朝ドラ「カムカムエヴリバディ」12月13日第31話 あらすじ・感想
「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ
将校クラブをあとにする安子(上白石萌音)。
見送るロバート(村雨辰剛)がリボンがかかっている包みを渡す。
るいへのクリスマスプレゼントだと言う。
帰宅し、るいに渡すと大喜び。中にはお菓子が沢山入っている。
安子は稔(松村北斗)は大きい夢を持った人で、雉真の製品をアメリカで売りたいと英語を熱心に勉強していたとるいに伝え、お父さんからもらった自分の宝物だと英和辞書をるいに渡す。
「Merry Christmas」とお互いに言い合う安子とるい。
雪衣(岡田結実)がやってきて安子にお客さんが来ていると声を掛ける。
安子が玄関に出ると軍服姿の算太(濱田岳)だった。
<クリスマスに算太がやってきました>
安子は算太に今までのことをすべて話しました。
たちばなの家族の病死や戦死、稔との結婚、出産、そして戦死。
「安子ぉ!いっぺんに多すぎるじゃろ!」
「そうか。みんな死んだんか。まぁ4人一緒じゃったらそっちの方がにぎやかじゃろ。」と、騒ぎすぎて極楽から追い出されんようにと明るく写真に手を合わせる算太。
「安子。よぉ生きとってくれた」
安子も「お兄ちゃんが生きとって良かった」と泣きながら喜ぶ。
るいがやってくると算太は「可愛らしいのぉ」と膝にのせて喜ぶ。
[とある南の島。。。]モノクロで算太の戦地での様子が描かれる。
ジャングルの中でおはぎを見つけるがおはぎは向こうに行ってしまう。算太が追いかけるとチャップリンに扮した算太が登場。
チャップリン算太と軍服の算太。二人が楽しく踊り、チャップリン算太が背中を見せると「War is over」と書かれている。
「とまぁそねぇなわけで、わしゃあ戦争がとうの昔に終わっとったことを知ったわけじゃ」
その話しを聴いていた千吉(段田安則)と勇(村上虹郎)。「ご苦労さまでした」と頭を下げて算太をいたわる。
お酒を酌してくれる雪衣に、べっぴんさんだと算太は喜ぶ。
千吉は、金太が亡くなる前に算太の出征にも顔を出さなかったことを悔いていたと。算太に「悔いのないように生きてください」と伝える。
またダンスのお仕事を探すのでしょと言う安子に、「もうその必要ねぇじゃろ」と算太。
そして安子に、雉真繊維の嫁さんに収まり玉の輿にのっていることに「意外と策士じゃのぉ」と言い、そばにいた雪衣に「雉真繊維の親戚のわしと結婚しないか」と軽口を叩く。
あまりの言いように怒る安子に「死んだ親父が何思ゆうが知ったことじゃねぇ」と席を立つがそこに美都里(YOU)が通る。
避けて通ろうとする算太を抱きしめ「恋しいんじゃろ?お父さんとお母さんに会いとうてたまらんのじゃろう?」
算太のジャングルでの様子。
空腹でフラフラとしながら歩く算太。「目が回る。。。もう進めん。。。」
見るとおはぎが落ちている。つかもうとするが、もちろんおはぎはない。草を掴んだ手を見て、倒れる算太。
「父ちゃん。母ちゃん。どうやらわしゃ、ここまでのようじゃ」
すると小しず(西田尚美)が現れて算太に微笑んでいる。
「算太、久しぶりじゃね。元気しよった?」
「元気かどうか、見りゃわかろうが」
小しずは「もう戦争は終わっとるんよ。この先に港があるからそこで船に乗られぇ」と向こうを指差す。
「ホントにあんたはかしけぇようで抜けとるんじゃから。」と算太を抱きしめる小しず。
美都里に抱きしめられている算太。
「謝りてぇと思うよった。いままでのこと、父ちゃんと母ちゃんに謝って、それからわしのダンス、見てもらいてぇ思うよった。しゃあけど、わしゃもう何の気力も湧かんのじゃ。」
「あほじゃねぇ。生きとるだけでえぇんじゃ。自分らが死んでも、あんたが生きてりゃそれだけでえぇ」と美都里。
算太を抱きしめている小しず「算太。よう生きとってくれたねぇ。お母さん、もうそれだけで充分じゃ」
「母ちゃん・・・母ちゃん・・・」すすり泣く算太。
美都里が子どもをあやすように優しく抱きしめている。
「カムカムエブリバディ」今日の感想
算太がクリスマスに帰ってきた!!
本当に良かった…。
しかし、あんなに陽気だった算太が心を削られている姿に本当に戦争は嫌だな、絶対にもう起こしてはいけないということがよく伝わってきました。
そんな算太を救った美都里さん…。きっと「お母さん」には息子の思いがわかるんですよね。
一見すると相変わらずの気楽な発言をしっかり読み取り抱きしめた愛情に脱帽です。
それにしても算太の「母ちゃん・・・」と泣く様子が子どもが泣いているように見えて。濱田岳、恐るべし。
それと今日は、るいに上手く伝えられなかった英語を勉強している理由が落ち着いて伝えられてて良かった〜!
ロバートのおかげで敵国アメリカの言葉という枷が外れ、世界をつなぐ希望の言葉にきっと気持ちが切り替えられたんだなという笑顔で安子が話しているのが印象的でした。
クリスマスの静かな夜、みんなの気持ちが少し救われたようで本当に良かったです。
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