朝ドラ「ちむどんどん」4月12日 第2話 あらすじ・感想

朝ドラ「ちむどんどん」4月12日 第2話 あらすじ・感想

「ちむどんどん」今日のあらすじ

NHK ちむどんどん 公式Twitterより

1964年(昭和39年)

<本土復帰前の沖縄。本当北部のやんばる地域のとある村で暮らす暢子はおいしいものが大好き。>

良子がニーニー(賢秀)を起こす声。良子に言われ、暢子が賢秀の寝ている蚊帳に潜り込み布団を引っ剥がして起こす。

賢三(大森南朋)と子どもたちが太陽に向かって並び手を合わせる。

賢秀に「毎朝 何をお祈りしてるわけ?」と聞かれ「お願いしたいことと謝らないといけないことがあるわけさ。」と賢三。

家族みんなが幸せに暮らせることを願っていると言うが、謝らないといけないことには口をつぐむ。

優子(仲間由紀恵)がやってきて「うちら畑に行くからみんなお願いよ」と子どもたちに声をかけると、暢子は「豆腐行ってくるね」と走り出す。

大きな鍋をぶら下げ、「すながわ豆腐」にやってきた暢子。

豆腐屋の長男・智(さとる)に「おはようさとる」と声をかけ「呼び捨てにするな。俺は中学生 お前は小学生。」と言われるが気にしない暢子。

<暢子が毎朝買いに来る沖縄の豆腐は薄い塩味で独特なものです。型に入れて固める前のゆし豆腐も人々に愛され沖縄の食卓に欠かせない存在です。>

できたてのゆし豆腐を丼によそい、暢子に渡す智。

暢子は笑顔ですすり込み、智も嬉しそうに「うまそうに食べるな。」と見ている。

智の弟の旭(あきら)とサチ子が顔を出し、たまには豆腐以外のものも食べたいと文句を言うが、智は「芋もあるだろ」

家の奥からだるそうに出てきた智の母・玉代「暢子ちゃん 智を学校に誘ってやって。いくら言っても全然行こうとしないしさぁ。」

智「学校行くより俺は人より先に商売覚えて いっぱい金をもうけるからよ。」

浮かない顔で登校する和彦。

暢子が声をかけ、東京でどんなものを食べているのか、おかしの種類もたくさんあるのかと質問攻めにするが、和彦は何も答えず暢子を避けて行ってしまう。

去っていく和彦を見ながら暢子「諦めないからね。」

ウージ畑(サトウキビ畑)でせっせと仕事をする賢三、優子、賢吉(石丸謙二郎)、賢吉の妻・和恵。

飛行機が爆音を響かせて頭上を飛んでいく。

畑の作業を休みお昼を食べる賢三たち。

通りがかった豆腐屋の旭とサチ子に声をかけ、自分たちのおにぎりをあげる優子。

旭たちはとても喜ぶが賢吉は「お人好しもいい加減にせ。食わずに働けるか!」

智がやってきて、旭たちに「何やってる!」と叱り、賢三におにぎりを勧められても「俺は大丈夫です。」と断り、ありがとうとお礼を言い帰っていく。

賢吉「父親に死に別れて 去年おじぃを頼ってこっちに流れてきたのに そのおじぃもすぐに死んでしまって。」

和恵「母親も病気で寝込んでるんだよね。」

「えっ! いつから?」と心配する優子。賢吉は「余計なことを教えるな。」と和恵を叱る。

賢吉は、賢三と優子にお前たちも借金を抱えて4人の子どもたちを育てているのだからと人のことどころじゃないだろうという感じでたしなめる。

夕飯の食卓に美味しそうな煮魚と刺し身のご馳走が並ぶ比嘉家。善一のところからのおすそ分けだという。大喜びで自分のだと取り合う子どもたちに対し、浮かない表情の優子。

優子「これ 砂川さんの家に…。」

賢三「やっぱりそう来たか。」

優子「智の家は今 お母さんが病気でとっても困っているよね。」

それじゃあ自分たちの晩御飯は?こんなご馳走めったに食べられないのに!自分もこれは食べたい。と子どもたち。

優子「でもね… もし もしもお父ちゃんとお母ちゃんが病気になって働けなくなったらみんなもおんなじように困るんだよ。」

ご馳走を目の前に考える子どもたち。

暢子「行こう!冷めないうちに。」

賢秀「アキサミヨー。」

砂川家にやってきた比嘉家の全員。

ありがとうございますと頭を下げる母・玉代と智の後ろで、早速美味しそうに食べ始めている旭とサチ子。

玉代はうちにはこれしかなくてと優子に豆腐を渡す。

帰ろうとする比嘉家。賢秀は智に「ヤマトンチュに相撲をならわそう」と声を掛け、帰っていく。

夜。縁側で三線で「椰子の実」を弾き語る賢三と歌子。

優子は薄暗い明かりの下で糸作りをしている。

比嘉家に挨拶しにやって来た青柳史彦(戸次重幸)と和彦。

賢三と歌子の三線に興味を示す史彦。歌子の三線は賢三の手作りだと話す暢子。

史彦がお菓子を優子に渡そうとすると、横から暢子がひょいっと取り、「東京のお菓子?」と大喜びする。

史彦は優子が作業していた糸作りにも興味を示す。

優子は「これが芭蕉布の着物になるんです。」と説明する。

史彦が写真を撮ってもいいか優子に聞いていると和彦は「もう帰っていい?」と帰ってしまう。

早速史彦からのお菓子を食べている子どもたち。モナカを食べて「東京のあんこはサラサラしておいしいさぁ。なんかちむどんどんする!」と幸せそうな暢子。

子どもたちもすっかり寝静まり、縁側で飲んでいる賢三と史彦。優子もつまみを出して一緒に話しに加わる。

戦後の闇市で働いていたという賢三に、闇市は今となっては懐かしい想い出だと史彦。

優子「先生の民俗学というのはどんな学問なんですか?」

史彦「昔の人の生活やしきたり 文化や芸能を調べたり 聞き集めて未来に伝えていく。まぁ そんなところです。」

優子「それで今回は沖縄に?」

史彦「戦時中 陸軍の幹部候補生で沖縄の部隊にいたんです。でも 米軍が上陸する前に配属替えになって。あの時 もしここに残っていたら今の私はいなかったでしょう。」

賢三「自分は 中国をあっちこっち…。」

史彦「今でも時々申し訳なく思うことがあります。生き残ってしまったことを。」

賢三「自分も生きている限り謝り続けないといけないと思っています。」

史彦「私は子供に そのまた子供にと沖縄のことを語り継いでいく。それが生き残った私の氏名です。戦争で焼け落ちる前の首里城を忘れられません。本当に美しかった。」

優子「首里城は 何度か親に連れて行かれて。うち 実家 那覇なんです。」

史彦「じゃあ 19年の空襲で?」

優子「はい…。」

表情が曇る優子を見て、史彦「すみません 立ち入ったことを。」

じゃあそろそろと、遅くまですみませんと帰る史彦。

何か思う優子を心配そうに見る賢三。

夜中。目が覚めた暢子。すすり泣きが聞こえ、起きて見に行くと優子が泣いている。優子をなだめるように肩を抱いている賢三。

<暢子は何か見てはいけないものを見てしまったような気がしました。>

[ つづく ]

 

 

「ちむどんどん」今日の感想

えー! あんなごっそぉあげちゃう!?(まだカムカムが抜けていない…)

優子さんの気持ちはわかるけど… えぇーっ

だけどその後の物語から察するに、優子さんは戦争でご両親を亡くしてとんでもないご苦労をされてきた感じがする。

だから子どもたちにも、お父ちゃんとお母ちゃんに何か会ったときでも周りの人達から手を貸してもらえるように、叔父の賢吉さんに眉をひそめられるほどのお人好しをしてるんだろうな。

だけど、あのご馳走は食べたかったよね。智の気持ちも気になる。おにぎりさえも断っていた智、あんなご馳走を心から喜ぶとはちょっと思えない。

お父さんと歌子が三線を引きながら歌っていたけど、これからもドラマの名物になりそうな予感。

東京の和彦の思春期も爆発してるけど、少しずつ仲良くなれるのかな?

明日も楽しみに待ちます。

 

 

 

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