朝ドラ「カムカムエヴリバディ」11月9日第7話

朝ドラ「カムカムエヴリバディ」11月9日第7話

「カムカムエブリバディ」今日の振り返り

和菓子屋たちばなに響く、「もなかがねぇたらどういうことだ!」という赤螺吉兵衛(堀部圭亮)の怒鳴り声からスタート。

たちばなの店頭には吉兵衛とその息子・吉右衛門(中川聖一朗・子役)とたちばな店主の金太(甲本雅裕)、妻・小しず(西田尚美)、そして安子(上白石萌音)がいる。

吉兵衛の剣幕に、「お父ちゃん、そんなきつう言うたらいけんで。考えてみられ。せんだって砂糖とマッチが配給制になったじゃろう。菓子ゅう作るんもままならんはずじゃあ。」

そこにしばらく家を出ていた算太(濱田岳)が帰ってくる。

古い映画のような無声の白黒映像。ダンスホールで算太が働く様子が映る。過去のことを説明しているシーンのよう。

ダンスホールに職を求めて訪れた若い女の子が門前払いされている様子を見て助けに行った算太、その子と一緒に楽しく踊りだし、まわりの踊り子たちから踊りを教えて欲しいと言われている。

橘家の茶の間で、そんなきっかけでダンス教師になったがダンスホールはその後、閉鎖になったことを説明する算太。

夜の茶の間での職人さんも含めた夕食。算太は菓子職人にはもどらず、しばらく小休止をしているだけだと話す。

茶の間にエンタツ・アチャコ(中川家)の漫才がラジオから流れる。

野球の実況ネタが、それまで使えていた英語が使えず日本語にしていることでおかしくなっている。敵性語を使えない状況が強まってきている。

たちばなの店頭でお使いにきたきぬちゃん(小野花梨)の応対をする安子。お正月に稔(松村北斗)は帰ってくるのか聞かれていることから、年末近いことがうかがえる。

立派な料亭の部屋。雉真千吉(段田安則)が海軍主計中佐の神田(武井壮)に稔を紹介している。

神田の口利きで、雉真への軍服の発注が増えたよう。今後、稔に会社を任せていきたいから紹介したという。

たちばなの店頭で暇そうに店番する算太。そこに金太が商品を並べに来る。

算太はお菓子をつまみ食いして、「神戸でも大阪でもうちよりうめぇ菓子、食うたことねぇ」と言ってぷらりと出ていく。

その言葉に、本当はたちばなの菓子職人に戻りたくでも言い出せないのかと気をもみ始める金太。

算太が街へ行くときぬちゃんの父・水田卯平(浅越ゴエ)と遭遇。ほんの立ち話をして分かれると、卯平に話しかける人物(徳井優)。たちばなを知らないかと聞かれ、それならあそこに息子が…と卯平がさっき算太と話していたばかりの方を指差したがもう算太はいなくなっていた。

「Dippermouth Blues」におはぎを差し入れた安子。柳沢定一(世良公則)はとても喜んで食べている。息子の健一(前野朋哉)がたちばなと言うことは算太の妹かと聞いてくる。何か迷惑をかけたのかと慌てる安子に、健一は「直接ってわけじゃ…」とお茶を濁す。

安子が帰宅すると、職人たちが算太を探して右往左往している。

たちばなに入るとさっきの男が算太にお金を貸していたのは自分だけでなく、ダンスホールでは給料の前払い、さんざん貢いたのに黙って姿を消したと泣く踊り子もたくさんいると怒鳴っている。そして金太から手渡されたであろう厚みのある茶封筒を持って男は出ていった。

金太は、算太はもうたちばなの人間じゃないと小しずに言い捨てる。

算太は再び姿を消した。

 

感想

えぇーっ!!濱田岳くんの再登場に喜んだのもつかの間、もうどっか行っちゃったの!?

朝ドラあるあるでお父ちゃんがろくでなしってのは本当によくあるけど、まさかお兄ちゃんがどうしょもないとは!

だけど算太は明るく周りを楽しい気持ちにさせる人物なんですよね。きっとだからこそ人がいっぱい集まり、ついつい調子の良いことをしてしまうんでしょうか?

算太が再び帰ってくる時は、とりあえずお父さんの金太さんと揉めることは間違いなしですが、何か良い土産ばなしがあることにも期待したいです。

そして立派なお兄ちゃん代表のような稔さん。お父さんは雉真を稔に渡すべく、しっかりと道筋を作り始めています。

この2人の対比も面白いです。だけどこの2人の長男坊の今後の行方がきっと安子と稔の行く末に繋がっていきそうですね。

 

 

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