞き、ため息をつく。
翌朝。あくびをしながら眠そうに休憩所で会報の原稿を書くひなた。
すみれの茶道のお稽古。一恵が細かく指導している。ひなたは眠そうに座っている。
一恵に何度もやり直しを言われ、すみれがお茶を点てるたびに何杯もお茶を飲むひなた。
蕎麦屋「うちいり」で「大女優」おちょこで日本酒をあおるすみれ。
酔っ払いながら茶道の作法がまどろっこしいと文句を言いながら、「お酒みたいにさ徳利からおちょこに注げばいいんじゃないの 手酌でさ。」と自分で注いで飲むすみれ。
ひなた「『酒蔵杜氏殺人事件』に変えてもらいましょか?」
いいわね!と盛り上がるすみれに対し、「冗談です」とローテンションなひなた。
すみれ「あんた全然烏龍茶が進んでないわね。」
ひなた「すいません。抹茶でおなか タポタポで…。」
すみれ「もっと内蔵鍛えなさいよ!」
暗い廊下をため息をつきながらとぼとぼと歩くひなた。
誰もいない真っ暗な道場を見て「そらそうやな…。」
とぼとぼとあかね通り商店街を家へ向かうひなた。
<ひなたはもう何日も五十嵐に会えずにいました。>
部屋で扮装バイトの五十嵐のシフト表を確認しているひなた。
すみれのお茶の稽古。
何度も一恵からやり直しをさせられることに嫌気がさし、「もうやってらんない!」と茶室から出ていこうとするすみれ。すると茶室にやってきた榊原と鉢合わせする。
榊原「すみれさん。稽古を続けてください。」
すみれ「イヤよ。」
榊原「『京都茶道家殺人事件』はあなたのための企画です。」
すみれ「はあ?主演でもないのに? 大体 映画やドラマならともかくたかが映画村のステージよ? 客の半分 子どもよ? お茶のお作法なんて本気でやったからって誰が見てるっていうのよ!」
榊原「僕が見てます! ちゃんと僕が見てますから。お願いします。稽古を続けてください。」
すみれ「撮影所の重役ならともかく映画村の平社員が見てたからって何になるのよ!」
一恵「すみれさん。榊原さんはここがすみれさんの正念場や思てはるんです。それはつまり榊原さんにとっても正念場なんやと思います。せやから私も未熟ながらお手伝いさしてもろてるんです。」
一子「はい そこまで。みんな座りよし。」
条映の道場。木刀を落とした五十嵐に「今日はここまで。」と虚無蔵。
まだ時間があると五十嵐は言うが「雑念のある限り いい殺陣はできん。」と虚無蔵。
思い当たることがあるようでうなだれる五十嵐。
すみれ、榊原、ひなた、一恵が並び、一子の点てたお茶を一服する。
一子「さあ。落ち着いたか?お茶はなぁ。作法の正確さでもない。仕事の成功の道具でもない。相手のこと 思う気持ちや。それだけのもんや。」
その言葉に泣き始めるひなた。一子は「なんであんたが泣くん?」と驚くが、ひなたは「すいません。失礼します。」と出ていってしまう。
夕方の道場。一人で「妖術七変化」の台本を読む五十嵐。
薄暗い道場に「五十嵐!」とやってきたひなた。誰もいない道場を見て呆然としている。
とぼとぼと家路に着くひなた。あかね通り商店街をうなだれて歩いていると、何かに気づく。
ベンチに座る五十嵐が立ち上がる。
五十嵐「何なんだよ お前。いつもうろちょろ邪魔ばっかりするくせに 映画が決まった途端 姿くらませやがって。」
すすり泣き始めるひなた「映画村のステージにすみれさんの出番が決まって…。茶道のお稽古につきあうように榊原さんから言われて。毎日いっちゃんちの茶室行って抹茶がぶがぶ飲んで…。すみれさんの愚痴聞かされて…。」
ひなたをふいに抱きしめる五十嵐「ちゃんと 毎日 顔見せろ。寂しいだろ。ばか。」
驚くひなた。パッと2人は離れ、五十嵐は去っていく。ひなたは膝をついて座り込む。
[ TO BE CONTINUED ]
「カムカムエブリバディ」今日の感想
昨日の怒涛の急展開とは打って変わり、ひなた編の物語が進んだ今日。
一子さんとすみれさん、なかなか良いマッチアップですわ笑
今にも東京に帰ってしまいそうな勢いのすみれさんに一服差し出すことでまずは鎮めた一子さん、さすがですね。
作法とか上手いとかじゃなくて、相手のこと思う気持ち、それだけ。一子さんのその言葉がみんなに響く中、感情が爆発したひなた!
携帯電話も何もない時代、約束の時間に行けないときの葛藤たるやそりゃあもうわかりますがな。ましてやそれが、わざわざ回転焼きの作り方を練習してまで支えようとした相手!
そして五十嵐も…! 何よもう。えーやんか。とりあえず気持ちが通じてそうで良かったよ。
五十嵐の「ばか」に愛がこもってたわぁ。
さてさて、明日はどうなるかしら?
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