朝ドラ「カムカムエヴリバディ」2月10日第71話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」2月10日第71話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

ジョー(オダギリジョー)がテレビを付けると朝ドラ「おしん」が始まる。

「お父ちゃん、お母ちゃん、おはよう」と茶の間にやってきたひなたの弟・桃太郎。野球のユニフォームを着ている。

るい(深津絵里)に「初練習の前から汚すよ」と言われるが、初めてのユニフォームに嬉しそうにしながら朝食を食べ始める。

ジョーは「前掛けしたらええねん。」と言うが、桃太郎に「お父さん こぼしてるで」と言われてしまう。

シャツについた染みを見て「はぁ〜、もう ジョーさんが前掛けしい。」とるい。

みんなが朝食を食べ始めてもまだ寝ているひなたを起こしに行くるい。

るいはひなたの部屋を見回し、飾られている提灯を「また増えてる」と呆れている。

ひなた(川栄李奈)の布団をはがして起こするい「春休みやからいうて いつまでも寝て。起きなさい。あんたもう高3になるんでしょ?」

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

無理やり腕を引っ張り起き上がらせるが、ひなたは「あっしには関わりのねぇこってござんす。」とまた布団にもぐろうとする。

身支度を整えて朝食の輪に加わるひなた。先に座っているいる桃太郎の頭を撫でながら「桃〜。おはよう。」とても可愛がっている様子。

ひなたはジョーにも挨拶するが、少し上の空で返事をしてテレビ画面に釘付けになっている。ジョーと桃太郎は、よだれかけのような前掛けを付けている。

ひなた「新しい朝ドラ?」

ジョー「うん。『おしん』や。」

ひなたも一緒に朝食を食べながら、「おしん」を見始める。

ジョー「あ~!出た。」

テレビ画面では、おしんが電車の座席に正座して何かを食べている姿が映し出されている。

ひなた「わっ 何や このおばあさん。電車の中で正座してるで。」

ジョー「ひなた。この朝ドラはすごいで。さっきまでな いろんな人が入れ代わり立ち代わり出てきておしんのうわさ話ばっかりしてたんや。今 初めておしんが出てきたんや。15分近くヒロインが出てきいひんかったんや。これは名作になる気ぃするなぁ。」

興奮気味に話すジョーに、ひなたも「そら画期的やな。」と関心しつつ「そやけど ヒロインやのにえらいおばあさんやな。」

ジョー「それがまたええんや。」

ひなた「ふーん…。おしん どこへ向かってんのやろ…。」

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

「おしん」に夢中になるひなたに、早く食べて支度するように注意するるい。しかしひなたは「支度て?」

るい「もう忘れてる」と少し怒り顔。

一恵(三浦透子)がお茶を点てているのを厳しい顔でみている一子(市川実日子)。

るいとひなたも客として並んで座っている。

一恵が点てたお茶を飲むるい「結構なお点前で」

お点前が終わり、一子「サッチモもひなたちゃんもつきおうてくれてありがとう。」

るい「いいえ。上手になったねぇ、いっちゃん。」

ありがとうと答える一恵に「な~にが。まだまだえ。」と一子。

一子「けどまぁ次のお茶会でお点前やるのはこれで合格にしとこか。」

ちょっと苦い表情で「ありがとうございます。」と答える一恵。

高校卒業後はそのままお茶の道に進むのかと聞くるいに、短大を受けると答える一恵。

驚くひなたと一子。

一子「何で?」

一恵「何でて別にええやない。」

一子「お母さんの手伝いしてたほうが茶道は身につくえ。」

一恵「お父さんは ええ言うたもん。」

一子「あかん。どうせ勉強もしんと遊び歩いて留年すんのがオチや。」

一恵「何でそんなん分かるん。」

一子「わかるんや。お母さんには。」

2人のやり取りを、笑顔で聞いてるるい。

「せやから何で」と強く聞き返す一恵に、少しそっぽを向いて答えようとしない一子。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

「大月」の横の空き地にやってきたひなたと一恵。

一恵は進路を一子に決められそうなことをぼやいている。

ひなたはどこの短大に行くのか聞くが、一恵はどこでも良いから入って、本当にお茶の先生になるのかどうか考える時間が欲しいという。

一恵「茶道の家の一人娘やからいうて勝手に人生決められたないわ。」

一恵はひなたに進学するのか聞くが「さぁ…」と困り顔。

一恵「『さぁ』て。私ら三日後には高校3年生やで。」

それはそうだけどと、なんとも歯切れの悪いひなた。

カバンから漫画雑誌を出す一恵。ひなたは「えっ マヤと亜弓さんどうなった?」と2人で「ガラスの仮面」の話題で盛り上がる。

回転焼きを売るるい。

野球から帰ってきた桃太郎とジョー。

桃太郎は「筋がええって褒められとったわ。」と嬉しそうにるいに伝えるジョー「よかった。僕やなくて るいに似て。」

ジョー「ベリー元気やった?」

るい「うん。すっごく。」

笑いながら答えるるいにジョーが「えっ 何?」と聞くと

るい「いや一子さんがな いっちゃんに短大なんか行くな。遊び歩くのがオチや言うて…。」

ジョー「いやいや どの口が言うてるんや。」

2人で楽しそうに話している。そこに回転焼きを買いに来た小夜子。

ひなたがいるから上げっていきと、小夜子を部屋に上げる。

部屋で一恵に借りた漫画を読むひなた「マヤ…おそろしい子。」

小夜子(新川優愛)がやってきて喜んで部屋に招き入れる。

小夜子はお習字のお稽古の帰りだそうだが、他にもピアノや英語なども習っているそう。

相変わらず色々やってんなぁと関心するひなたに「けどもうそろそろ塾だけにしよ思てる。」と小夜子。

その言葉に驚くひなた。「えっ。小夜ちゃんも進学するん?四大?」

「うん」と答える小夜子に「あ~ みんないつの間にそんなこと考えてたん。」と嘆くひなた。

そこに桃太郎がやってきて、勉強を教えて欲しいと言う。

この春から小学校に上がる桃太郎はもう勉強していてわからないところを聞きたいと。

なんぼなんでもそれぐらいひなたでも教えてあげられるし小夜子に悪いと言うが「構へん。教えたげる。私も勉強になるし。」と小夜子。

小夜子「私 将来は学校の先生になりたい思てんの。」

そんな様子を横目で何か考えているひなた。

とぼとぼと商店街を歩き、「あかにし」の電化製品を見るひなた。

店のラジオからは「NAI・NAI 16」が流れている。

店番をする吉之丞(徳永ゆうき)が、ひなたの顔の前でハタキを振りひなたは「やめてえな」と怒る。

吉之丞は、冷やかしなら帰ってや 貧乏人に買えるわけ無いだろうと嫌味を言うが、ひなたは素直に「それもそうやな。」と認める。

ひなた「店番?珍しいな。」

吉之丞「親父が今からやっとけってうるさいんや。どうせ店継ぐんやからて。」

だけど店を継ぐ気はないと、自分の考えを話す様子にまた考える表情のひなた。

「おしん」のテーマ音楽が流れ始める。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

電車の座席に正座して座り、回転焼きを食べるひなた。

<ひなたが向かった先は映画村でした。>

映画村に入り、橋の上でぼーっとするひなた。

<ひなたは時々この場所に来ます。>

幼いひなたが橋の上でおもちゃの刀で戦っている様子。

<つらい時や悲しい時 落ち込んだ時 何となく不安な時。>

<ここに来るとなんだか心が落ち着くのです。>

橋の上でおもちゃんの刀を構えるひなた。

チャンバラを始める。

<侍のように凛として弱音を吐かず、こうと決めたことは命がけでやり遂げる。そんな生き方にひなたは憧れていました。>

一恵や吉之丞、小夜子が将来のことについて語るシーンとひなたがちゃんばらするシーンが交互に映し出される。

<ただ ひなたはまだ見つけることができずにいました。命懸けでやり遂げたいと思える夢も目標も…。>

モモケンの棗黍之丞が敵を斬りつける姿。ひなたもおもちゃの剣で斬られ、橋の上に倒れ込む。

「大阪で生まれた女」の替え歌を歌いながら帰宅するひなた。

るいは回転焼きを抱えてどこへ行ってたのかと聞かれるが「さぁ…。私はどこへ向かってんのやろ。」

るいは「何言うてんの」と少し呆れながら豆腐を買い忘れたから店番をするようひなたに言う。

それどころじゃないと文句を言うひなた。

「京都で生まれた女」をしょんぼりと歌いながら店番をしていると、やってきた客。

無愛想な男(本郷奏多)「おばさんは?いつものおばさんはいないの?」

ひなた「すいません。いまちょっと。」

無愛想な男は舌打ちをして「娘?」とひなたに聞く。

[ TO BE CONTINUED ]

 

 

「カムカムエブリバディ」今日の感想

川栄李奈さん初っ端から登場!ひなたの同級生たちも成長しました!

やっぱり桃太郎くんの赤ちゃん時代はみれないままでしたね〜。

だけどジョーとひなたの朝ドラ好きが変わってなくてなんだかとても嬉しくなりました。

「おしん」が放送されていた頃、小学生のわたしは幼いおしん役の小林綾子さんに似ているとあちこちで言われ、サマーキャンプで「おしん」というニックネームで呼ばれたことを思い出しました。今は全然似ていません笑

あの頃にシブがき隊が流行ってたんだ〜!ってのにも今日は地味に盛り上がりました。

「あかにし」で使われているラジオも少し進化してましたね。

戦前戦後の知らない時代の背景を読み取るのも朝ドラの面白いところだと思うのですが、かすかに記憶がある時代のことを思い出しながら観れるのが「カムカムエヴリバディ」の面白いところの一つかもしれませんね。

ところで、成長した一恵役の三浦透子さん。どっかで見たことある…ってじーっと見てようやく思い出しました。「ドライブ・マイ・カー」のヒロインですね。ぶっきらぼうな、重い過去を抱えたあのドライバーさんだと気づいたときのすっきり感。映画ではあんまりにも自然だったから、本当にその土地でドライバーをしてるんじゃないかと思いながら観ていたので、なんと昭和の京都に!?と思うと不思議な感じもしますが、今後が更に楽しみになりました。

そして最後に登場した「無愛想な男」

ヒロイン登場の日にいきなり相手役が出てくるのはすごい!

ヒロインが15分近く出なかった朝ドラの話しからの、相手役の初日登場。

色々とトリッキーでやっぱり「油断ならない」。

明日も楽しみです!

 

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