朝ドラ「カムカムエヴリバディ」1月24日第58話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
[Night and Day] の前でるいとジョーが鉢合わせする先週の終わりのシーン。
「お前とは終わりや」と言われ、呆然とクリーニング店に帰るるい。
るいの買ってきた豆腐を入れたら味噌汁が出来上がると、帰ってきたるいを迎える和子と平助。
しかしるいが持ち帰った鍋には豆腐が入っていず、和子は不思議そうにする。
部屋に入ったるい。いままでのジョーとの楽しかった思い出が蘇っている。
[Night and Day] 小暮がジョーの話しを聞いている。横には奈々もいる。
小暮「ジョー 諦めるな。 そないな病気があんのかどうかバンドの連中にも聞いてみる。」
ジョー「ありがとうございます。でも…このことは誰にも知られたくないんです。」
小暮「サッチモちゃんは?結婚するんやろ?」
ジョー「るいには自分で話します。」
ジョーは[Night and Day]にいるとみんなに会ってしまうから、しばらく宿に泊まってこれからどうするか考えると言う。
ジョーはトランペットのカバンを小暮に差し出し、預かって欲しいという。
小暮「ジョー 大丈夫や。慣れ親しんだ大阪へ帰ってきたんや。きっと治る。」
ジョーは黙ってうなずく。
[Night and Day]にやってきたトミー。
通りの向こうにジョーが歩いているのに気づく。
旅館「月浜」の部屋に入るジョー。奈々もいる。
ジョーは奈々に、僕のことはいいから東京へ帰ってください。きっと今頃社長が僕の穴を埋める人を探して奔走しているだろうからと言うと、奈々は「その穴を埋める人材を探しに大阪に来た」のだと答える。
近くのホテルに泊まるから、何かあれば連絡をして欲しいと部屋を出ていく奈々。
そこに大きな足音が近づきふすまが勢いよく開けられる。
トミーが部屋に入ってきていきなりジョーの胸ぐらをつかむ。
トミー「何してんねん。えぇ?何してんねん。なぁ!何してんねんお前は!」
トミー「女にうつつ抜かして何もかも台無しにしたってか!
トミー「トランペットどこや?どこに置いてきたんや!トランペットも、トランペッター大月錠一郎も!」
しかしジョーの様子に、トミーは何か感じたような戸惑いの表情に変わる。
クリーニング店。平助がるいに、[Night and Day]の配達分が出来上がったと洗濯物を台に載せる。
るいは風呂敷を拡げ、包もうとしているが和子が「行かんでえぇ。あんた、あとで持っていき。」と平助に行くように促す。
るいはどうしてという感じで少しうろたえている。
和子「大月くんとなんかあったんか。」
泣き始めるるいを見て「それぐらいわかるわ。 言いとうなかったえぇ。せやけど心配なんや。おっちゃんもおばちゃんも。」平助も和子も心配そうにるいを見ている。泣き始めるるい。和子がるいの肩を抱き、怒りのような顔でどこかを見ている。
[Night and Day]の舞台で演奏するトミー。
椅子にすわり、ムーディな音楽のトランペットを吹いている。左手には酒の瓶を持ったまま演奏している。
おかしい様子に「どないしたん。あれ。」とベリー。
何が店に来て演奏を聴き始める。ベリーが気づいて「なんであいつが…」と苦々しい顔で見ている。
酒の瓶を片手に、ふらふらとした足取りでカウンターに腰掛けるベリーの隣にやってきたトミー。
ベリー「トミー、なんかあったん。」
トミーは答えず酒を煽っている。カウンターの小暮は何も言わずに見ている。
そこに奈々がやってくる。「ササプロの笹川奈々と申します。」
奈々「トミー北沢さん。コンテストでは準優勝でしたね。」
トミーは素っ気なく「それが?」と答える。
奈々「どうかしら?一度東京でステージに立ってみません?父がまた新人を発掘したいと言ってるんです。」
ベリー「あんた何いうてんの?東京でデビューすんのはジョーやろ?ジョーの話はどないなったん!!」
ベリーは席を立ち、奈々に追求するが、奈々は意に介さずジョーに東京行きについて一度ゆっくり話しがしたいと伝える。
配達しに平助が店に入ってくる。店内の、どこに行けばと言う感じで見ていると、響くトミーの声「ふざけんなよ。」
トミー「お前の親父がジョーを預かったんやろ。最後まで責任とれや!」
フラフラと立ち上がるトミー「なんやねん!訳のわからん病気になったからいうてゴミみたいに捨てやがって!」
カウンターの中から出てきた小暮がトミーを静止するがトミーはおさまらない。
聞いていたベリーは「病気?」と驚いている。
トミー「ジョーは治る!絶対治る!せやから空けとけ。録音スタジオもクラブのスケジュールも。ジョーが帰ってくるまで!」
話しを聞いて驚く平助。クリーニング店に戻り、るいと和子に話している。
話しを聞いて、そのまま飛び出していくるい。
旅館の部屋で一人たたずんでいるジョー。お客が来たと旅館の人がるいを通す。
るいはジョーの前に座る。
るい「なんでホンマのこと 言うてくれへんかったんですか?言うて欲しかった。一緒に…泣きたかった。一緒に苦しみたかった。私にできること何でもしたかった。」
ジョー「分かってたから…。そう言うって分かってたから言われへんかった。」
その言葉に何も言えないるい。
ジョー「るい。僕とおったらあかん。不幸にしたくない。」
るい「勝手に決めんといて。何が私の幸せか 勝手に決めんといて!」
ジョーは立ち上がり、座るるいの肩をつかみ部屋から追い出すように連れて行く。
るいは抵抗するが部屋から出されてしまう。
部屋のふすまを挟んで無言の2人。
お勝手でおにぎりを作るるい。
平助が店にやってきた人に気づくがどうしようという感じでいると、和子も気づき、るいに店に出るよう頼む。
客はベリーで、卒業式に着るスーツを持ってきたと言う。
るい「もう卒業なんですね。おめでとうございます。」
ベリー「何がめでたいの。もう私の青春は終わりや。」
ベリー「サッチモ。元気なん? もう気になって卒業どころやあらへん。」
るいは落ち着いた笑顔で答える「私は大丈夫です。」
平助と和子がずっと心配そうに2人の様子を離れたところから伺ってみている。
るい「諦めへんて決めたから。ジョーさんのこと。ジョーさんと幸せになること。」
笑顔でベリーから預かったスーツを確認するるい。
「カムカムエブリバディ」今日の感想
るいちゃん… 肝の座ったしっかりした子だわ。
そして奈々さん、疑ってごめんなさい。
奈々は恋ではなく、音楽、仕事に貪欲な女なのね。それはそれで…エグいけど。
朝イチの大吉先生もたしなめていたけど、舞台に酒を持って上がり、手にしたまま演奏するトミー。
プロとしては失格だけど、仲間のことを想う姿にはジーンときました。本当に良いヤツ。
土曜日のスタジオパークのゲストは竹村夫妻だったんだけど、和子さんがるいと竹村夫妻の関係を「かぐや姫」になぞらえて話していました。
子どものいない夫婦の元にやってきたるいという可愛い娘。
三人での暮らしは夢のように楽しい時間だったけど、最後はジョーという月にお返しする、と。
そう、「大月」錠一郎さん。
なるほどー!!ととても感心してしまいました。
るいが月の元へ帰るにはもう少し時間がかかりそうだけど、がんばれ、るいちゃん!
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