朝ドラ「カムカムエヴリバディ」1月17日第53話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」1月17日第53話 あらすじ・感想

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

るい(深津絵里)が一緒に選んだ赤いジャケットを嬉しそうに手にして、お礼を言うジョー(オダギリジョー)。

最初はコンテストに出るつもりがなかったけどサッチモちゃんと2人でアメリカに行くという夢ができたからと、コンテストに出て優勝するとるいに伝えるジョー。

夏。

ラジオから、笹川プロダクションが開催するトランペットのコンテストについての情報が流れている。

ラジオパーソナリティの磯村吟(浜村淳)がコンテストの出場者を一人ひとりについて話し始める。

るいや平助(村田雄浩)、和子(濱田マリ)はラジオに耳を傾ける。

「優勝候補と思うのは… しかし大本命はトミー北沢(早乙女太一)。」

固唾を呑んで聴いていたるいはがっかりする。

トミーのテクニックや華があることを褒めちぎるのを聴いて、「前に来たあの子はそんなにすごい人やったのか」と感心する和子。

るいはがっかりしながらも磯村の話しを聴き続ける。

「…そのトミー北沢のライバルと目されているのが大月錠一郎」

「私はこの人のプレーがとても好きでね。トミー北沢が太陽ならば大月錠一郎はまさに月!」と、そこでクリーニング店にひょっこりと現れたジョー。

噂をすれば!とジョーをラジオの方へ促されるジョー。

和子「今あんたのことラジオで言うてんで。」

磯村「闇夜に浮かぶお月さまのような彼の音が私は好きでねぇ」

好意的な磯村の言葉に、和子も「今のうちにサインもろとかんと」と浮かれている。

磯村「しかしどちらの実力が上かと言えばトミー北沢かと思います。光輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。ズバリ優勝は光り輝くトミー北沢でしょう。」

その言葉に落ち込むジョー。

暗い雰囲気になってしまったクリーニング店に、西山(笑福亭笑瓶)がご機嫌に歌いながらやってくるが平助と和子にぞんざいに迎えられ「シーッ」と静かにするよう促される。平助と和子が西山にあごで指した先にはるいとジョーが物干し場に並んで座り、話している姿が。

ジョーは、磯村はジャズの知識が豊富でジャズ界では有名な人であることをるいに話す。

るいはだからと言ってその通りになるとは限らないと励ますが、ジョーは自信がなくなってきたと落ち込む

そんな2人に西山が「ええもんやろ」と桃山剣之介の映画「棗黍之丞 妖術七変化」の割引チケットを渡す。

平助も、気に病んでても仕方がない、仕事はもういいから2人で観ておいでと送り出す。

思いがけずに映画デートで出かけるるいとジョー。映画館で並んで座る。

クリーニング店で仕事をしながら磯村のラジオを聴く平助。

まさにるい達が観に出掛けたモモケンの「妖術七変化」の解説が始まる。

映画が始まる。ジョーはホットドッグを持ち込んでいて、るいがハンカチをジョーの胸に掛ける。

映画は始まり、磯村の解説がかぶる。

条映が社運を掛けて作ったこの作品、磯村が言うには日本の映画史上まれに見る駄作なのだとこき下ろし始める。

クリーニング店でラジオを聴く平助と和子。

平助「おかしい思たんや。えらい気前ようぎょうさん割引券置いてくさかい。」

割引券の束を持ち「押し付けられただけやん」と和子。

映画はどんどん進んでいく。

ラジオの磯村はまだ映画の解説をしている。

映画に出てくる里が妖術使いに操られているという設定を「ばかばかしい」「妖怪たちのつくりがもうちゃちなことお粗末なこと」と一刀両断。

つまらないと言われている映画を、やっぱり面白くなさそうに観るるい、真剣に観るジョー。

映画の中では伴虚無蔵(松重豊)が妖術使いの悪の親玉として抜擢され演じているが、それもまた磯村は「大部屋の役者にすぎない伴虚無蔵をねなんでこんな大作に起用したのか」と疑問を呈している。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

るいは映画を眠りそうになりながら頑張って観ているが、ジョーは真剣に観続けている。

ラジオを聴いている和子は「こんなけったいな映画を大事なコンテストの前に見てしもて」とジョーの心配をしている。

映画は進み、クライマックス。

高笑いしている鬼の面をつけた伴虚無蔵の前に、暗闇から一筋の光が射したモモケンが登場する。

モモケン「暗闇でしか見えぬものがある。」「暗闇でしか聴こえぬ唄がある。」

ジョーは真剣に観ながら子どもの頃のこと、定一と空き瓶をラッパに見立てて一緒に口ずさんでいたことなどを思い出す。

真剣に観続けるジョーを不思議そうに見るるい。

映画が終わり、帰路につくるいとジョー。

映画の半券を大切そうに両手で持ち、じっと見ているジョー。

るいはそんな姿に不思議そうにしている。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

ジョー「勝つよ。サッチモちゃんのために戦うよ。」


あの荒唐無稽な映画の何が錠一郎にそう言わせたのか、るいにはさっぱり分かりませんでした。
Why that absurd film promoted Joichiro to say so, Rui didn’t know.

手を繋ぐ2人。


でも「きっと勝つ」という錠一郎の言葉をなぜだかるいは素直に信じることができました。
For some reason, Rui believed him when he said he was going to win the competition.

夏。るいの風鈴が揺れている。

クリーニング店に洗濯物を持ってやってきたてる子(春やすこ)

まだ早いのに店じまいをしていて「早いやん」というてる子に「おデートや」とおどける和子。平助と「若大将」を観に行くと言う。

和子「るいちゃん、あんたも支度せな」

てる子「るいちゃんもお出かけかかいな」

平助「ジャズのコンテストがあるんやて」

てる子「みんなでお出かけか。えぇこっちゃ。ほなさいなら」

出かける平助と和子を見送るるい。

平助「ワンピース、仕上げしてそこに掛けてあるさかい」

シャーベットカラーのピンクのワンピースが綺麗に掛けてある。

るいもクリーニング店を閉めようとしていると駆け込んでくるジョー。

るいは驚き、もう行っていないといけない時間なのではと戸を開くと、コンテスト用のシャツにべったりとケチャップ。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

どうして衣装を着たままでホットドッグを食べるんですか!と怒りながらシャツの染みを落とするい。

染みが落ちるかやってみるけど、だめだったら他のシャツを着て出るように言うと

ジョー「嫌や。サッチモちゃんが選んだ衣装で出る。」

呆れながら少し嬉しそうなるい。

シャツは綺麗にして後で届けるから、先に会場へ行くように言うるい。

駆け出すジョーに「頑張ってください。きっと勝って…ください。」とるい。

笑顔でうなずくジョー。


そして錠一郎とはそういう男なのです。
And that’s typical of Joichiro.
 

 

 

「カムカムエブリバディ」今日の感想

ラジオパーソナリティの磯村吟さん、なかなか手厳しいですな。

錠一郎の音が好きだと言ったかと思えば闇夜の月が光に勝つわけがないと。

桃山剣之介の主演する映画を超駄作とディスったりとなかなかです笑

安子編からずっと地味に絡んでくるモモケンさん。これってエンタメの世界で生きたい算太の物語の伏線かと思っていたけど…もしや、ジョーが時代劇好きってのを表現するため?

るいの娘のひなたのプロフィールに「父親の影響で時代劇が大好き」っていう記載があるのが気になります。

そしていよいよコンテストの日がやってきた!

そんな日にも安定のケチャップ!笑

可愛いなぁ。いや、るいの苦労はわかるけど。

だけどその上、「サッチモちゃんが選んだ衣装」にこだわるジョー。

ただただ可愛いなぁ。

明日はコンテストの様子かな?

目指せ、優勝!!

 

 

 

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