朝ドラ「カムカムエヴリバディ」2月4日第67話　あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

モモケン（尾上菊之助）のサイン会の帰り道。

落とし物をした少年に声を掛け、振り返ったその姿に恋をしたひなた。

少年はひなたに話しかけてくるが英語なので答えられない。

すると小夜子が英語で少年と話し始める。

空き地で一人、回転焼きを食べるひなた。

少年と会話することを妄想するが、英語でなんて言うんだろうと考え込んでいる。

そこにジョー（オダギリジョー）がやってくる。

ひなたの様子に、サイン会から帰ってきてから何やおかしい、お父ちゃんでよかったら話し聞くでと言う。

ひなたは、小夜子が通っている英語教室に通いたいが、月謝がとても高い。赤ちゃんが生まれてくるのにと悩んでいることを打ち明ける。

ジョー「そんなことか。 お父ちゃんに任せとき。」

先を歩くジョーに、「お父ちゃんどこ行くん？」と聞くひなた。

ジョーが立ち止まり、ポケットから紙の束を出すのを見て「お父ちゃん。そんなお金どっから…」と言うが、よく見ると福引券の補助券。ジョーは１等の熱海旅行を当ててお金に換えれば英語教室ぐらいは行けるはずだと言う。その言葉に盛り上がるひなた。２人で「あかにし」の前で行われている福引きを引きに行く。

福引きの係をしている酒屋の森岡（おいでやす小田）に補助券を渡すひなた。

１等を当てようと、集中するジョーとひなた。

森岡「足らへんな。補助券９枚しかないで。１枚足らへん。」

ひなたはそれでも、後生や！お願いします！と森岡に頼み込んでいると「あかにし」の店内から出てくる吉右衛門（堀部圭亮）。

吉右衛門「お断りします。１円足らんでも物は買えしまへん。福引きの補助券もまたしかり。この赤螺吉右衛門。あかね通り商店街会長として断固として不正は認めまへん。福引き引きたかったら補助券10枚耳を揃えて お持ちいただこ。」

諦める、ジョーとひなた。

回転焼きを焼くるい（深津絵里）。目の前を「およげ！たいやきくん」の歌を歌いながら通り過ぎる子どもたち見てしょんぼりしている。るいのお腹は少し大きくなっている。

そこに帰ってきたジョー。まだたい焼き売れてんやな、と言いつつ「えぇ曲やな…。」

そうなん？と聞くるいに「みんなの心つかまれんの分かるわ。」とジョー。

川べりでうろうろするひなた。また空き瓶を探している。

一恵に「何してんの〜？」と声を掛けられ、そちらを見ると空き瓶を見つける。

「一升瓶や。30円や！」と駆け出し空き瓶に手をかけた瞬間、反対からも手が伸びる。吉之丞だ。

自分の方が先に見つけたとお互いに言い合い、空き瓶を引っ張り合う２人。

しばらく取り合ううちに、空き瓶が２人の手を離れ、石の上に落ちて割れてしまう。ひなたもバランスを崩し割れた瓶の横に倒れてしまう。

夕飯の支度をするるいの元に、一恵がひなたが怪我をしたことを伝えに来る。

安子の自転車の後ろに乗り事故に遭ったときのことを思い出し、ひなたの元へ駆け出そうとするるい。

ジョー「あっ るい あかん。走るな。」

すると店からひなたが入ってくる。

ひなた「お母ちゃん。ばんそうこう頂戴。吉之丞が引っ張るさかい空き瓶が割れてな。びっくりして転んでしもてん。痛っ…。」

ホッとしてひなたを抱きしめるるい。

るい「良かった。顔 切ってたら どないしよか思ったわ。良かった…。」

泣き始めたるい。ジョーもホッとしたように見ている。

夜、濡れた髪をタオルで拭いているるい。自分の傷を鏡で見ている。そこにやってきたひなた。

ひなた「お母ちゃん。今日は心配かけてごめんなさい。」

るい「もうええから はよ寝なさい。」

おやすみと、ひなたはその場を立ち去るが、またるいの元に戻ってくる。

るいの額の傷をちょんちょんと指差し「お母ちゃん。お母ちゃんのこれ。旗本退屈男みたいでかっこええな。」

その言葉に微笑むるい。

大月家の茶の間。ジョー、るい、ひなたを前に吉右衛門が手をついて頭を下げる。

「この度はせがれが大変ご迷惑をおかけしました。このとおり おわび申し上げます。」

るいは、ひなたも悪いんだから頭を上げてと言うが

吉右衛門「いや。男子たるものがおなごにけがを負わせるやなんて言語道断です。この渡しが厳しゅう叱っておきました。後で本人にも謝りに来させます。」

るいは、わざとやったわけじゃないしと言うが、吉右衛門は続ける。

「聞いたら 10円の小銭を得るために空き瓶を拾い集めその1本を取り合うたと言うやありませんか。情けない。」

それはわたしの悪口やない？と言うひなたを、たしなめるジョー。

吉右衛門は「陳謝」と書かれた封筒を取り出しみんなの前に出すが、るいは困りますと封筒を下げるよう言うが「こうでもしいひんと私の気ぃがすみません。どうかこれでご勘弁を」と帰ってしまう。るいは吉右衛門を、そんなわけにはと追いかけていく。

残されたジョーとひなたは封筒に目が釘付けになっている。

吉右衛門が帰ってしまったからあとで返しにいくわと戻ってきたるい。

ジョーとひなたが机の上に封筒の中身を拡げ、数えている。

中身は福引きの補助券でひなたは「さすがケチエモン」

数え終わるジョー「ちょうど100枚や。」

「今度こそ熱海旅行や！」のジョーの言葉に「熱海旅行？何の話し？」というるい。

ジョーは、福引きで熱海旅行を当てて換金し、ひなたが英語教室に通いたいという話しをする。

英語教室という言葉に、しばし呆然としているるい「英語…。」

福引き会場で補助券を数える森岡を見る、気合の入ったジョーとひなた。

ジョー「よっしゃ いけ ひなた。狙いは赤玉や。」

がしっと福引きの取っ手を握り回すひなた。しかし白玉でフーセンガムを当てる。

ジョーと交代するも、ジョーも白玉。

2人は交互に回していくがずっと白玉。フーセンガムが山積みになっている。

ジョーが最後の一回を回すことに。

ひなた「お父ちゃん。最後の一回や。頼んだ！」

ジョー「これでまた白玉やったら お父ちゃん 腹切っておわびするわ。」

森岡「いや そない大層なことやない！」

改めて気合を入れて福引きに手をかけるジョー。そこに登場したるい。

るい「待ち！ 私が引く。」

気合を入れて回するい。玉が出るとそれを見た森岡がベルを鳴らし始める。

大月家の茶の間。古めかしいラジオが置かれている。

るい「これが3等…。」

ひなた「絶対ケチエモンの店の蔵に眠ってた大昔の売れ残りや。」

ジョー「これは質屋に持ってってもお金にならへんな。」

鳴るんやろかとるいがスイッチを入れ、チャンネルを回すと音が鳴り始める。

「証城寺の狸囃子」だ。ひなたも一緒に歌い始める。

るいは、昔安子と一緒に聴いていた「カムカム英語」の「Come Come Everybody」を思い出す。2人で英語で歌っている回想シーン。

何かを思いつき、新聞のラジオ欄を指で追うるい。

「英語会話」という番組があることを見つける。

[ TO BE CONTINUED ]

「カムカムエブリバディ」今日の感想

るいのトラウマが少しずつ消えているのを感じる回でしたねー！

おでこの傷を見る顔がやわらかくなり、ラジオの「英語会話」を探したり…

そうだよ、るいちゃん。全部安子ちゃんの愛なんだよ！って…早く気づいて。いや、もう気づき始めているよね。

それにしてもジョーとひなたは良いコンビですね。

ノリが一緒というか。とても微笑ましいです。

来週は、この幼いひなたちゃんとお別れし、おおきなひなたちゃんの川栄李奈さんが登場するようです。

それもまた楽しみですね！

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」