朝ドラ「カムカムエヴリバディ」1月27日第61話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
お天気の良い様子。
<るいと錠一郎の回転焼き屋「大月」がいよいよオープンの日を迎えました。>
店の入口の上に「大月」の看板が出ている。
るいが店頭で回転焼きを焼いている。
るい「おいでやす。回転焼きの「大月」ただいま開店しました。」
店の前で声を掛けながらジョーもチラシを配っている。
「おうおう。見たらわかるやろ。おっちゃん両手ふさがってんねや。」と、ビールケースを両手で運ぶ酒店の盛岡(おいでやすこが)
しかし、森岡は何やってんのだろうと言う感じでるいの方へ行き、回転焼きを見ると「ああ!たまに屋台で見るやつか。いや〜ここらのもんは食べたがらへんで。」と言い残して行ってしまう。
森岡の言葉に戸惑うが、ジョーはもっと向こうで呼び込みしてくるわと言う。「お願い」とるい。
道のどんつきにある「あかにし」という荒物屋。子どもたちが「や~い!や~い!ケチエモン!」と囃し立てると店主が追いかけ子どもたちが逃げていく。
ジョーはあかにしの方に向かってチラシを配り歩いていくと、あかにしの店頭にあるテレビから桃山剣之介が打ち合わせ中に倒れて緊急入院をしたとニュースで伝えられている。ジョーは足を止めて食い入るように見入っている。
あかにしの店主がやってきて、荒物屋だけど電化製品も始めたとテレビをすすめるがジョーはあかにしの声がまったく耳に入らないようで身動きしない。
その様子に、買う気がないんだったらそんなに長いこと見てられたら困ると目の前でハタキをかけ始め、そこでようやくジョーは店主に気づく。店主も、ジョーを見かけへん顔やなと言うとジョーは「大月言います」「回転焼き屋を初めました」とチラシを置いてそそくさといなくなった。
残された店主「回転焼き?舌の肥えた京都のもん相手にそないな商売が成り立つかいな。」そしてジョーの描いた斬新なチラシを見て「何やこれ。気色悪っ。」
お皿に山盛りに盛った回転焼きを食べるるいとジョー。
<開店初日はほとんど売れませんでした。>
こんなに美味しいのにとほおばるジョーとるい。
るい「馴染みのないもんにはなかなか手ぇ出さへんのが京都の人やて酒屋さんが言うてはったわ。」
回転焼きをさらにもぐもぐと食べながら「大丈夫。なんとかなる。」とるい。ジョーも食べながら頷いている。
回転焼き屋の店頭で焼きながら通る人に声を掛け続けるるい。
そこに突然一子の声「あんたはアホか!」
るい「あっべ…一子さん。」
一子「回転焼き屋するて言うてた時は愉快な冗談やおもてたけど。ホンマにやってどないすんねん。 えぇか?よう聞きや。 ギャンブルいうのはあてずっぽうにやるいうことやあらへん。 繊細に計画して大胆に決行する そういうことを言うんや。」
「えぇこと言うなぁベリー。」というジョーに、「ベリー言うな」とぴしゃり。
チラシを配りに出るジョーを見て、「ジョーが回転焼き屋のチラシ配りやて…。情けない。」と一子。
るいは新しい回転焼きを焼くから一つ食べてと言うが、一子は「いらん」
一子「私は日頃からお茶席でえぇ和菓子食べてんねん。ただ鉄板に生地流してあんこ挟んだだけのしょうもないお菓子で喜ぶおもてんのか。」
るい「思てます。 うちのあんこは絶品ですから。」
一子「おもろいやない。受けて立ったるわ。」
頷くるい。
「あかにし」のテレビを食い入るように見るジョー。
店の商品にハタキをかける吉右衛門が気づき、面倒そうに「また来てる」とつぶやく。
テレビのニュースではモモケンの訃報が知らされ、ジョーはあたりを気にせず号泣している。
吉右衛門もニュースに気づき、ジョーの隣で話し始める。
吉右衛門「私はモモケンがデビューした年に生まれたんや。」
モモケンの遺作となってしまった映画「妖術七変化 隠れ里の決闘」の話になるジョーと吉右衛門。お互いに見たと話す。
するとジョーは「あかにし」の店の中から箒を持ってきて刀のように構え「暗闇でしか見えぬものがある。暗闇でしか聴こえぬ歌がある。」とモモケンの真似を始め、吉右衛門もハタキを構え2人でチャンバラを始める。そこにかぶせるように映画のモモケンも伴虚無蔵と戦い始める。
そしてるいは一子との真剣な勝負、回転焼きを焼き始める。
ジョーvs吉右衛門、モモケンvs伴虚無蔵、るいvs一子の勝負が画面を切り替えながら進んでいく。
モモケンが伴虚無蔵を討ち、ジョーの剣(箒)が吉右衛門の剣(ハタキ)に止められ、そしてるいが完成した回転焼きを一つお皿に載せて一子に「どうぞ」と渡して勝負がつこうとしたところで剣を受け止めている吉右衛門がバランスを崩して倒れる。
森岡が「大月」にるいを呼びにくる「奥さん!えらいこっちゃ!!」
るいが慌てて「あかにし」に飛び込むと腰を押さえる吉右衛門。
るい「すいません。主人がいらんことしたせいで…」
ジョーもペコペコと謝っている。
るい「あの…これ おわびのしるしです。売り物で申し訳ないですけど…」
袋に詰めた回転焼きを吉右衛門に渡そうとするが、ジョーが配っていたチラシをるいに見せ「いらん!こないな気色悪いもん。」と断る。
吉右衛門「もう許されへん。あんたらにはこの商店街出てってもらう。」
その言葉に「そんな…」と困っているるい。すると店の奥から吉右衛門の母・清子が出てくる。
清子「吉右衛門。そないにきつうに言うたらあきまへんえ。 あんたが調子に乗ってチャンバラなんかするから腰いわすんよ。」
るいとジョー、その言葉に並んで頭を下げる。
清子「回転焼き屋さん、初めはったんやてねぇ。大変やろけどお気張りやす。」
るいは清子の言葉に嬉しそうに頭を下げ、回転焼きを渡すと清子は喜んで受け取る。その様子が気に入らない吉右衛門は「お母ちゃん!」と制止しようとするが、
清子「何やの。あんた昔からあんこ好きやったやないの。」
吉右衛門「そうやけど。」
清子「昔は素直なええ子やったのに。年々お父ちゃんに似てくるんやさかい。」
清子が吉右衛門の父・吉兵衛の写真を見る。
「大月」に戻ってくるるいとジョー。
「大月」の前に人だかりができている。みんなそれぞれに「うちは3つ」「4つ」と回転焼きを買うのを一子が切り盛りしている。
るいが驚いて一子に声を掛けると「良かった。今なくなるとこやったんや。早う次の分焼いて。」
並んでいる客「野田さんとこの一子ちゃんがおいしい言うんやったら間違いあらへんわ。なぁ?」と他の客に話かける。
店に戻ったるいに「認めたるわ。どないな老舗のお茶菓子より1番おいしかった。」という一子に、笑顔のるい。
並んでいる客から「早う焼いて!」の声があがり「はい!」と答えるるい。それをジョーも笑顔で見ている。
あかにし。回転焼きを食べる吉右衛門のと清子。
吉右衛門「何や懐かしい味するなぁ。」
清子「ほんに…ふふっ おいしいなぁ。」
こうして少しずつ回転焼き屋「大月」は町の人たちに認められるようになりました。
And so,little by little,kaiten-yaki shop “Otsuki” came to be accepted by the townspeople.
夏。回転焼き屋にお客さんがやってくるのをるいが対応している。
<るいと錠一郎が「大月」をオープンしてからおよそひと月が過ぎました。>
「あかにし」の清子が買いに来て、「ご主人は?」
るい「買い物に行ってもろてます。」
清子は、吉右衛門のところにもるいのようなお嫁さんが来てくれたら良いのだけどとこぼす。吉兵衛が早く亡くなったので吉右衛門を働き詰めにさせてしまったという。
「あかにし」の店頭。ジョーと吉右衛門が2人でテレビを熱心に見ている。
画面には愉快な「けったい侍」が出ている。
けったい侍を見たジョー「何やこの人 似てますね。モモケンに。」
吉右衛門「当たり前や。これはモモケンのせがれや。桃山団五郎や。」
息子がいたのを初めて知ったというジョーに「そないなことも知らんと ようあないに滂沱の涙流してモモケンの死を悼んどったな。」と吉右衛門。
ジョー「面目ない」と笑いながら答えると清子が帰宅。
清子「あら大月さん?」
「こんにちは」と答えるジョーに「そろそろ『こんばんは』の時分やけど。お買い物は済んだん?」と清子。
空の買い物かごに気づき「あ〜っ!!」と叫んで走っていくジョー。
呆れたように見送っている清子と吉右衛門。清子が回転焼きを吉右衛門に渡すと「ありがとう」と嬉しそうに受け取る。
テレビの画面には「コンコンチキチン」とリズムよく踊る桃山団五郎。
[ TO BE CONTINUED ]
「カムカムエブリバディ」今日の感想
出ました「あかにし」ケチエモンさん!
ケチベエさんと言われた父を受け継いで…笑
母の清子さんが、安子編で京都の実家に疎開すると言ってましたがそのまま京都に残り、そのまま「あかにし」を始めたんですね!
若かりし頃のはんなり美人の清子さんが松原智恵子さんになるって…合いすぎてます。
そして吉右衛門ちゃんとジョーの友情!?も良い感じですね。
始めは疎ましがられていたジョーが一緒にテレビを見るようになり、そしてチャンバラまで!これからも良い感じで仲良くして欲しいです。
吉右衛門&清子のように時代を引き継いだのがモモケンさん。
スクリーンの向こうの人が、今度はブラウン管の向こうの桃山団五郎に。
団五郎さんの活躍も楽しみですね。
そして…危機を救ってくれる一子ちゃん。
カッコいいわ、やっぱり。
だけどそれも、るいが一生懸命思いを込めて美味しい回転焼きを作ったから。
ひとまずお店は軌道に乗ったようだけど、この調子で頑張れ、るいちゃん&ジョー!
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