朝ドラ「ちむどんどん」4月11日 第1話 初回 あらすじ・感想
「ちむどんどん」今日のあらすじ
1971年(昭和46年)沖縄。
青い綺麗な海。海の近くの木からシークワーサーをもいで取る暢子(黒島結菜)。皮を剥き、美味しそうに頬張り木を見上げている。
高いところになっている実に手を伸ばす暢子。7年前の小さな暢子に切り替わり、手が届かなくジャンプしている。
その様子を見て笑いながらやってくる、暢子の父・賢三(大森南朋)。
賢三「ここのシークワーサーは一番おいしいからな。」
暢子「世界で一番!うちは世界中のおいしいものを全部食べたい。」
賢三「だけど小学生にはまだ無理やさ。」
暢子「6年の男子には取れる人もいるよ。」
賢三「暢子はまだ5年生の女の子。」
暢子「学校では女らしくないっていわれてるんだのに。」
賢三「言いたいやつには言わしておけばいいさ。暢子は暢子のままで上等。自分の信じた道を行け。まくとぅそーけー なんくるないさ。正しいと信じて筋を通せば答えは必ず見つかるからよ。」
母・優子(仲間由紀恵)、兄・賢秀、姉・良子、妹・歌子がやってくる。
暢子はお使いしてきた鍋で買ってきたゆし豆腐を嬉しそうに見せる。
賢秀が「暢子、おうちまで勝負!」と、かけっこをして帰っていく。
良子も一緒に走り、歌子も一緒に走り出そうとするが優子に熱が下がったばかりだと止められる。
豊かな自然の中、走る3人を空から追う綺麗な映像。
ナレーション(ジョン・カビラ)<これは 沖縄本島北部「やんばる」と呼ばれる地域のある家族の物語です。>
山の中、川の脇を走る賢秀、暢子、良子。シーサーの祀られた家に駆け込んでいく。
食卓に優子が作りたてのゴーヤ・チャンプルーを出し、家族みんなで「いただきます」と手を合わせると一斉に箸を伸ばしおいしいと食べ始める子どもたち。
<子供の頃 家族と食べたおいしいもの 共に過ごした想い出は きっとその後の人生に勇気を与えてくれるはずです。>
[オープニング テーマ曲:三浦大知『燦燦 さんさん』]
豚のアベベとアババの世話をする賢秀。アベベははだしのマラソン選手にちなんで名付けたという。
賢秀「最高にかっこいいから、大事な大事なこいつの名前にしたわけさぁ。」
豚の世話を終えた賢秀に、優子「賢秀は偉いねぇ。毎日ちゃんと世話してからに。」
良子「豚の世話だけ。あとは何もしない。お母ちゃんはニーニーに甘すぎなわけよ。」
学校に出かけようとする暢子が優子に夕飯にはフーチャンプルーが良いと、手伝う約束していると賢秀「だからよ。目当てはつまみ食い。暢子は食い意地が張ってるから。」
賢三が歌子を連れてやってくるが「まだ熱っぽい顔をしている」
手を歌子の額と首に当てる優子「もう下がっているさ。」
賢三は「おうちで休んでいるか?」
歌子「今日は行きたい。音楽の授業があるのに。」
まだ準備が出来ていないと慌てる賢秀。
そこにやってきた共同売店の責任者でもある善一(山路和弘)とまもる。
今日、ヤマトンチュの東京の大学の先生が中学生の息子を連れてやってくると話す善一。言うと「もう行かなくちゃ」と急いで行く善一。
<沖縄本島北部は山が多くやんばる地域と呼ばれます。物語の舞台はやんばるのとあるのどかでひなびた地域です。>
「行ってきます!」と元気に学校へ出かけていく子どもたち。
学校に行く途中、やってきたバスから見つからないように隠れ、善一が出迎えているヤマトンチュを「初めて見たさ。」と言いながら見ている子どもたち。
すると賢秀が駆け出し「おーい!ヤマトンチュ!こっち向け〜!」とからかう。そして逃げろ!と妹たちにも声をかけ、走り始める。
なんなんだと言う表情で見ている、先生・青柳史彦(戸次重幸)の息子・和彦。
学校へ向かう子どもたち。道端には「1$」と書かれたパイナップルを売っている人。
<ときは1964年9月。まだ沖縄はアメリカの統治下で車は右側通行 お金がドルが使われています。東京ではこのころ カラーテレビ クーラー 自動車が一般家庭にも普及し始めていましたが この集落にはまだ電気が通ったばかり。小学校は中学校と一緒になっていて全校生徒は100人あまり。>
登校した賢秀は、校庭で遊ぶ仲間に混ざると「ヤマトンチュ見たよ!」
仲間たちは「まさか?」「しんけん?」「どんな人?」と興味しんしん。
賢秀「靴下はいてる。」
仲間「まさか!」
シークワーサーの皮を剥く手。暢子がかじっている。
<さて この物語の主人公 暢子はどんな子かというと… >
体育の授業。リレーのバトンが回ってくるのを待っている暢子。ポケットにシークワーサーをしまっている。
リレーは一番ビリで順番が来たが、激走し前に走っている全員抜いてトップでゴールする暢子。
喜んで駆け寄ってくるチームメイト「良かった、暢子とおんなじチームで。」
暢子「うちはシークワーサー食べれば無敵さぁ。」
負けてしまった男子たち「おてんば!女は女らしくしれ!」
あかんべをする暢子。
国語の授業中。「セロひきのゴーシュ」を朗読するクラスメイトの声が響く。担任の先生がなにかに気づいて歩き出し、寝ている暢子の頭をプリントで軽くはたく。
慌てて飛び起きる暢子「いただきます!」
クラスに笑いが起きる。
机に置かれている暢子の「おいしいものノート」を見つけ、読み上げる担任「サーターアンダギー。お母ちゃんのフーチャンプルーはフーに味がしみこんででーじあまい。卵もフーもフワッフワだから…」
暢子「お腹すいた…。」
村の共同売店。店のベンチで井戸端会議をする優子と近所のおばちゃんたち。
<村に一軒だけの日用品を扱う店は共同売店。地域のみんながお金を出し合って作ったお店で 利益が出たらみんなで分配する仕組み。郵便や電話の取り次ぎなどいろんな役割を兼ねています。>
優子とおしゃべりする安室のおばぁ(あめくみちこ)と新垣のおばぁ(きゃんひとみ)。
畑に出たいけど腰が痛くてと話す安室のおばぁに、困ったときはお互い様だからいつでも言ってという優子。
そんな会話を見ている賢吉(賢三の叔父・石丸謙二郎)「優子さんは相変わらずのお人好しヤッサー。」
賢三は、優子が困っていた人に野菜をあげてしまい気がついたらうちのおかずが何もなかったと話しみんなと笑い話にしている。
賢吉「そのうち 誰かに騙されるよ〜。
共同売店に帰ってきたきょうだいと、善一のところの早苗。
歌子は善一の妻・キヨに「ラジオつけていい?」と聞き、ラジオを聴き始める。
お店のノートを手に取る良子「このノート買って!もっと勉強して必ず先生になるから。」
サーターアンダギーを手にした暢子「うちのアンダギーが先!サーターアンダギー。」
賢三と優子におねだりする2人。
賢三「分かった分かった 買ってあげるから。」
良子と暢子はヤッター!と喜ぶが、困った顔をしている優子。
善一が「ツケでいいよね。」と声をかけ、「すいません」と賢三。
何かを手に持ち「あった!ついに沖縄にも上陸した!」と賢秀。
賢秀「マグネット・オーロラ・スーパーバンド 一番星!」
箱を開けて取り出し頭に付けながら「宇宙磁石のパワーでどんどん頭がよくなる魔法のバンドさぁ!」
そんなわけないと呆れてみている妹たちを気にせず、優子に「これで俺は沖縄の一番星になるわけさ!」と賢秀。
賢三はそんな無駄遣いではなく他のものをと勧め、優子も新しいズックが欲しいって…と言いかけると「ズックは我慢するから。スーパーバンドを買ってください!」
優子「しょうがないねぇ 今回だけだよ。」
許してしまった優子を驚いて見る賢三「えっ 買ってあげるわけ?」
笑ってみているおばぁたち。暢子はもう店の外でサーターアンダギーを食べて「おいしい!」と喜んでいる。
海辺にいる子どもたち。茹でた貝にシークワーサーを絞る手。
<このころ やんばるの子どもたちにとって 山や海で『遊ぶ』というのは『食べる』ということでした。>
貝を食べて「わっ でーじおいしい!」と喜ぶ賢秀。良子も「さすが暢子」と喜んでいる。
近くの岩に座り、本を読み始める和彦。
気づいた子どもたちが駆け寄り、暢子は貝を「これ あげる! 食べたらおいしすぎてちむどんどんするよ!」と差し出す。
和彦「ちむどんどんって何?」
暢子「ちむどんどんは… ここがどんどん。」
胸を指す暢子。
良子「心が ドキドキするっていう意味。」
なるほどという感じで和彦が頷いていると、持っている本に手を出し「『少年ダッシュ』ちょっと借りよう。」と賢秀。
和彦「駄目だよ まだ全部読んでないから。」
賢秀「アキサミヨー。」
暢子「ねぇ東京には どんな美味しいものがある?いつもどんなもの食べてる?」
和彦「やっぱり沖縄になんか来るんじゃなかった。」
兄妹たちから離れ帰っていく和彦。
賢秀「何かあれ。」
良子「何か 傷ついたね。」
海に向かって走る暢子。両手を広げ「東京のおいしいもの食べたーーーい!」
[ つづく ]
「ちむどんどん」今日の感想
ちむどんどん初回終了!
実は今朝、目が覚める時に頭の中に響き渡った ♪きみといつか 仲良くなれるかな〜 ってアルデバラン!!
そんな目覚めで新しいドラマに入り込めるんかいなと思ったけど、華丸さんも言うように「王道の朝ドラ!」って感じで気楽に楽しむことができました。
初回だから各登場人物のキャラクター紹介って要素がとっても強かったですね。
娘たちに甘いお父ちゃんと、息子に甘いお母ちゃん笑。
あのバンドはさすがにやめときなさいよ、って感じだったけど。きっと成長し、朝ドラの王道キャラ、ちょっと駄目な憎めない身内、って感じになるんでしょうね。
ちむどんどん、って心がドキドキするって意味だったんですね。なるほど。なんとも可愛い響き。
ドラマ内に沖縄の言葉が色々と出てきたり独特なイントネーションで、聞いててとても新鮮です。
今日出てきてわからなかった言葉「アキサミヨー」を調べたら、驚いた時や呆れたときに思わず口にする、「あらまぁ」って感じだそう。
なるほど。ヤマトンチュの和彦の警戒してる感じがアキサミヨーなんだね。
でもまぁ、和彦からしたらヤンバルの方がアキサミヨーなのかもね。いまのところ。
さてさて。賢秀vs和彦のバトルがいつか勃発しそうな気がするけどどうなっていくでしょう。
明日も楽しみです!
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