朝ドラ「カムカムエヴリバディ」1月28日第62話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
かつてジョーから贈られた風鈴が軒先に吊り下げられ、涼し気な音を立てている。
夕飯の仕度をするるい。
買い物から帰ったジョー。遅かったからどうしたのとるいが聞くと「テレビを観ていた」と答える。るいは買わないのに申し訳ないでしょと注意しながら、おつかいを頼んだイワシを出してというが、売り切れていたと代わりに魚屋のおっちゃんから勧められた立派な鯛を出す。
るいは苦笑いして受け取る。
一子の茶室。お茶を点ててもらいながらジョーの話しをするるい。
一子「ジョーにまともな金銭感覚求めたらあかんえ。ミュージシャンの世界しか知らんのやさかい。
るい「今は休んでるだけでジョーさんの本職はトランペッターなんやからほかのことなんかできんでもいい。 そない思てたけど…。 ちょっと想像を超えてました。」
点てたお茶をるいに差し出す一子。るいは一子に確認しながらお茶の作法に乗っ取りお茶をいただく。
お茶を飲みながらクリーニング店の客として来ていたジョーが、無造作にポッケから札束を出して支払いしていたのを思い出するい。
一子「回転焼きは焼かへんの?」
ジョー「最初は僕も焼くって言うてたけど…」
生地を回転焼きの型から溢れるように入れてしまい、「あ〜!ああ…!あっ!あっ!あっ!」というジョー。
一子「生地つくりは?」
ボールに粉を入れようとするが溢れさせ、「うわぁ… わぁ!わぁ!わぁ!」と自分も粉をかぶってしまうジョー。
一子「店番くらいはできるやろ。」
店頭に沢山いるお客から、「2つ頂戴」「ひとつくれ。」「5個ずつ2つに分けて」などいっぺんに言われ「うわぁ… あぁあぁ!」というジョー。
話しを聞いて苦い顔をする一子。
るい「このままでいいんやろか…」
一子「配達は? ちょっとまとまった数 注文しよ思てたんや。200個。」
るい「あぁ…200個。 200個! 何するんですか200個も。」
一子「結婚式のデザートや。」
結婚式て誰の?と聞かれ、「私の」と一子。
とても驚くるいと、気まずそうな顔で微笑む一子。
夕飯を食べるジョーとるい。
ジョー「えらい急な話やなぁ。」
るい「卒業してすぐお見合いしたんやて。」
ジョー「お見合い?ベリーが?」
るい「相手は日本舞踊のお師匠さんで、どっちの家も師弟関係やら横のつながりやらとにかくぎょうさん招待せんとあかんのやて。」
えらい格式高そうだけどデザートが回転焼きで良いのかと心配するジョーに「みんな普通のお茶菓子は食べ飽きてるから、言うてたけど。」とるい。
ジョー「うちの売上のためかな。」
るい「多分。」
ジョー「優しいなぁベリー。」
るい「それで思たんやけど自転車買わへん? 時々はこういう大口の注文も受けたいし。」
<…というのは表向きの理由でるいは錠一郎にできる仕事を模索していました。>
荒物屋「あかにし」へ、自転車購入の相談に行くるいとジョー。
吉右衛門はよく私を訪ねてくれたと歓迎するが、るいが予算を知らせるとこんな安い自転車仕入れてもうちの儲けにならないと鼻で笑って断る。
そんなところに「あかにし」へそばを配達しにきた初美。
会話を聞いていたようで、蕎麦屋でいらなくなった自転車をくれると言う。
自転車を前に、「高さは合うやろか?」と初美。
るいは「ジョーさん乗ってみて」と言うがジョーは困ったように小声で「どうやって乗るの?」
河原で自転車の練習をするジョー。フラフラと走りながら怖がっているのを、るいが自転車の後ろを持って「怖くないから。前見て」と笑いながら手伝っている。
それー!とるいが自転車を押して手を離すとジョーはフラフラとバランスを崩して自転車を倒してしまう。それをそばで見ていた子どもたちが笑っている。
一人で「大月」に帰ってきたるい。酒店の森岡がやってきてひとつくれるかと言う。ジョーが加茂川にいると聞いた森岡はひどく驚く。
森岡「えぇ!? 嫁さん一人働かせて自分は散歩か? はぁ…余計なお世話かもしれへんけど 仕事もせんと あっこの旦那さんはどないなってんねやろ あれでは嫁さんの体持たへんでってみんな心配してんで。」
複雑な表情で頷くるい。
河原で子どもたちと自転車の練習をするジョー。
一向に上手く乗れないジョーを心配して「明日も特訓や」と言う子どもに「面目ない」と答えるジョー。
夜、茶の間で売上の計算をするるい。「錠一郎積立」と書いた封筒にお金を分けている。
<るいはいつか錠一郎の病気の治療法が見つかった日のために貯金をしていました。>
そこにやってきたジョー「後悔してる? 何にもできひん僕と一緒になって。」
るい「そないなこと。もういっぺんでも言うてみ。すぐ離婚やで。」
笑い合う2人。
「あかにし」。ラジオから磯村吟がモモケンこと桃山剣之介について、息子の団五郎が来春二代目を襲名することを伝えている。吉右衛門が真剣に聴いている。
「あかにし」ではるいが清子に色々な入れ物を見せてもらっている。一子の結婚式用の回転焼きの入れ物を探しているよう。
清子は「うちも近いうちに結婚式のデザート頼めたら良いんやけど。」と吉右衛門の結婚を願っている様子。
そこに蕎麦屋の初美がたわしを買ってくる。吉右衛門はそわそわと接客し、それを見て顔を見合わせるるいと清子。
初美はるいに気づき、ジョーが自転車に乗れるようになったが聞くが「いえ まだ…」と答えながら、ふっと崩れるように倒れてしまう。
河原で自転車の練習をするジョーの元へ、吉右衛門が慌てて呼びに来る。
奥さんが倒れてという言葉に血相を変えて自転車を押しながら走り始めるジョー。慌てて自転車にまたがり、フラフラしながらだが自転車を漕ぎ始める。
見ていたあきお(こども)「乗れてるやん…」
フラフラしながら無事に「大月」に帰ってきたジョー。
茶の間で突っ伏しているるいに声を掛ける。
ジョー「大丈夫なんか? 医者は?」
るい「あぁお医者さん? 今 帰らはった。 ただの睡眠不足。」
その言葉に心からホッとした様子のジョー。
良かったと座り込むジョーに「それと…おめでたやて。赤ちゃんがいてるんやて。」
驚いて口をぽかんと開けたまましばらく呆然とするジョー。
ようやく「赤ちゃん? 2人の?」
お腹を抑えながら頷くるい。
ジョーは匍匐前進のようにるいに近づきるいのお腹を優しく触り「なれるかな? 僕お父さんになれるかな?」
るい「なれるよ。なってあげて。この子の大好きなお父さんに。」
るいのお腹に顔を近づけ優しく撫でるジョー。
るい「なれるかな。お母さんに…」
風鈴が鳴っている。
病院の待合室のジョー。そわそわしながら座っている。
待合室のテレビでは、岡山東商業高校が岡山県勢として初めて甲子園での優勝を決めたことを伝えている。
聞こえてくる産声。テレビではモモケンを団五郎が襲名しているが、ジョーはそのニュースは気にせずどこかへ駆けていく。
ベッドで横になっているるいの元に、赤ちゃんが連れてこられ横に寝かされる。
るいは泣きそうな笑顔で赤ちゃんを見ている。
春が来て るいは女の子を産みました。
Another spring has come and Rui has given birth to a baby girl.
「カムカムエブリバディ」今日の感想
まずこれが言いたい。安子編で吉兵衛の妻で吉右衛門の母・清子をやってらした女優さん宮嶋麻衣さんが、吉右衛門がホの字の蕎麦屋の初美ちゃんを演じてるんですね。はんなり清子からちゃきちゃき初美で雰囲気が違うからちょっとびっくりしちゃいました。女優さんてすごいですよねー。
違和感なく一人二役が多発してて面白いです。カムカムエヴリバディ。
それはともかく。ジョーさんの浮世離れ感がすごいですねー。
でも、一生懸命な姿がそりゃあもう可愛い。るいちゃんは本当に大変だろうけど、見てるこちらとしては全然オッケー。(こぼれた粉を片付けたりもきっとるいちゃんだろうから、苦労は本当に忍ばれるけど…)
そしてそんな2人を受け入れた町のみんなが、心配してくれているのが伝わってきたのも良かったですね。余計なお世話のようにも見えるけど、でも森岡さんが言ってくれたのはきっと2人でしっかりとここで生きていって欲しいと思っているからですよね。
そうして一生懸命な二人のもとに赤ちゃんが…!!可愛い女の子が無事に生まれて良かった〜!
親の記憶のあまりない2人が親になることは心配もあるだろうけどこの2人ならきっと大丈夫。
そして赤ちゃん誕生を祝福するように、岡山県勢で初の甲子園優勝した岡山東商業。
きっと勇ちゃんも大喜びでテレビ中継を見ていたんだろうなと想像しちゃう。
ちなみに勇ちゃんが甲子園出場を目指して頑張っていたのは弓丘中。
旧制中学校ってことですよね。制度が変わって岡山東商業とかに変わってたり?するかな?
どちらにしても勇ちゃんが懐かしいです。
赤ちゃんが生まれて来週が楽しみです! ジョーは乗れなかった自転車にも思いがけず乗れるようになったし配達で活躍できるかな?
(乗れない自転車に急に乗れるくだり、安子が大阪に帰る稔を慌てて駅に見送るシーンを思い出しましたね。懐かしい。)
月曜日を楽しみに待ちます!
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