朝ドラ「ちむどんどん」5月30日 第36話 あらすじ・感想
「ちむどんどん」今日のあらすじ
1973年(昭和48年)10月
<暢子(黒島結菜)がフォンターナで修行を始めてから1年半。前菜の一部を任されるまでになりました。>
暢子の料理を試食する二ツ橋(高嶋政伸)「上出来です。」
その言葉に大喜びする暢子。
<智(前田公輝)は食材の卸売業者で修行中。フォンターナにも出入りしています。>
食材を厨房に運び入れ、手伝う暢子やスタッフたち。
オーナー・房子(原田美枝子)のお客さまにお茶を出しに行く暢子。
房子の元に来ているのは大学教授で、2人でイタリアの歴史について話している様子を見てびっくりしている。
暢子は小学校しか出ていないという房子が教授と肩を並べて話していることに驚く。
二ツ橋は、房子から料理人は料理だけではダメで地理 歴史 哲学 美術 文学や科学まで、幅広い分野の知識が必要だと教えられているという。
比嘉家。ラジオで音楽を聞きながらオーディションのチラシを見ている歌子(上白石萌歌)。優子(仲間由紀恵)の「ただいま」の声で慌ててチラシを隠す。
優子はお腹の大きい良子(川口春奈)と博夫(山田裕貴)を連れて帰ってくる。
博夫の福岡での研修会での間、良子は帰ってきたよう。
良子は出産を機に仕事を辞めるという。
養豚場で働く賢秀(竜星涼)。
養豚場の娘・清恵(佐津川愛美)は賢秀をあまりよく思っていないようで睨んでいるが、賢秀はあまり気にしていないようで「豚の世話をするために沖縄から出てきたわけではない」と、すぐに出ていくよと話す。
共同売店の公衆電話から「あまゆ」の暢子に電話をする歌子。歌子は相談したいことがあると話すが、就職先のことなどを話しているうちに10円玉が足らず電話が切れてしまう。
暢子の様子を見ていた三郎(片岡鶴太郎)。歌子が体が弱いと聞き、一度ちゃんとした医者に診てもらったほうが良いのではないかとアドバイスする。
電話が切れて相談はできなかったが、「受けてみようかな」とオーディションのチラシを見る歌子。
[アッラ・フォンターナ] ホールから戻り、ため息をつく暢子に「どうしましたか」と二ツ橋が声をかけると「正直、ホールは苦手なんです。」と暢子。
それを耳にした矢作(井之脇海)は仕事に好き嫌いするなと次の料理を渡してホールに送り出す。
演劇評論家の淀川と東洋経済新聞の田良島が食事をしている席で、あいさつする房子。
淀川の連載が始まるにあたり、決起集会をしているという。
料理を運んできた暢子。その料理の香りをかぎ、質問をする淀川に、「そういうことは…。おいしいですよ〜。」と答える暢子。
田良島の部下の「ピザはないんですか?」の言葉に、私もピザを置けば良いという暢子に「この店でピザを出すわけがない!」と淀川。
淀川は暢子にイタリアの地図を見せ、パルマはどこだ?ナポリは?この店の名前[アッラ・フォンターナ]の意味と由来は?と次々と質問をするが何ひとつ答えられない暢子。
その様子に気づき、やってきた房子。暢子に下がるように伝え、淀川に頭を下げる。
オーナー室で暢子にクビを告げる房子。暢子は慌ててどうしてかと聞くが、「あなたはこの店で働く資格がない」
暢子はウチナーグチが抜けないからかと聞くが、それは個性だから尊重するが、時と場合をわきまえての会話、言葉遣いができなければ客商売はやっていけないと伝える。
しかし、東洋新聞でボーヤ(雑用のアルバイト)をしてある程度の評価をしてもらえたら、クビは撤回してあげると条件をだす房子。
東洋新聞学芸部でこまごまとした雑用を次から次へと頼まれる暢子。
[ つづく ]
「ちむどんどん」今日の感想
今日気づきました。設定なんだと。設定の問題なんだと。
最初から、ちょっと呑気な大してやる気もなく料理人の世界を呑気に夢見て東京に出てきてシェフを目指す、って言ってくれてたら違和感もなくもう少し穏やかな目で応援できたのではないかと。
それならホールが好きじゃない、ふーっ!とかため息ついてんなよ!とか思わなくて済む。
房子さんと暢子のやりとりって、日テレでやっている「悪女(わる)」と似た構図なんですよね。ドラマ版はかなりコンパクトに話しが進んでいるけど、原作の漫画は主人公・麻理鈴が謎の先輩・峯岸さんの指図で動き、あっちの部署、こっちの部署と渡り歩いて出世を目指す話しって感じで。
でも悪女の場合、麻理鈴が最初からちょっと世間とずれた感性だってのがわかっているから、違和感なく安心して見ていられて。
そうなのだ。暢子のやる気を信じちゃいけないのだ。
オッケー、明日から少し穏やかに見守れるかもしれない。
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