朝ドラ「カムカムエヴリバディ」2月22日第79話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
「大月」の店頭で回転焼きを少年たちに売っているるい。
ひなたの部屋では一恵と小夜子が手伝い3人で夏休みの宿題をしている。
小夜子に、ところでアルバイトの意味はなんだったのかと聞かれるが結局わからなかったと答えるひなた。
るいに呼ばれ店に行くと伴虚無蔵。ひなたは最後の最後にアルバイトに行かれなくてすみませんと謝る。
虚無蔵「些少だが。ひと夏の勤めご苦労であった。」
紐でくくられた50円玉と5円玉の束を受け取るひなた。
ひなた「バイト料ですか? この5円玉と50円玉ばっかりで?」
横で回転焼きの作業をしているるい「文句ばっかり言ってないでお礼言いなさい。」
ひなたがお礼を言うと、虚無像は「御免つかまつる」と帰っていく。
虚無蔵を追いかけるひなた「虚無蔵さん!楽しかったです。映画村のアルバイト。好きになりました。映画村も時代劇も。前よりももっともっと好きになりました。」
虚無蔵「さようか。何よりじゃ。」
<夏の終りにひなたは>
朝ドラ「ロマンス」第一回を見ながら朝食を取るジョー、るい、桃太郎。
ひなたがまだ起きてこなく「遅いなぁ」というジョーに、桃太郎が「お父ちゃん。今日はお姉ちゃんの初打席や。」と言い、ジョーは納得する。
<高校を卒業したひなたは条映映画村に就職しました。>
<そして業務部に配属されました。>
時代劇の撮影を見学する人たちに向かい「おしずかに」と書かれた扇子を拡げるひなたと榊原(平埜生成)
「お静かに。お静かに!」と注意するひなた。
撮影にカットがかかると「お前がうるさいわ!」とひなたが注意され、榊原が苦笑いしている。
<榊原がひなたの直属の上司です。>
「条映 お江戸珍道中」の看板。ご機嫌な音楽が流れる舞台。
舞台袖では町娘の格好をしたすみれ(安達祐実)に、ひなたが履物を用意しているが、すみれの希望の履物をなかなか用意できずにすみれがイライラしている。
もうお芝居が始まっているようで、セリフや客席の笑い声が聞こえてきている。ようやく草履を出すひなた。
すみれ「もう!あっためておきなさいよ!」
ひなたは呆然とした顔になる。
そこで舞台から「おゆみ?おゆみー!」と声がかかり、すぐに笑顔になり「はーい!」と出ていくすみれ。
舞台に出たすみれがお芝居を始める。客席では笑いも起き、盛り上がっている雰囲気。
舞台袖で笑顔で見ているひなた。
<ひなたは今 色んな仕事経験しているところです。>
休憩所。ラジオから「モニカ」が流れている。
昼ごはんを食べる、役者さんやスタッフさんたち。
ひなたもるいの手作りらしき鮭の入ったお弁当を美味しそうに食べている。
お茶を入れようと席を立つと新選組の衣装をつけた五十嵐が入ってくる。それをみて「えっ? えっ えっ 新選組? うそや。いつの間にそんな出世したん?えっ 何のドラマ出んの?」
五十嵐「ばか。相変わらずばかだなお前は。」
ひなた「えっ。何で?新選組やろ?沖田総司やろ?それくらい知ってんのやから。」
五十嵐「よく見ろ。これは扮バイの衣装だ。映画村の扮装案内のアルバイトだよ。」
ひなた「(がっかりしたように)ホンマや。」
五十嵐「そんな見分けもつかないやつがよくぬけぬけと映画村の職員を名乗れるな。こんなばかを採用するなんて上映は何を考えてるんだか。」
ひなた「腹立つ〜!見とき いずれ出世してあんたなんか出入り禁止にしたるから。」
そう言いながら五十嵐にお茶を渡すひなた。
五十嵐「愚か者め。お前が出世する前に俺がスターになってるわ。」
お茶を飲んでいる五十嵐のところに虚無蔵がやってくる。挨拶をしていると
虚無蔵「文四郎。拙者 今 撮影が終わった。稽古をするぞ。」
五十嵐は、いまようやく休憩に入ったところだと虚無蔵に言うが、虚無蔵のただならぬ雰囲気に「すぐ行きます」とついていく。
<五十嵐は大部屋の仕事をしながら虚無蔵に稽古をつけてもらっています。>
廊下を歩く虚無蔵についていく五十嵐。
虚無蔵がいきなり木刀で斬りつけてくるのを慌てて腰の刀を抜き応戦する五十嵐。恐る恐るついていく五十嵐。
倉庫に道具をしまうひなた。これが終われば帰れると疲れたようにつぶいやいていると、榊原にお茶を持ってきてと頼まれる。
榊原が打ち合わせしているところにお茶を持ってきたひなた。
なんと榊原の前にモモケンがいて驚くひなた。冷静を装いながらお茶を出していると榊原がモモケンにひなたを紹介し始める。
思いがけないことに心の中で喜んでいると、「大月」という名前にモモケンが反応する。横にいる付き人も気づく。
モモケン「回転焼きの『大月』さんのお嬢さん?大きくなりましたねぇ」
ひなたはモモケンが覚えててくれたことに喜び満面の笑み。
モモケン「時々差し入れ用に付き人に買いに行かせてますよ。」
榊原もモモケンからもらう回転焼きを知っているようで「あの!」と驚いている。
まだひなたが小さかった頃にモモケンが回転焼きを買いにきた時の回想シーン。産気づいたるいを、モモケンが車で送ると話している。
榊原「そんなことが…。」
モモケン「あの時生まれたお子さんはお元気ですか?」
ひなた「はい!おかげさまで弟はすくすく育ってます。」
モモケン「そう。良かった。」
大月家での夕飯。ひなたがモモケンの話しを興奮気味にしている。
弟はモモケンにあやかり桃太郎とジョーが名付けたことを伝えると、モモケンは「良いお名前ですね!」と言ったそうで、ジョーはとても喜んでいる。
そしてひなたは、モモケンが来ていたのは映画村のテレビCMの打ち合わせだと話す。
黍之丞の衣装をつけて、頬骨にホクロを描き入れているモモケン。
スタートの声が掛かり、CMの撮影が始まる。
モモケン「映画村でしか見られぬショーがある。映画村でしか買えぬ土産がある。」
登場した忍者たちを切り捨て、ポーズを決めると周りから歓声と拍手が巻き怒るが、「いけ〜ん! いけんいけんいけん!」と撮影に入ってくる老人。
老人「こねえなもん 一個もおもろうねえがあ。どこのでえつなら このCMを企画したんは。」
老人の顔が写ると算太。榊原が「私ですけどと出ていく。」ひなたはじっと見守っている。
算太「兄ちゃんこっち来い。あんた何のためにこのCMを企画したんや?」
榊原「えっ? そら…より多くの人に来場してもらうために。」
算太「ほう〜。そうじゃろう。それじゃったらこねえなもんじゃあおえん。」
榊原「おえん?」
算太「あぁ。」
どこかから「おい!何やその男は!」という声が聞こえる。
算太「何やとは何や おらあ! わしゃダンゴちゃんの親友じゃ。」
「ダンゴちゃん?」と首をかしげるひなた。
モモケン「すいません。わたしのことです。」
算太「ダンゴちゃん。ここはわしに任しとけぇ。」
虚無蔵と殺陣の稽古をする五十嵐。虚無蔵の木刀が五十嵐の木刀を叩くと落としてしまう。
虚無蔵「何とした文四郎。集中しておらんようだな。」
五十嵐「すみません。今 モモケンさんのコマーシャル撮りしてるらしくて…。すみません!集中します。」
五十嵐は改めて木刀を構えるが、虚無像は木刀を下ろし神棚に一礼して出ていってしまう。
あとを追う五十嵐とやってきたのはCM撮影現場。
スタートがかかりモモケンは華麗なツーステップで進み、「映画村でしか見られぬショーがある。映画村でしか買えぬ土産がある。」
バク転で出てくる忍者たちと一緒に踊ってポーズを決めるモモケン。
五十嵐「斬新だなぁ〜」
算太が「さすがや。さすがダンゴちゃんや。」とモモケンに歩み寄り、モモケンも笑顔で「ありがとうございます」と伝えている。
それを離れたところから見ているひなた「っていうか何もん? あのおっちゃん…」
算太「わしに任してえたら間違いねんじゃ。」
モモケン「これは来年の映画の宣伝にも協力してもらわねばなりませんな。」
ひなたの横で見ていた轟「モモケンさん!」と呼び、指を口の前に一本立てて内緒の合図をしている。
モモケン「いいじゃないですか轟さん。そろそろ映画村の皆さんには知ってもらったって。」
しぶしぶ頷く轟。
まわりにいるスタッフや役者に向かって大きな声で話し始めるモモケン「テレビの申し子といわれたモモケンこと二代目桃山剣之介。劇場用映画制作をすることと相成りました。」
その言葉に驚きと歓声が上がる。
飛び出していくひなた「それは『黍之丞』の映画ですか!?」
モモケン「そのとおり。わたしの父である先代 桃山剣之介の遺作『妖術七変化 隠れ里の決闘』 これを二代目であるわたしの主演で最映画化します!」
その話しをじっと聞いている虚無蔵。
周りからは拍手と歓声が沸き起こる。
モモケン「乞うご期待。」
虚無蔵は、表情を変えずじっと見ている。
ひなた「『妖術七変化』…。あっ。」
「大月」の壁に飾ってあるポスターを思い出す。
[ TO BE CONTINUED ]
「カムカムエブリバディ」今日の感想
算太さん…お元気そうでなによりです!
しかしオープニングテーマに書かれた役名は「謎の振付師」笑
「たちばな」の再建はできなかったけど、最初の夢は叶えたんだね!
しかもモモケンを「ダンゴちゃん」と呼び親友と呼ぶまでに親しいとは…。
モモケンさん、いままで何を振り付けしてもらってたん?笑
そして気になる虚無蔵さんとモモケンさんの間柄…。
先代からの闇が続いている模様…。
それにしても、モモケンさんの私服姿というか、普段の感じがそりゃあもう昭和の大物感があって素敵ですね! なんとも大らかな優しい物腰。でも虚無蔵さんとの闇が見え始め…。気になる。気になりすぎる!
ひなたちゃんは、条映のスタッフになったんですね!無事に就職ができてめでたいですね〜。そして朝ドラの初回ってことは4月1日?って思わせる演出、朝ドラファンにはたまらないですよね笑 地味に歴代の朝ドラが絡んでるのがとても楽しいです。
さて、明日はどうなるかな? 楽しみに待ちまーす!
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