朝ドラ「カムカムエヴリバディ」11月12日第10話 あらすじ・感想

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」11月12日第10話 あらすじ・感想

「わし、あの子のことが好きなんじゃ」という勇(村上虹郎)の衝撃の告白。稔(松村北斗)への宣戦布告!?で終わった昨日。

…まぁ、勇が安子(上白石萌音)のことを好きなのは視聴者にはダダ漏れだったんで何も驚きませんでしたけどね。けどね、タイミングがねー。安子が政略結婚しろと言われ、稔がたちばな家に行き交際を申し込んで玉砕したそのタイミング。なんも言えねぇ。そんな気分の中での勇ちゃんの乱でした。

今日はその乱を起こした勇と稔のキャッチボールからスタートです。

「カムカムエブリバディ」今日のあらすじ

勇と稔がキャッチボールしている。

安子を好きだと勇から伝えられ、呆然とする稔。

そんな稔に、あんこ(安子)が兄さんを好きなのは知ってる、だけど兄さんが本気になるとは思ってなかった。いずれあんこを苦しめることになるってわかってただろう?と畳み掛けるように続ける勇。

稔は、昨夜安子の家へ行き、たちばなの両親に娘をよそにはやらんと言われた、自分の両親にも簡単には許してもらえるとは思ってない。これから誠意を尽くしてみんなにわかってもらう、と。

勇は今年が最後の夏だから甲子園もあんこも諦めないと稔に伝える。

朝、安子は基礎英語講座が終わると慌ててラジオ体操に駆けつけるがまた遅刻で吉兵衛(堀部圭亮)に怒られる。

そんなやり取りに吉兵衛の息子・吉右衛門(中川聖一朗)は、勉強をして遅れる安子にそんなきついことを言ったらいけないとたしなめる。

勇の弓丘中の野球部。ユニフォームの「YUMIOKA」はローマ字なのでいけないと当局からお達しがあったのでこれをつけるようにと「弓丘中」のワッペンを渡される部員たち。

たちばなの夕飯。職人のさぶが、召集令状が来たので店を辞めることを伝える。

夕飯の片付けをする安子と小しず(西田尚美)。これから若い人たちが戦争に行くことになると、音沙汰のない算太を心配している。小しずは安子に稔の様子も聞く。学生には召集が来ないから大丈夫だろうと安子。小しずはホッとしたような顔をしつつ、安子の気持ちもわかってるからもうきっと金太(甲本雅裕)もお見合いを進めることはないだろうけど、安子が傷つくことを心配していると伝える。

夏。全国中等学校優勝野球大会岡山大会。弓丘中が順調に勝ち進む様子のラジオがたちばなに流れている。たちばなでは砂糖が手に入らず、さつまいもやかぼちゃの甘味を生かしてお菓子を作ろうとしているが思うようにいかない。そんな中、ラジオからドイツとソビエトが戦争が始まったと聞こえ、更に肩を落とす金太。

弓丘中野球部では、文部省から全国的なスポーツの催しが禁止となり、甲子園も中止になったことが監督から報告される。泣き、落ち込む部員たち。

NHK カムカムエヴリバディ 公式Twitterより

神社の境内に座り込む勇。そこに安子がお参りに来る。様々なお祈りの最後「勇ちゃんが甲子園にいけますように」

勇は甲子園が中止になったと言い、安子は詫びながら稔が勇を褒めてた話しをする。

勇はふいに安子を抱きしめるが、ふりほどかれる。

勇「わしには野球しかなかった。兄さんに勝てるとしたら野球しか」振り絞るように話し走り去る。

冬。朝からラジオの基礎英語講座で勉強する安子。講座が終わると臨時ニュースが流れる。

12月8日、帝国陸海軍はアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入ったことを伝える。

<その日を最後に、「英語講座」はラジオから消えました>

 

感想

安子の実家で交際をしたいと伝えたものの玉砕し、そのままケロリとしていた稔にちょっと不信感を抱いていたみちよですが、雉真もたちばなも、両方の両親に誠意を尽くして認めてもらうという稔に安心しました。安心して安子を任せられます。

その点ではホッとして見ることができましたが、、、どんどん戦争の影に覆われていく雰囲気。美味しいお菓子も、打ち込んできたスポーツも奪われていくのは切ないですね。

そういう不安な状況だと、やっぱり安心を求め、より強く家を守ろうと思うから跡継ぎが…ってなるのかななんてことも思いました。

さてさて。今日も吉右衛門が良い具合に説明してくれてましたね。100年の物語をテンポ良く進めるのに、吉右衛門ちゃんの端的な説明セリフは恐ろしいほどよく効いてます笑。そのせいなのか、城田優さんのナレーションが少なめなのは残念ですが、吉兵衛さんの嫌味を制するのと話しを進めやすくするのに効果テキメン!吉右衛門ちゃん、来週もよろしく!!

twitter_朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

 

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」